2度めの課長島耕作がライトすぎていまさらながら勉強になる
ネット無料マンガで課長島耕作をよんでみました。
20年前くらいに一通り読んで今回2回めです。
運転仕事の合間に読むほどにカジュアルさはないので、5分くらいくるまをとめてしっかりと読む。休憩にならない。
大体女とねんごろになって女の力で仕事を成し遂げていくストーリー展開。
2回めの感想も同じ。しかし20年たって島耕作の凄さがわかってきた。
とにかく島耕作がライト。
妻と仕事先の広告マンが浮気しているらしいと気がつくが、スルー。
その妻に買ってきた指輪を飲み屋の女の子にあげちゃう。
会社の部下に関係を迫られ情事を録音されていても、「彼女のがウワテだった」ですますことができる。
カリフォルニアで一時関係のあった女が「子供ができた」と島につげたときも即座に「Congratulation」ということができる。
フィリピンの財閥令嬢と仮面舞踏会で関係を持ち、同じ会社の同期トップの男に思いを告げられたりする。その男は、フィリピンで島と車に同乗中、射殺される。その男が死ぬまぎわ島は「おれも愛している」という。
このライトさプライスレス。
いま、彼は部長になっているが部長になってからもカリフォルニアの女と自分の子供をプロデュースして実績をつくったり、京都の女と再開したりたのしくやっている。
島耕作のすごいところは他の男と違って、よけいな執着や、噂話や悪口は絶対言わないところ。
一番ねんごろになった大町久美子がワインブローカーに寝取られても、「俺には君を縛ることはできない」と引きさがる。
自分がプロデュースしたワインを「このすごいワインしってますか?」ときかれたとき「しっています」としか答えない。
その後、大町久美子は島のもとに帰ってきて「私達は永遠の恋人」といったりする。
さて、こんなことできるのか?
と自問自答する
できるわけない。
妻が浮気していたら発狂するだろうし、部下がやばい場面を録音でもしていたらいても立っても居られないだろうし、子供ができたといわれたら消えたくなるし、同性に告白されたら必死に逃げる。
懇ろな彼女を寝取られたら、発狂するし自分のプロデュースしたワインが褒められれば自慢したくなるだろう。
島耕作がもてるわけだ。とおもう。
20年経っても全然面白い。ただ島耕作はふわっふわにライト。
だけど1話ごとの話はヘビーなので、休憩にならない。
休憩にならない、島耕作 おすすめです。
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