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柿の種

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2023年11月の記事一覧

誰かの変化を待てる人

2023年11月19日(日)朝の6:00になりました。 そこへ兎が飛んで出て、ころり転げた気の根っこ。 どうも、高倉大希です。 ものごとが、突然大きく変わることはありません。 変化には、時間を要します。 そんな変化を、他者が待ってくれることは非常に稀です。 その人と過ごす時間には、必ず限りがあるからです。 だからこそ、変化を待ってくれる人はとてもありがたいものです。 待ってくれるということは、未来の自分に投資してくれるということです。 わたしたちはついつい、

自ら評価されにいく

2023年11月30日(木)朝の6:00になりました。 毎朝投稿をはじめて、ちょうど11ヶ月が経過しました。 どうも、高倉大希です。 がんばっていれば、必ず誰かが見てくれている。 この言葉に、期待してはなりません。 たしかに、誰かは見てくれているかもしれません。 上司が見てくれているかもしれませんし、親友が見てくれているかもしれません。 しかしこれらは、見る側がどうにかする話です。 見られる側が、前提に置くことではありません。 がんばっていれば、必ず誰かが見

原因が近くにあるとは限らない

2023年11月29日(水)朝の6:00になりました。 近すぎて見えないだれか、誤ってぼくと呼ぶ。 どうも、高倉大希です。 「靴下を脱ぎっぱなしにしないでって、いつも言ってるじゃん」 奥さんは、こう言います。 「靴下を脱ぎっぱなしにしたくらいで、そんなに怒らなくてもいいじゃん」 旦那さんは、こう言います。 靴下は、あくまでもトリガーです。 奥さんが怒っている根本的な原因は、きっと靴下ではありません。 「この料理、ちょっと量が多いな(まずいからこんなにもいらな

すごい人は「その人にとっての当たり前」を積み重ねているだけ

2023年11月28日(火)朝の6:00になりました。 右足出して、左足出すと、歩ける。 どうも、高倉大希です。 彼も人なり、我も人なり。我なんぞ彼を畏れんや。 唐の文人である韓愈の著書「原毀」に記されている言葉です。 どんなにすごい人も自分とおなじ人間なのだから、過剰に畏れる必要はない。 簡単に言えば、びくびくするなという意味です。 座右の銘を聞かれたら、この言葉を答えるようにしています。 総理大臣も大統領も、おとなもこどももおねーさんも、みんなおなじ人間で

恥ずかしげもなく真面目な話をしよう

2023年11月27日(月)朝の6:00になりました。 なにより恥ずかしいと思ったこと、それを恥ずかしいと思ったこと。 どうも、高倉大希です。 むかしから、芸人さんに憧れがありました。 笑いに真剣に向き合う姿が、とてもかっこよく映ったからです。 自分も芸人さんになりたかった、というわけではありません。 真面目な話ができる仲間の存在が、単純に羨ましかったのです。 学校生活の中で、真面目な話をすることなんてほとんどありません。 表層的な会話がくり返されて、一日が終

肉体が眠るにつれて精神は目覚める

2023年11月26日(日)朝の6:00になりました。 諦めには二種類ある。ひとつは絶望に根ざし、もうひとつは不屈の希望に根ざす。 どうも、高倉大希です。 スマートフォンの画面が、バキバキに割れています。 そろそろ、機種変更をしなければなりません。 ハードを交換したとしても、ソフトをそのまま引き継ぐことができる。 これが、機械の最大の強みです。 人間は、そうもいきません。 どれだけ知識を蓄えたとしても、生まれてくる赤ちゃんは完全にゼロの状態です。 勉強して、

沈黙を大切にしたい

2023年11月25日(土)朝の6:00になりました。 All work and no play makes Jack a dull boy. どうも、高倉大希です。 ホラー映画を観たあとは、やけに鏡が気になる。 夜中に車を運転しているときは、やけに助手席の足元が気になる。 いちど気になってしまうと、なかなか頭から離れません。 これは、万人に共通するあるあるなのではないかと思っています。 怖がるからこそ、より怖くなってしまいます。 これは表題に掲げている「沈黙

