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fishbowl 新体制前ソロインタビュー 新間いずみ編

新メンバーの加入が発表され、新体制への移行を控えているfishbowl。3月17日の臨時貸切列車fishbowl号で新メンバーお披露目となり、3月20日には新体制初のワンマンライブも開催されます。
今回は新体制移行を前に、fishbowlのSNS担当女性スタッフが各メンバーへこれまでの振り返りと今後の活動に対する思いを聞いてみました。今回は静岡市出身、新間いずみへのインタビューをお届けします。

静岡市出身 新間いずみ

ー現体制の他のメンバーは「親に勝手に応募されて」や「CMを見てなんとなく」などのキッカケでオーディションに参加していた中で、いずみさんは唯一、元々アイドルになりたいという気持ちを持って応募したんですよね。

そうです。
小学4年生くらいのときにAKB48チーム8のオーディションで全国各地のメンバーを募集していて。
そのオーディションにお父さんが写真を選んで応募しようとしたんです。書類を実際に送っていたのかはわからないんですが、その時に「あ、この家はアイドル活動OKなんだ」と。

お父さんがももクロ好きだった影響で、小学5年生頃からはライブ映像を見ながら、家族がいないときにリビングで1人で踊ったりしていました。

クラシックバレエを4歳からやっていたので、踊るのは好きだったんです。
当時流行っていたTWICEや、高校生になってからは=LOVEやNMB48がめっちゃ好きで。その頃にはちょこちょこオーディションを受けたりしていたんですけど、全部書類落ちみたいな感じでした。

ー実際に対面の審査まで行ったのは初めてだったと。審査は緊張しました?

めっちゃ緊張しました。なんか、私元々待ち合わせが苦手で。

―どういうことですか…?

「集合場所に行く」というのができなかったんですよ。
今はもう克服したんですけど「何時に◯◯に集合」って言われると、もう逃げたくなっちゃって。 行く道中が、めっちゃ心臓がバクバクする。
オーディションの頃は特にそれが苦手な時期で、会場に着くまではとにかく逃げ出したかったです。

ー待ち合わせ以外にも苦手なことってありましたか?

学校のスピーチの時間。
悲しくないのに声が急に震え出して、震えてる自分の声を聞いてスピーチ中に大号泣していました。小学校って何かとスピーチさせられるじゃないですか。本当に苦手でした。

ー緊張しやすいタイプだったんですね。そんな人が今はステージに立っていると思うとすごい…!

あ、でも昔から何かと目立つのは好きなんですよ。体育の発表とか、バレエの発表会とか、そういう喋らずに身体を使って自分を発揮する場は楽しめていました。

でも、とにかく喋ったりするのはずっと苦手でした。MCなんて、昔の自分では考えられないですね。絶対大号泣してた。
1stライブのときは、まだそれに近いものが出ていた気がします。震えて、泣きそうになっていたような。

ー元々いずみさんが好きだったアイドルの系統とfishbowlでは、ちょっと毛色が違うと思うのですが。

確かに好きなのは「THE・王道系!」みたいなアイドルで。
オーディション時はfishbowlがどんな曲をやるのか知らなかったので、普通に可愛い曲を歌うんだろうなと思っていました。それが、デビュー曲を聴いたときから「なんか普通のアイドルじゃないな」と。でも今ではfishbowlでよかった、ってめっちゃ思います。

対バンで他のアイドルグループを見て「すごい!可愛い~!」と思うけど、自分がやるって考えると…。活動をしていくにつれて、自分にはfishbowlが本当に合ってるんだろうなと感じますね。

ーfishbowlのライブはいずみさんの歌が担っている部分がすごく大きいと思うんですが、自分が歌で支えていこうという気持ちは活動当初からあった?

ないです!
声が特徴的なだけで、今も別に上手いとは思っていなくて。

だけど、なんだろう。湖月や観察は「自分しかできないだろう」と思ってるし、それに対しては自信があるというか。
ショウさんに冗談で「湖月と観察の歌い出し、新メンバーに歌割渡したらどうする?」と言われたんですけど「いや、あげないですよ!」と。
自分でもそれなりに自信があって、絶対誰にも渡したくない気持ちはある。

ー昨年の夏前頃から、ライブ本数も増えてぐっと忙しくなったと思いますが、 昨年の活動を振り返った時にどんな印象がありますか?

