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PokerWarsすごくね?って話



 みなさんこんにちは、石川県ポーカー芸人のむろたくです。今回は北陸で定期的にポーカー会を主催しているゆーちゃん(@yu__46s)が企画、運営を行い9/15〜9/18にわたり開催された「Poker Wars2023」に参加してきました!






結論から言うと、最高でした。

一言でいうならあれですね「ここの寿司食ったら回転寿司の寿司なんか食えないよ」みたいな感じで「Poker Warsでポーカーしちゃったら他の所でポーカーできないよ」ってことです。
今回自分はメインイベント、サイドイベント、そしてゆーちゃん渾身の自信作にして裏メインイベントとも言われていた脱出ゲーム「PokerWarsへの道」に参加してきました!
メインイベントはみなさんの予想を裏切る事無くあっさりと飛び見どころ0、サイドイベントはなんと準優勝!したのですが特筆するハンドも全く無く気がついたら準優勝させていただいたという形なのでダイジェストのような形でしかお伝え出来ません…



ですが今回とっても珍しいことに同一イベントの参加したフリーズアウトの3トーナメントで同じ方を3回飛ばすという珍事件があったのでそのことについてお話したいと思います!
そんな悲惨な目にあった上にnote投稿ネタの餌食となってしまったのは石川県勢期待のホープ、今大会最年少参加のプレイヤーさんでした。
彼はなんと中学生!ポーカーブームが来ているというのをひしひしと感じますね!今年ライブポーカーデビューしたとのことですがメキメキ成長中です!

今回は3回叩きのめして大人の厳しさをしっかりと教育してあけましたがね


そんな彼との戦闘をダイジェスト形式でお伝えします!

①メインイベント
200/300/300の序盤も序盤での出来事でした
UTGの自分のハンドはAQoでオープン、BUの彼がコールドコールで参加しました。
フロップQ62レインボー
ターン ラグ
リバー ラグ(本当に覚えてなくて雑ですみません)
なーんにも考えずにトリプルバレルAIまでスムーズに行ったこととリバーのAIに彼が悶絶していたのだけは覚えています。
悩みに悩んでコールされショウされたハンドはJJ。
お互いに強いハンドがぶつかっちゃったからしょうがない。始まったばかりでちょっとかわいそうなことしたかなーという程度にしか考えてませんでした。
その後のメインイベントは特段何もなくお昼休憩をおえて1時間ほどたった時に65s<QJs(お互いにフロップフラッシュ)で飛んでしまいました。
飛んだ瞬間に運営の方から「サイドトーナメント始まってますが残り2人でウェイティングになります」
というアナウンスがあったのでまだテーブルにいる状態でしたがすかさず大きな声で

「あ、飛んだんで入りまーす!」

と元気にテーブルを去りました。




飛んだ勢いそのままにサイドトーナメントに着席。セットvs2ペアなどでスタックを増やしている所でシート移動で中学生の彼と再び同卓。
早速事件が起こります。
7人テーブル400/800/800
LJ HERO(100000)A♦T♣ r2000
BU(35000) c
BB c

frop T 5 2レインボー(7200)
BB x/f
HERO b3500
BU c

フロップはドライなTハイボード。マルチウェイで難しいことはよくわかりませんが自分に強い役が完成したので気持ちよくCBを打ちます。
バリューターゲットは99-66、自分より弱いT、もっと弱いところだとブロードウェイのバッグドアがついてるスーテッド系でしょうか?
BUがコールしBBはフォールドでヘッズアップへ


turn 8 (14200)
HERO b 8000
BU c

ターンは8(スートは覚えてない)で67などのストレートドローとかは発展したが88やT8sくらいにしか逆転されてないかな〜という感じ。引き続きハンドが強いのでベットします。バランスがどうとかはあんまり興味がありません。詳しい人は怒らないで見てください。この記事は戦略や解説ではありません。エンタメです。
このダブルバレルで中学生の彼は悶絶してしまいました。まだリバーのアクションも残っているのに微笑ましいですね。大人とやっているポーカーでは得られない何かを今自分は得ています。
悩みに悩んだ末コールを選択しリバーへ向かいます。


river A(30200)

HERO AI
BU c (A♥Q♦)

最高のカードが落ちました。何にも考えず手なりで手元のチップをすべて出します。
同じ相手から再びトリプルバレルのAI。さぞかし辛かったんでしょう。「え〜」という声を上げながら彼は頭を抱えてしまいました。
絶対に安全な位置からそれを眺めるのは非常に楽しかったです。
少し悩んでから「コール!」と聞こえたので速やかに2ペアをショウしてあげると「うわ〜マジか〜」とがっくりうなだれてテーブルを去ってしまいました。



いや〜勝負の世界は残酷ですね



つぎの日にもサイドトーナメントが開かれショートスタックで僕のテーブルに着席した彼は
「うわ〜またむろたくさんに飛ばされる!」「本当に苦手」と完全にトラウマを植え付けたみたいなのです。
本当に僕に飛ばされるのが嫌だったみたいで粘りに粘り続けスタックが4BBになるまで我慢し続けていました。
それでも運命は変えられません。僕がSB、彼がBBのポジションになった際周りの方達の忖度(?)もありブラインドバトルとなります。
自分のハンドはA5oでした。(正直何でも良かった)元気よくAIの発声をします。
彼も腹をくくったのかコールしてくれました!
ショウされたのはQ8s。なんにも起こらず自分のAハイが勝利し同一イベント3トナメ連続KOの偉業?を成し遂げました。
これで大人の威厳を見せつけたと共に中学生の子分を持つことに成功しました。恐らく彼の中で僕はめちゃくちゃポーカーが上手い人認定されたことでしょう。





