問わず語り、むっつめ自然にまなぶ「気」の柔剛のお話。あそびの心地。

夏至が近づく頃。
梅雨が始まって、雨が降り
大地に水の気や風の気が満ちてくる。

森羅万象、大和心、天地神明の声。

つかむ、ゆるむ
にぎる、はなす
うけいれ、ときはなつ
かためる、ほぐす

わたしと何か、距離や形。
気の在り方も、似ていますね。

花は、
硬い種が、土の中で、ふやけて破れ、
芽が育ち
固い蕾が、ほころんで、花開き
花粉や蜜を、与えて
実がなり、また硬い種になる。

ぎゅ〜っ、と、ふわ〜ぁ 

これが上手い、絶妙なんですよね。

人間も、真似したいところ。

強弱、柔剛の扱い方。

大地も、そうですね。

水をたたえる。
入れる。
たくさん過ぎる分は
流す。

受け入れ、送り出すが
ちゃんとあり
バランスよく保たれる。

頑張って 気張って、いくとき
力を抜いて、気を抜いて、いくとき 
がある。

抜き過ぎたら、戻れないかも?
崩れちゃうかも?

そんなことはない。
人間、案外、戻っていくもの、です。

それに、崩れたとしても
大地は、ちがう芽を出して
また、整う。
それを知っている。
人間も、そうだと思います。

甘やかす、ほぐす。

やってみたら、わかる。
ずっと、そればかりでは、ない。

甘やかす、ほぐす。
それで、成り立つなら、それも良い。

固いときには
雨や風を入れる。
泣いたり、わめいたり、バカになったり
少し、過度に、やって、発散させる。
散らす。
流す。

赤ちゃん世代のママに
寝る時間が遅いんですが、
大丈夫でしょうか?と 問われた。

大丈夫。
今、バランスがとれているなら
長い目でみたら、これで、今は、良い。
この子をみていると、バランスはとれてる。
なるときにはなる、よ。

そんなお話をした。

真面目なのだ。
緊張して、張り詰めて、見ている。
ゆるめて、感じたら、わかる。

頑張って、気を張って、守る。
戸を閉めて、乗り切る。
そんなタイミングも、必要。

だけど、ときどき
ゆるめたり、開け放つと
また、張れる。

柔らかさ、しなやかさが
案外、強さの要。

乾き過ぎたら、折れ、崩れ、脆い。
日本家屋は、
高温多湿の、しなりとゆるみを持っている。

大和心。
しなやかに。逞しく。
それでいて、やさしく柔らかい。
あそびのある。心地よさ。

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