やる気のある奴はものごとの中心しか見ない

2023年11月24日(金)朝の6:00になりました。 このnoteが更新された、その瞬間が6:00です。 どうも、高倉大希です。 「がんばります!」 若者は、こう言います。 そんな若者に限って、「どうがんばるの?」と聞くと固まってしまいます。 戦略をもたないままに、とりあえずがんばろうとしているわけです。 やる気だけが先行している状態は危険です。 やる気のある奴は、ものごとの中心しか見ないからです。 それがものごとの周辺と、どのように関わり合っているのか。

結局のところ思ったことを正直に話せばいい

2023年11月23日(木)朝の6:00になりました。 言いたいことも言えないこんな世の中じゃ、Poison。 どうも、高倉大希です。 こんなことを言ったら、こう思われるんじゃないか。 こんなことをしたら、キャラに合っていないんじゃないか。 かつては、人の目をよく気にする少年でした。 だからと言って、人に合わせるような器用さはありません。 こうすればいいんだろうなはわかるのに、どうにもこうにも合わせられない。 そんな状況に、苦しんでいた記憶があります。 時間

やらないことを決めようぜ

2023年11月22日(水)朝の6:00になりました。 今日も、昨日も一昨日も、やった方がいいこといっぱい。 どうも、高倉大希です。 やる必要がないことに、コストを割いてしまう。 チームで動く上では、もっとも避けたい状況です。 メンバーは、よかれと思ってがんばります。 しかしその「よかれ」が、チームにとっては「やる必要がなかったこと」に該当する場合もあります。 どこにコストを割くべきなのかを差配するのが、リーダーの役割です。 個人の労力が、正しいところに割かれ

なぜこの人の話はつまらないのか

2023年11月21日(火)朝の6:00になりました。 最後には身体だけが残った、文章ってやつはいつも露骨だ。 どうも、高倉大希です。 高校生のころ、よく知らない人の話を聞く機会が月に何度かありました。 体育館に集められて、体操座りをさせられて、謎の講演を聞かされます。 時には、人権に関するようなお堅い話を聞かされて。 時には、その人ならではの人生訓のような話を聞かされて。 最後には代表生徒が前に出て、形式的な挨拶をして終わります。 「本日は貴重なお話を聞かせ

「こいつわかってんな」と思わせられるか

2023年11月20日(月)朝の6:00になりました。 げにやげに冬の夜ならぬ真木の戸も、遅くあくるはわびしかりけり。 どうも、高倉大希です。 こいつわかってんな。 ときどき、そんな人と出会います。 聞いた一から十を理解して、つぎの言葉を返してきます。 こちらの意図を読み取って、投げた言葉以上のものを打ち返してくるのです。 当然そんな人とのコミュニケーションは、とても充実したものになります。 自分の想定のその先にまで、進むことができるからです。 人と会って話

情報はたくさん出した人のところに集まる

2023年11月18日(土)朝の6:00になりました。 よい書き手は、同時によい読み手である。 どうも、高倉大希です。 なにを考えているのかが、わからない。 むかしから、こう言われることがよくありました。 そりゃあ、わかるわけがないでしょう。 むかしから、こう思っていました。 ところが最近になって、気がついたことがあります。 それは、見えないというだけで不安を生むということです。 実際にどのようなことを考えているのかは、まったく関係ありません。 ただ見えて

怒り出したらつまらない

2023年11月17日(金)朝の6:00になりました。 怒りの先には、デス・ロード。 どうも、高倉大希です。 子どものころ、ドッジボールが大嫌いでした。 毎回のように、怒り出す人がいるからです。 当たっただの、当たってないだの。 線を越えただの、越えてないだの。 感情に任せて怒る人がいると、その場はいっきにつまらなくなります。 怒っても仕方がないのに、ぷんすかぷんすかするのです。 自分が教員だったころは、怒ったら退場というルールを敷いていました。 どんな理