今度コーチングと称して焼きそばパンとコーヒーでも買わせにいこうと思います




しかし彼はまだまだ初心者ですしとっても若いというアドバンテージがあります。
将棋の藤井聡太七冠しかり、こういうゲームでは若いというだけでもう強いのであと半年もすれば成長した彼にボコボコにされるのは明白なので今のうちに先輩風をふかしていこうと思います




そんなことよりお前サイド準優勝したんだろ?若手をいじめる老害みたいな話はもういいからそっち聞かせろよという方もいるかもしれません。
しかしサイドの方なんですがFTの時点で全体のスタックの半分以上を独占するチップリーダーが存在したまたま自分のスタック量が2位だったために準優勝出来たという形なんですね。

その優勝した方というのが国内トーナメントでの活躍はもちろん、海外でも今年開催されてAPTマニラメインイベントで日本人最高位の11位を獲得されるなど輝かしい成績を持つ北陸が生んだサウナをこよなく愛するKKポーカー公式アンバサダーのN.A.O-騎-/Cold Bathさん(@ColdBath_poker)(以下ナオキさん)だったんですね。
ナオキさんとは普段から仲良くさせていただいていて一緒にポーカーをする機会も多くありました。
トーナメントでの戦略の幅がとても広く、チップをもたせた時のいやらしさは計り知れません。
そんな人にFTで大暴れされ、ショートスタック、ミドルスタックのプレイヤーをぐんぐん飲み込みヘッズアップとなった時にはスタックはおよそ8:2くらいと大きく差をつけられそのまま押し切られての力負けという結果でした。
一矢報いたのは77>55のプリフロップAIに勝利して10BBからダブルアップした瞬間だけ。
優勝決定の瞬間には





「いや〜相手がむろたくで良かった〜楽勝やった〜」


と素晴らしいコメントをいただき自分は「あ〜年下の子をいじめてきたバチがあたった、完全に因果応報だな〜」と返す言葉もなくうなだれてしまいました。
年下の初心者には強気に出て格上になすすべなくボコボコにされるというヒールの鑑のような結果で終わったトーナメントについて僕はこれ以上書きたくありません。


優勝したナオキさん(左)
とうなだれる自分(右)





トーナメントをひとしきり楽しんだ後には今イベントの裏メイン「PokerWarsへの道
」をプレイさせていただきました!
人生初の謎解きイベント、楽しみではあったのですがどんなことをやるのか、チームの人に迷惑かけないかなど少し不安もありました。





しかしそれは完全に杞憂に終わりました。
脱出ゲーム、最高でした。

ポーカーイベントらしくポーカーを題材にした謎の数々、頼もしいチームメイト、知識がなくとも閃き一発で謎が解ける快感。80分フルに無い頭を回転させて楽しめました。
ただ最高だと言えたのも恐らく素晴らしいチームメイトがあってこそだと思います。この脱出ゲーム、最高のスターティングハンドAAをもらったと言ってもいいメンバーと遊ばせていただきました。
自分とチームを組んでいただいたのは関西の知る人ぞ知るポーカーサークル「Whims」のものすご〜く賢く、ポーカーも強いお二人でした。
頭のいい人ってこういうことを言うんだなと痛感したエピソードなんですが
ゲーム開始後数字の謎解きをやっているときに、2桁×2桁の掛け算が南京錠の鍵になっている謎があり数学を中学校で中退した僕は紙とペンで筆算しようとしました。
ところが1秒後には南京錠の鍵を解くチームメイト。
あ〜頭のいい人ってこういうことか〜!319分の1の当たりを簡単に引けると思ってたり18頭もいる馬の中から1等賞を簡単に当てられると思っている頭の数学を司る感覚がバグっている僕との違いを見せつけられました。
このメンバーで脱出失敗したら多分自分のせいだと確信しました。
戦うときに1番の敵となるのは強力な対戦相手ではなくてやる気のあるバカな味方だという言葉を思い出したので捜査をかく乱するソレにだけはなるまいと心に誓いました。
何の役にも立たないむろたくという足枷をつけながらスイスイと謎を解いていくチームメイト。
このままじゃ80分間座ってるだけだなと思った自分もいたため本当に1個か2個だけ閃いたのでそれを発言した時には「絶対それですよ」「天才すね」と格下の意見も受け入れていただきました。
そう言ってもらえたお陰でチームで謎を解く一体感も得ることができとても楽しい時間を過ごさせていただきました
一緒に解いてくれたお二人本当にありがとうございました








ちなみに脱出には失敗しました





ひとしきりイベントを楽しんだところでいよいよPokerWarsメインイベントもヘッズアップ。
なみいる関東、関西、香川の強豪プレイヤーをしりぞけて優勝したのは地元富山県勢のべーさん!
下馬評を大きく覆しての優勝に地元勢からも
「マグレだろ」
「一発勝負って怖くね?」
「絶対にないと思ってた」
などの惜しみない称賛の声が送られます
こうして今年のPokerWarsは地元北陸勢が意地を見せ優勝ということになりました。

メインイベントを優勝し満面の笑みのべーさん






今回はじめて参加させていただいたPokerWars。テンションが上がりすぎて2日間テーブルでもそれ以外でも大はしゃぎしました。
迷惑かな〜とも思ったのですがTwitter(X)にて
こんなツイート(ポスト)もあったので自分の承認欲求も爆上がりしました。

今回イベントを企画してくださったゆーちゃん、そして運営の皆様、誇張抜きで最高のポーカーイベントで遊ぶことが出来ました!
本当にありがとうございました!


何回でも言います

PokerWars最高!







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