昨年は「この夏が勝負だ」「ここにかけなきゃいけない」みたいな気持ちで、メンバーみんなで取り組んでいましたね。
歌詞にまで入ってるからもうほんとに「今年なんだ…!」みたいな。

ただ、出たライブはもちろん一生懸命やったんですけど、振り返ってみると、思うようにいかなかったという気持ちがあります。
良いステージに出してもらう機会はあっても、前年度とやってることが大きく変わらなかったなと。

でも、当時は目の前のことには全力だったし、それに気が付いていなかった。
だから、新メンバーが入るという話をされたときは「こんなに一生懸命やっているのに、なんで?」と最初は嫌でした。

ーじゃあ受け入れるのに時間がかかった?

いや、そんなこともなく。家に帰って落ち着いて考えたら、腑に落ちるというか自分の中で飲み込めた。
「やっぱりもっと変わっていかなきゃだめだよな」「そのためにも新メンバーは必要だ」って。
そう思ってからは逆に「早く、早く入れろ!!」みたいな(笑)

それにfishbowlのこれまでの活動を見た上で入ってくるのは、どんな人なんだろう?という単純な興味もありました。
それこそ、これまでやってきたことが出るのかなと。

ーもう新メンバーと一緒にレッスンを重ねていますが、新体制になってグループとしてどんな変化があると思いますか?

アイドル経験者のこころが入ったことで、歌の軸になっていくのかなと思います。今までfishbowlは歌唱の安定感に課題があると思っていたので、そこが補っていけそう。
ザーラはダンスをやっていたから、パフォーマンスではるねと一緒になって引っ張ってくれるのかなと。なので、確実に今よりレベルアップした姿が見せられると思っています!

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―新体制に向けて自分が変わったと思うことはありますか?意識してやっていることなど。

新メンバーは、新しい環境というだけで神経をすり減らしちゃうだろうから「わたしがしっかりしなきゃ!」と最近はずっと思っています。
それこそ、レッスンで2人がつまずいてるようなところは見受けられないんですよ。
それでも、こころは2年振りにステージに立つわけだし、ザーラもダンスはやっていてもアイドルとしてステージに上がるのはまた話が違うと思うので、寄り添ってあげたいなと思っています。実際に寄り添えているのかは分かりませんが…。

ー既存のメンバー2人が同じく新体制に向けて変わってきたなと思うところはありますか?

2人はいい意味でそんなに変わってないんですよね。
はるねは元々なんかもう世界平和主義者だから、溶け込むのも1番早かった気がする。

―新メンバーに対してどんな印象を持ってますか?まず、こころさん。

こころは、さっぱりしてるというか、男気があるというか。
見た目は「きゅるるん!」「ザ・アイドル!」という感じなので、見た目から入るとびっくりさせられることが結構ある。

すごいんですよ、静岡に次郎系の「ラーメン山 なぜか」ってお店があって、わたしと桃子は麺の量150gでお腹パンパンなのに、こころはその上の上のさらに上、360gとか。食べる食べる。しかも「全部増し」って言ってて、考えられないんですよ。150gでヒィヒィ言ってるこっちからしたら「どこに入るの!?」という感じで(笑)

事務所で虫を退治してくれたこともあった。他のメンバーは「いやー!」「気持ち悪い!」みたいな感じで一気に捌けたのに「私、虫行けます」と処理してくれたり。

…え、どうしたらいいんでしょ、アイドル要素多めの話も必要ですかね(笑)

―ぜひ(笑)

こころって、TikTokの毎日投稿とか、ダンスを覚えてくるのとか、なんでもさらっとこなしているんです。
実際は大変なのかもしれない、苦労してるかもしれないけど、その苦労がいい意味で伝わってこない。軽やかに、楽しそうにやっているのがいいんですよね。私も頑張ろうって思えます。

―ザーラさんは?

ザーラは、めちゃくちゃ人懐っこいんですよ。わたしが1人でいたら、すすすすすっと寄ってきて、無言で体をすり寄せてくれる。
それと、すごく周りが見えていますね。ダンスレッスンのとき、他のメンバーの立ち位置まで覚えてるんですよ。誰かが立ち位置を間違っていると、無言で服の裾を引っ張って正してくれる。それが同期のこころだけじゃなくて、現メンバーにもしてくれるんです。変に気を遣われていなくて有難いなと思います。
これ、ずっと言いたかったんです!言えて嬉しい(笑)

