渋谷おとなりサンデー 全国ヒーロー会議 後半
テーマ2 「ポイ捨てを減らすには?」
そして2つ目のテーマの提案者はスラウザー君。以下の提案がありました。
「僕らは活動を広げて、いろんな人をつなげて、地域貢献やボランティア活動をする人を「増やす」ことをやってきたけど、逆にポイ捨てを「減らす」ためにはどういった活動をしたら効果があるか、議論をしていきたい。
この提案を受けて、様々な意見やアイデアが出てきました。まずは小学生のさくとくんから。
▪️さくと
ポイ捨てを減らすために考えた4つのアイデア
●コンビニの前にゴミ箱、灰皿をつけたら良い
●使い捨てだと物を大切にできないのでみんなが物を大切にすれば良い
●コンビニのスプーンやお箸もお金がかかるようにすれば良い
●ゴミを燃やすことが気候変動に繋がっていたり、捨てたゴミが海とも繋がっていることをみんながもっと知ったら良い
▪️SAO
自分は今、自分で作詞作曲して歌を作っている。
曲で、ポイ捨てや落書きがダサいなって思ってもらえたらと思って。
その曲をtiktokで流して、若者が「ポイ捨てはダサいな」って思っていてくれたら良い。
▶︎元動画はこちら
▶︎曲作りのプロジェクト
子供達がこういう活動をしていることを知って、ポイ捨てをする大人に「自分ダサいな」ってことを感じて欲しいですよね。
そして、なんと京都のスパイダー君も今曲を作っているとのこと!
完成したらぜひ弾き語りのヒーローとして活躍して欲しいですね!!
次に、大分でアップサイクル関係の取り組みをしているアンモビウム君に意見を聞いてみました。
▪️アンモビウム
アップサイクルとは、不要なもの、廃棄されたものを全く新しいものに生まれ変えさせるというコンセプトの活動。
例えば自分のコスチュームのベルトは自転車のタイヤで作られている。
ゴミ拾いを「材料集める」という観点に変える。ということを目指している。子供達が材料を集めて何かを作るという目的でもゴミ拾いをして、その活動を見て大人たちの心も変わっていったらいいなと考えている。
これからアップサイクルを全国的に発信していって、他のヒーローにも何か作ってもらったりしたい。
この流れでSAOちゃんのアップサイクル活動聞いてみましょう。
▪️SAO
私は今、タピオカのカップのロゴを切り抜いてラミネートして穴を開けてキーホルダーにしています。
こんな感じでキーホルダーして使っています。これだったらカップを持って帰って作るから、みんなカップを持って帰ってくれるかな?と思って作りました。
▪️村上さん(浜松うみざくら)
自分がゴミ拾いをしている浜松の佐鳴湖の公園には、悪意のあるゴミというよりは、無意識のうちにポケットから落ちたアメの袋とか「罪のないゴミ」が多い。自分ももしかしたら落としちゃっているかもしれない。なので、「ゴミを憎んで人を憎まず」じゃないけど、そういう気持ちで活動している部分もある。自分も無意識に落としてるかもしれないから、そのぶん「ちょっと拾おうか」みたいな。
活動じゃなくても、みんなが「ちょっと拾ってみようかな」って思えば減るのかなとも思っています。
そして、ここで「黄色いペットボトル問題」の話題に。。。(文字起こしも微妙なので興味のある方は動画をご覧ください)
ここで秋葉原のネイビークロウさんから手が挙がりました。
▪️ネイビークロウ
街にポイ捨てしてあるゴミを見ると、だいたい物陰や自販機の下とか見えづらいところに押し込まれていることが多い。ポイ捨てしている人たちも少なからず罪の意識があると思う。だから我々みたいな目立てる人間がもっと目立って、ゴミ拾いをしている街を綺麗にしている人がいるということを認知させたい。そもそも自分がリアルライフヒーローを始めたのもそれが理由。ただ単にゴミ拾いしてもあんまり影響力はないだろうなって。
自分がこの格好でゴミ拾いをしているのは、目立つことが目的ではなくて、ポイ捨てを減らすための手段だと思って活動をしている。
あともう一つ、秋葉原もコロナの影響などで灰皿やゴミ箱がっ撤去されてきていたりもするので、動画とかで喫煙可能な場所やゴミ箱の場所を知らせるものを作っていきたい。
▪️Knightさん
ポジティブな言葉遣いも大事かなって思っています。「ポイ捨てダメ!」とかじゃなくて。名古屋のゴミ拾いレンジャーというチームは「拾う君が好き。捨てない君はもっと好き。」というポジティブな言葉を使っている。そうやって明るく伝えていけたらいいなって思ってます。
