凡事徹底
最近の上司の口癖は「凡事徹底」だ。
部下との会話にちょいちょいこのフレーズをはさんでくるので、1人のふとした瞬間にまで思い出すレベルになってしまっている。
その上司は細かい意味まで言ってくれないので、勝手に「基本に忠実に」程度でイメージしていたのだけど、ちゃんと意味を調べると「なんでもないような当たり前のことを徹底的に行うこと、または当たり前のことを極めて他人の追随を許さないこと」とあった。
徹底的だったり、何かを極めるまでやり続けていることが自分にはあるのだろうかと考え込んでしまった。
そもそも、相手にとっての当たり前が自分にとっては当たり前ではなかったり、最初は当たり前ではなかったけれどやり続けることで当たり前に昇格したケースもあるはずなので、自分にとっての「なんでもないような当たり前」をまずは確認することが先決のような気がしてきた。
「当たり前にできていること、これから当たり前にしたいこと」リストが出来上がってから次のステップでそれを徹底的に、そして極めるレベルにいくための努力をしていきたいと考えるようになってきた。
上司がどういう思いを持って「凡事徹底」を口癖にしているかは分からないけれど、上司は上司で自分にとっての当たり前を追求していこうと自分を鼓舞しているのかもしれない。
「凡事徹底」は人生のキーワードになりそうだ。