フィットネス界のタブー「ステロイド」についての真実 【1話】
この記事を読めば、誰でもステロイドついて本質を理解できると思います。
フィットネスにおいて「ステロイド」は絶対に考えておくべき問題ですが、真面目に語れる人間は少ないです。
薬物が蔓延しているフィットネス界ですが、ステロイドについて語ることは難しいのです。フィットネスに従事している人間は、肯定するわけにもいかず、否定をしても同業者の誰かを批判することになるからです。
結果、大半の人間は、真剣に考えようとしない上に、黙って興味のないふりをすることしかできないのです。
一方で、発言する一部の人間もいますが、残念ながら大半はこのような意見ばかりです。
・ドーピングはいけないことだからダメ。
・全員使っていれば、一周回って平等。
・本人がリスクを取っているのだから、他人が指摘することではない。
・ドーピングするのはいいが、ナチュラルと嘘を付くのはよくない。
・逆に副作用のリスクを取っているのは尊敬する。など
「お前は中学生か?」と聞きたくなるような馬鹿すぎる意見をプロトレーナーが真面目に語っているのが現状です。
ステロイドについて意見がない人間はフィットネス界にいるべきはない。
肯定派か否定派だろうが、考えているわけですから、上のようなことを主張できる人間はまだマシでしょう。
なぜなら「興味がない」「どうでもいい」「無関心」という姿勢で全く考えようとしない人間が大勢いるからです。つまり、そもそも問題意識さえない人間が大勢いるということ。
キツい言い方で申し訳ないですが、正直言って、トレーナーなど仕事としてフィットネスに関わる人間が無関心であったり、意見を言えないのであれば、もう完全にクズとしか言いようがありません。
そんな人間が「筋トレを広める」と真面目に言っているから私は呆れてしまうのです。この問題に対して真剣に向き合わない人間がフィットネスの未来について語っても、ただのポジショントーク(金儲け)でしかないありません。
フィットネス業界は本当にドーピング汚染されているのか。
世界のあらゆる競技の中で、最もドーピング汚染されている競技は、フィットネスだと言っていいでしょう。
現状、ボディビルやフィジークにおいて、人気団体のトップ選手になるためにドーピングが必須という状況は、フィットネス業界にいる人間であれば、表では言えなくても本心で否定する人はいないはずです。
○FBBなどを引退した一部のプロ選手は、自分たちがドーピングしていたことを語っています。日本でも、JOC( 日本オリンピック委員会)の加盟団体で、継続的に違反者を出しているのはJBBFだけです。WADA(世界アンチ・ドーピング機関 )で陽性になる選手もボディビルはとても多いです。
ドーピング検査のある団体と検査のない団体のトップ選手の筋肉量の差は20〜30kg程度もあります。これは筋トレを全くしないガリガリの一般人とナチュラルで限界まで鍛えた人間の筋肉量の差よりも大きいです。
私は過去に大学でスポーツ科学を学んでいて、今では同級生のオリンピック関係者も何人かいるので時々情報交換していますが、現状、他競技を含めてフィットネス競技ほど、当たり前にドーピングが行われて放置されている競技を知りません。
加えて○FBBなどを引退した一部のプロ選手が、自分が過去にドーピングしていたことを語っても、タイトルが剥奪されたり、批難されることはありません。団体、ファン、選手ともにドーピングを許容して成り立っている競技がフィットネスと言っていいと思います。これが現状です。
では、果たしてそれは問題ないのか?
というより、ステロイドについて語る大勢の人間は、最初のスタート時点から考え方がズレています。まずはそこから話していきます。
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