▪️グリーンピース
実際に今までこういう(ゴミ拾い)活動をしてきたおかげで、友人には「ゴミを捨てそうになるとお前の顔がよぎる」と言われる。自分の周りの人の抑止力に繋がっている。
だから自分の友達や知り合いが増えれば増えるほど、そういう行動(ポイ捨て)は減るんじゃないかという思いに最近なってきている。
まとめると
★ゴミ箱や灰皿をふやす
★使い捨てのものをやめる。コンビニのスプーンやお箸を有料にする
★ポイ捨てが海洋汚染や気候変動にも繋がっていることを知る
★曲や動画を作って啓蒙する。若者向けにTikTokに流す
★アップサイクルでゴミ拾いを素材集めに変える
★「ちょっと拾ってみようかな」を増やす
★自分たちが目立つことで、拾っている人がいるということを認識させる
★喫煙可能な場所、ゴミ箱の場所を知らせるマップや動画を作る
★ポジティブな言葉で働きかける。「拾う君が好き。捨てない君はもっと好き。」
★自分の活動が友人の抑止力にも繋がっているので知り合いを増やす。活動を認知してもらう。
若きリアルキッズヒーローの柔軟な発想、長年の活動経験から出た知恵、意識に働きかけるものなど、世代や経験を超えて様々な視点でのアイデアをシェアすることができました。
「ビカバ」発表
そして最後にSAOちゃんから重大発表!
実は今、SAOちゃんを中心に、ゴミ拾い専用の美化バック通称「ビカバ」のプロジェクトが進んでいます。
↓ゴミ拾いがしやすくなるビカバ
細いところまでこだわって、随所にゴミを拾いやすくする工夫がなされています。
そしてゴミ拾い活動の際に貴重品を入れるサコッシュ
そしてお揃いの生地で乾電池や小銭を拾った時に入れるミニトートまで❣️
いつも一緒にゴミ拾いをしている町会(仮)メンバーのリアルなアイデアも詰まっています。
早ければ今年の夏に完成できるかも?!
出来上がったらまたみなさんにお知らせしますのでぜひお買い求めください^^
ROOTOTEさん、ありがトートございます!!
今日のまとめ
そして最後にばれん太さんによるまとめです。
今日は活動の”わ”というテーマでお送りしてきましたが、日本全国から集まってもらって、もはや渋谷を超えて日本全国おとなりさんみたいになれた。
でも今日は楽しかったね!で終わるのではなく、ここからまた実現性を持っていろんなことを始めて行くことが大切。
我々リアルライフヒーローは、元々バーチャルな存在であるヒーローがリアルに実現してきたようなもの。それがまたバーチャル町会っていう形になって実現して、今度はバーチャル会議で、、、という形で
バーチャル→実現→バーチャル→実現という形で循環している。
これも一つの”わ” ←うまいことまとめた
そして最後に、グリーンバード代官山チーム副代表の森田さんからグリーンバードの「新ガイドライン」をシェアしていただき、
”わ”の記念写真で終了しました。
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今回、オンライン開催になったことで、逆に距離を超えてたくさんのヒーローとつながることができました。ゴミ拾いが大好きなみんなが集まって、前向きに、熱く、真剣に話し合えて、とても良い機会になったと思います。
最後にばれん太さんも言ってましたが、もはや渋谷おとなりサンデーではなく、日本おとなりサンデーです。
リアルライフヒーローの存在は、少しづつ認知されてきたとはいえ、まだまだ知らない人の方が多い世の中。奇抜な姿での活動に、時には偏見の目で見られたり、誤解をされたりすることもあると聞きます。
地域や社会を少しでも良くしよう!自分にできることから!の一心で活動している彼らの存在が、この日をきっかけに少しでも正しく認知されることに繋がればいいなと思います。
今はまだ色々と制限がある状況ですが、気兼ねなくゴミ拾いができるようなったら、渋谷ファイヤー通りに集合してみんなで思いっきりゴミ拾いをしましょう!!
会議に参加してくれた皆様、配信を見てくれた皆様、そしてこの記事を読んでくださった皆様、どうもありがとうございました。
ファイヤー通り町会(仮)代表
上田奏
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追記
後日、この会議の模様を渋谷区報「しぶやくニュース」に写真とともに紹介していただきました^^