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入管面会レポ「差し入れについて」

今回は、入管にいる方に対する差し入れについて書きたいと思います。

品川の入管にある差し入れ品に関する掲示物

面会では差し入れをすることができます。面会では、お会いした方に必要なものを聞いてできる範囲で差し入れています。例えば、ノート、筆記用具、洗剤、本、CD、衣服などを今までに差し入れました。しかし、差し入れ品には規制もあります。

例えば、品川の入管では飲食物は基本的に差し入れることができません。
一方、茨城にある牛久入管では全面的ではないにしろ、食品の差し入れができると、牛久で面会活動を続ける団体に問い合わせて聞いたことがあります。これは、品川よりも牛久の方が長期の収容を対象にしているためなのではないかと考えられます。明確な基準はわかりませんが、6か月以上品川にいる方は牛久に移動になるケースがあります。6か月でも長すぎる収容だと思いますが、1年~3年、それ以上という方も聞きます。
長く収容されている方は、自分の好きなものを食べられなかったり、ずっと同じようなものを食べているため、少しでも好きなものを食べてほしい、と思いますが、このような基準により食品を差し入れることができていません。

他にもひも類、金属製のリングがついているノート、刃物がついているという理由で鉛筆削りなども禁止されていますが、自殺を防ぐためなのではないかと考えています。国家の施設でそんなことがあるのかと疑いたくなりますが、期限を定めない長期の収容によって精神的に追い詰められた方も少なくなく、自殺未遂をする方もいます。実際に亡くなられた方もいるのが現実です。

また、シャンプー、歯磨き粉、ボディソープなどを頼まれたことがあります。マスクは配布されるようですが、洗剤などの生活必需品は施設にはないのかもしれません。ちなみに、洗剤などは新品であることが確認できないと差し入れることができません。

他にも、CDプレーヤーは大丈夫なようですが、MP3プレーヤーは差し入れることができないようです。録音ができるからなのか、、?と色々考えてしまいました。

面会室に持ち込めるものにもかなりの規制があるのですが、それについてはまた次回書こうと思います。次回も読んでくださるとうれしいです!


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