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脳内メモ|コミュニティについて。

最近あるきっかけから、コミュニティについて考えてる。
どうしても自分とは切っても切り離せないワード。
コミュニティ。
沖縄に来るまでの間、自分の中で人生の価値や意味にあたる部分の8割は、友人達と過ごす時間だった。
誰とでも仲良くなるタイプでは全くないけれど、沖縄移住の際に企画したライブでは時間に間に合わず二次会等に駆けつけてくれた友人を合わせると80人以上集まった。多い少ないとは別として、このコミュニティには確実に特性と言える様なものがあったと思う。
少なくとも自分にはそう見えていた。
そして、コミュニティは突然生まれたわけではなく、時間とともに育ったものだった。

僕自身が誰かのコミュニティに加わることが苦手なタイプだったのが発端だと思う。
この歳になりようやく俯瞰できるようになったが、僕は極度の八方美人で相手の様子を伺いまくる性格だ。
それでいて、しっかり疲れてしまう弱小メンタル。もう最悪な相性である。
そのせいで自然と自分の心許せる信頼できる相手とだけの時間を求めて、団体からは外れ個人で動くようになる。
これは小学校くらいの頃からすでに始まっていたと思う。そして今までずっと続いている。

学校というステージがあった頃はこの性格でも強制的に作られたコミュニティの中に属すしかないため、自分が望まなくとも人との関わりが生まれる。それが幸いして本当に信頼できる相手と出会うこともあった。
ざっくりいうと、こうして少しづつ出会った信頼できる友人の寄せ集めが、僕のコミュニティだ。

近所の幼馴染から、小中高、塾、大学と全ての経過で知り合った少数の信頼できる友人を中心に構成されているため、僕からするとほぼ全員繋がりがあるわけだが、友人同士からしてみたら全く繋がりがない事も多々ある。
僕が絶対相性が合うはずだと勝手に判断し半ば強制的に同じ場に集い紹介するからだ。
ここでも僕のダメな部分が関与してくる、個人では気兼ねなくとも相性の悪そうな仲間同志を合わせてしまうと摩擦の心配をする必要が出る。いうまでもなくその事態は避けたい。だから考える、イメージする、そこで相性が良さそうであれば紹介する。
その積み重ねで少しづつ成長していった。
時には友人が同じように信頼を置いている別の友人を招いてくれて、そこから短時間で信頼できる仲になる事もある。もともとの信頼できる友人は僕の性格をよく知っているので、そもそも僕に合わない人は誘わない。なので非常にスムーズに打ち解けることができる。信頼の連鎖がうまく機能する。

そうやって出来た僕のコミュニティは、裏で誰かの悪口を言う奴もいなければ、大きな喧嘩や分裂が起きることもほとんど無かった。あったとしても僕自身が至らない時のみだった。本当に心から信頼できる家族みたいな人たちの集まりになった。
みんなを楽しませることが僕の生きがいだったので、誕生日やお祝い事は惜しみなく頭を使って時間を使って計画した。遊ぶ時も皆がもれなく楽しめる計画をと考えた。たまに特定の女の子だったりもした(笑)
それが楽しかったし、楽しんでくれる姿が僕の全てだった。飲み会で気づいたらみんなは盛り上がってるけど僕は一人でニヤニヤしてるだけなんて事もよくある。
そして、みんなも僕のことを凄く大切にしてくれる。最愛の祖母が倒れたり、直後に両親の離婚があったりと本当に人生のどん底だった時にどれだけ支えてくれたことか。おかげでギリギリのところで踏みとどまれた時もあった。

少し逸れたが、こんな風に生まれ広がってきたコミュニティは陰口こそなくても思ったことをはっきり伝えることが出来ていた。悩みだったり相談事もみんな自分の考えでちゃんと話す。特に音楽が好きな人が多く、仲間内でバンドをやっていたが、作った曲の感想なんかもちゃんとはっきりいってくれることが多かった。根本に信頼が根付いているからだと思う。
これがお互いを成長させるし、さらに信頼や相手への理解を深めるきっかけにもなっていたと思う。
そして、コミュニティという物の本来の価値はここに集約されているんじゃないかと思う。

信頼から拡大して、そのものも成長する。無限に。

この構図って、信頼経済と呼ばれるこれからの時代にとって最強なんじゃないだろうか。

この関係性を仕事に持ち込むなんてこと当時は考えたことすらなかったけど、もしコミュニティで運営できる事業があったらと考えると今はものすごくワクワクする。
なんていってもそんな仲間と働けるわけだ。なんだってできる気がする。

僕にとって本当にやりがいのある仕事、人生に価値を感じることって友人たちが教えてくれたコミュニティの構築なのかもしれない。本当は地元の仲間たちと事業ができたら最高だけど、まだ現実的ではない。
まずはコミュニティの形成を行える場から事業としてスタートして、運営して行くのはどうだろうかと最近真剣に考え始めた。
この歳では学校のような強制的に加入させられるコミュニティは存在しない。ならば自分で作る。そこに身を置いて、コミュニティを作っていこうと。そして、それ自体を事業にして思い描く連鎖を作ってみたい。

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