ーそれは確かに素敵な関係性ですね。

そうなんです!
「ここのフォーメーション移動しづらい」みたいな話がメンバー間で上がった時にも「こうすればいいんじゃない?」を新メンバーも出してくれる。それが嬉しいですね。

ーいずみさんって「メンバーのいいところをもっと知ってほしい」という気持ちが強いですよね。

そうですね。ファンの人が言う薄っぺらそうな「かわいい」とか、たまにムカつくくらい(笑)
「わかってないでしょ!」みたいな。もちろんわからないのが普通だと思いますよ、レッスンまで見てるわけじゃないから。でも「この子はこんなに魅力的なところが沢山あるのに、なんで「かわいい」だけで収めるんだよ!」みたいな気持ちはあります(笑)
めんどくさいんです私、ひねくれてるんですよ…。

―メンバー愛が強いのは良いことですよ。そんな関係性の新体制は、パフォーマンスも楽しみですね。

早く新体制でライブをやって「こんな感じなんだ!もっとこうしたいな!」っていう話をメンバーとしたいですね。

ーその新体制初のイベントがJRのツアーですね。 このイベントへの思いを教えて下さい。

こんなことするアイドルはいない、ですよね。
今までもfishbowlは珍しいところでライブをすることはあったけれど、電車の中で、しかもその日に新メンバーのお披露目で。この字面って、結構強いじゃないですか。絶対ありえないじゃないですか。その貴重な瞬間に立ち会ってもらえたら嬉しいですね。

ーいずみさんにとって、ファンの人たちはどういう存在ですか?

私のソロ曲「アイラブユー」ができたときも、みんながTikTokの再生数を伸ばしてくれたから作ってもらえたんですよ。
今毎週発信しているPodcastも、みんなが「いずみの声がいい」みたいな話をしてくれていたから、始まっていて。

そうやって、いずみの可能性に気づかせてくれる存在。

ーいずみさんのファンはどんな人が多いんですか?

いずみのことを思って、ついてきてくれる人が多い。
わたしがやることに対して納得できないときも、あると思うんですよ。
それでも、いずみのやりたいことを尊重してついてきてくれる。

ーじゃあ最後に、これからどういうお仕事や活動をしていきたいですか?

個人では、声を使った仕事、具体的には番組のナレーションや読む仕事をもっとしてみたいです。
Podcastでみんなからのお便りを読むのが楽しいんですよ。自分のことを話すのも楽しいんですけど、お便りを読むのが「あ、声使ってる!」という実感があって。新幹線ボイスも録っててすごく楽しかった。

ーグループとしてはどんな活動がしていきたいですか?

「これが新しいfishbowlなんだぞ!」というのをまずは沢山の人に知ってもらいたいです。

あとは、静岡での知名度をもっと上げたい。
先日静岡駅ではじめてチラシ配りをやって気付いたんです、思った以上に知られていないぞと。もっと「見たことあります!」とか言ってもらえると思っていたんですけど…(泣)
番組も出させてもらっているので、それなりに静岡での認知は上がってきたつもりだったんですが、まだまだでした。
当初からの目標の「静岡といえばfishbowl」になるためにも、もっと静岡県民に知られたい。

ーもしfishbowlじゃなかったとしても静岡に住んでいたいと思いますか?

絶対に静岡から出たくないです。
私、東京行くとダメなんですよね。

ーどういうところが?人混み?

人混みもそうですし、メンバー内で話題になるのは、東京に行くと鼻くそがめっちゃ溜まる(笑)
実際ほんとにそうなんですよ!東京に遠征したホテルの時はもうずっと鼻が詰まる。

静岡は空気が綺麗だし、過ごしやすい。夜はちゃんと暗いのがいいですよね。落ち着く。都会ってピカピカじゃないですか、いろんなところにコンビニとかあって(笑)
あとは、静岡にはわたしの大好物のわさび漬けがある!

ーじゃあ大好きな静岡でもっと活躍したいと。

静岡を歩けないくらいになりたいです!
CMやテレビにももっといっぱい出たいですし。まずはとにかく新体制のわたしたちを見てもらいたいですね。

新体制初ワンマンライブ「テンセイ 静岡」
日程:2024年3月20日(水・祝) OPEN17:00 / START17:30
会場:LIVE ROXY SHIZUOKA
チケット:
https://l-tike.com/concert/mevent/?mid=584564
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2347493

fishbowl公式HP:https://fishbowl.jp/
fishbowl公式X:https://twitter.com/fishbowl2021

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