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育児日記 5月7日

理由はシンプル

GW中、「おやつに柏餅が食べたいな」と言うにこさんと一緒に和菓子屋さんまで買いに行きました。やっぱり盛況で並んで順番を待っていた時にこさんが

「この前ね、小学生くらいの男の子とお母さんがそれぞれ自転車乗ってて走っててね」
「おん」
「それで前を走ってたお母さんが急に止まったから、後ろの男の子が止まりきれなくてお母さんの自転車に追突しちゃったの。そしたらそのお母さんが『てめぇ、ふざけんなよ!!』っていきなりキレてて、ガラが悪すぎてびっくりしちゃった」
「……あーたまにいらっしゃるねぇ。あそこのスーパーでも『お前、いい加減にしろよ』とかドスきかせたお母さんいるよ」
「母もさ、ガラ悪い方だと思ってたけど、全然違う。なんかこう違う種類のガラの悪さ」

ちょいちょいちょーい。確かに否定はせんけども。母は口は悪い時がありますがガラは悪くないです

「もし、母だったらなんて言う?キレる?」
「うーん…キレはしないかなぁ」
「いや、母だって『お前ふざけてんの?』とか『こんのばかちんが』とか言うときあるよね」
「だって子供小学生でしょ?そしたらまず心配するでしょ。それに私いきなりキレたことないと思うんですが。必ず猶予を与えてたと思うけど『1回目ー』とか」※1
「それもそれで怖いんだけど」
「大体優しく言ってるうちに動かないから、母がきれるんでしょうに」
「えーだって。怒ってないんだよ。『まだいけるか?』って試すよね。」

いや、試さんでええねん…○| ̄|_

優しく言ってるうちに言うことほぼほぼ聞かなかった理由はそれかい…。

「まあ母はガラは悪いけれどヤンキーじゃなかったもんね」

それはそうです。ガラ悪いガラ悪い仰いますが、口は悪い時はあるけど、でもガラは悪くないんですよ。怒ってる時はそうだけど日常的にガラ悪くないし。それにすごく怒ってないと言うこときかなかったじゃないの。

※1(娘たちが小さい頃は「1回目ー」「2回目ー」で「3回目」と言わせたらアウトでめーごーさー(ゲンコツ)ルールでした。別名仏の顔も三度までルール)
カウントアップルールにしてからは楽でした。言い聞かせてあるので「3回目ってママが言ったらアウトよ。めーごーさー(ゲンコツ)だよ」
このルールは絶対。
最初に「〇〇してー」と告げて待つ。数分待って言う事聞かなければカウントアップ開始。2回までは待ちましょう。そこでやめればお説教の類は一切しないよ。でも3回目と言ったらとっ捕まえて問答無用でゲンコツね。勿論特大雷も落とすよ、当たり前じゃん。
もし、何か理由があるのならば1回目と言った段階で言いに来なさい。(交渉しに来なさい)話は聞くだけは必ず聞きましょう。それを聞いてママが「いいよ」というかは分からないけれど、ちゃんと考えてお返事するからね。

なので保育園のお迎え行って「紙芝居見てから帰りたい」の時も
お祭り行って「帰ろう」と言って「帰りたくない」時も
「お出かけの支度をしなさい」と言ってるのに「テレビを見ていたいから動きたくない」時も
このルールを使えば万事解決。色々言わなくていいから何より楽。そしてそんなイライラしないで済むのです。勿論「紙芝居見たいので見てっていい?」と聞かれて時間に余裕があれば「じゃあ一つだけね」とか言うし、無理なら「今日は時間がないから無しだよ」その都度対応は変わるわけです。

その代わり徹底していたのは「1度言ったことは覆さない」
「今日は無理です」と理由とともに告げたとき、駄々こねてぐずっても、号泣しても「無理ー」と小脇に抱えて帰りました。その代わりした約束は絶対に守るようにし、どうしてもお約束を守れず違えてしまう場合は、謝った上で代替案をかならず提示。
するとその内「ママが無理と言ったら無理なんだ」と理解してくれるようになり、ごねることもなくなりました。

お食事のときのお行儀についても同じくで、
席を立ったらごちそうさまね
肘をついて食べるなんて言語道断(当時はこんな言い方してません)
食べ物で遊んだら絶許だからね
嫌いなものでも小さくてもひとつは食べようね
お店でふざけてたら帰るよ

誰とどこでお食事していても譲りませんでした。だから両親や義親が「今日はいいじゃない」「今日だけ特別」とか言うのが本当に嫌でね。

でもおかげで「母がいまだかつて1度でもそれを『いいよ』と言ったことがあるかい?」と告げると納得してくれるようにはなりました。この時に「今日ぐらいいいのにね〜」「ママ怖いねー」とか言われたの忘れてませんからね、お義母さんと義弟よ。
あ、この場合も最初に交渉(プレゼン)してくれればいいんです。
「今日は〇〇でとっても疲れたから肘ついちゃうかも」とか
「この椎茸は大きすぎるのでこの小さいやつと交換してほしい」とか。
これが大正解とは思っていませんが、私の性格と娘たちの性格、気質を鑑みた場合合ってたんだろうなとは思います。
今、娘たちを叱ることはそれほどありません。でもたまに私が叱り始めても「母、私の話聞いてくれませんか?」と冷静に提案してくれるので『話せばちゃんと聞いてもらえる』という信頼関係は構築出来ているのかなと思います。

旦那さんにも感謝しています。娘たちが小さい時にお願いしました。
「私が行儀に関する躾をしている時に絶対に口を出さないでほしい」
理由は簡単。
旦那さんの方が「僕は気にしない」幅が広かったから。
「あなたは人が前を横切る時『前、失礼します』とか『すみません』と言われなくても気にしない。でも私は気にする。横になっている人を跨ぐことをあなたは気にしない。でも私は気にするし、なるべくしたくない。言葉遣いもあなたはそんな気にしない、でも私は気にする。将来的に娘達がそんな気遣いを『出来ない』ことだけは避けたい。『前、失礼します』と言われてムカつく人間はいないが、言われなくてイラッとする人間は一定数いる。娘たちが将来、あなたのように自分で「私は気にしないからやらない」という選択肢を選ぶのならそれはそれで構わない。でも知らなくて『出来ない』にはしたくないの。だからね、私が娘達を叱っている時に絶対『それくらいいいじゃない』と言ったり、後で『気にしなくていいからね』なんてことは言わないでね」と「背中から撃つような真似はせんといてね」と釘刺しときました。
旦那さんにも「肘、行儀悪い 」とか言ってましたもの。
それと「娘たちが小さいうちは、自分で使ったものは自分で下げる習慣づけしたいから、お休みの日は自分が使った食器は自分で下げてください。お仕事の日は『パパはお仕事で疲れてるから』と言うから」
これ、未だに守ってくれてます。というより旦那さんも習慣づけられてますね。たまに下げると「僕お休みなのにありがとうね」と言ってくれるし。

躾って身を美しくするというつくりですよね。娘たちには所作や言葉遣い、肌、髪、爪、が綺麗な人であってほしいなと思います。

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