グラブルの思い出語り(カリオストロが最高だった話)

グランブルーファンタジーを始めたきっかけ

今は亡き4アプリ連動ログインキャンペーン目当てにグラブルを開始。コラボポイント報酬のガチャチケットなどでキャラつきSSR武器(当時のSSR全体の出現率は2%)を2つ引けた。

この時点で(ストーリーやチュートリアルを除いた)ガチャで仲間になったキャラはRたった1人に対してSSRは2人。これはかなりの幸運だと思った。

そんなわけで、このゲームのガチャは私に優しいと考え(錯覚だぞ)、時間を割くようになった。

初めての課金

そこから無課金で2ヶ月ほどプレイした2014年5月23日、とんでもないお知らせが目に飛び込んできた。「超得!!スタートダッシュガチャセット」キャンペーン(通称スタダ)なるものが始まったのだ。これはおよそ3000円、ふつうの10連ガチャを回す金額と同じだけ払うと、10連ガチャチケットに加えて、開催中のガチャに出現する装備をレアリティ問わず好きなものひとつ選んで交換できるチケットをもらえる。

このチケットはとても魅力的に思えた。優しいと思っていたガチャ(錯覚だったぞ)はこの2ヶ月、ひとつもSSRをもたらしてはくれなかったからだ。CM放送記念キャンペーンでSSRの出現率こそ2%から1.5倍の3%になっていた(そのまま好評につき継続されて今の確率になっている)が、何も来てはくれなかった。最初に覚えた甘い味が恋しくなった。

私はこのとき初めて課金することを決意した(これをきっかけにグラブル含めていろんなソシャゲに課金するようになったのはまた別のお話……)。

スタダで選んだキャラ

当時のスタダの交換チケットは「開催中のガチャから出現する武器と一部を除いた召喚石」という内容だった。現在と異なり対象が「販売開始時点のガチャ」ではなかったため、購入してからチケットを温存すればガチャの更新を待った上で新キャラも選択することができた。

そして2014年5月31日、ガチャが更新され、土属性のSSRキャラ、カリオストロが実装された。キャラの強さでどのキャラを取るか考えようとTwitterを眺めていると、当然新キャラ、カリオストロの話がたくさん流れてくる。

一人称がオレ様で天才美少女錬金術師を自称していること。

カリオストロは長い間封印されていたということ。

騎士カタリナの知識によれば錬金術の開祖であるカリオストロは男だったはずということ。

見た目が美少女だけれど元は男……強さを調べるまでもなく、気がつけば交換チケットはTS金髪天才美少女錬金術師カリオストロ(CV:丹下桜)に替わっていた。

ゲーム開始3ヶ月弱でTS美少女キャラを実装するこのゲームは私に優しいゲームだと分かり(錯覚じゃないぞ)、スタダ最高カリオストロ最高となりながらゲームを続けるのだった。

神アップデート

ソーシャルゲームをやっていたら全く予想もしていなかった便利な機能やコンテンツが実装されて、私のやっているこのゲームは最高のゲームに違いない、と思うときがあるだろう。TS美少女キャラの追加もすごかったが、それよりもすごい、私がグラブルで最高の神アプデだと思ったもの、それはプレイ開始から1年弱経った2015年2月28日に訪れた。

仲間キャラクターが大ダメージを受けたとき、うめき声なり、悲鳴なりをあげるようになったのだ。

試しにカリオストロを連れて敵の特殊技を受けてみた。「きゃっ」と悲鳴をあげた。

これを聴いた私は考えた。いくら天才美少女錬金術師でも、その身の危機を感じたら、素の声が出るものではないだろうか。そして元男である彼女から出た悲鳴は女性らしいものだったので、彼女は男でありながら心がだいぶ女に染まってきているのではないだろうか。もちろん前提が違っていて天才美少女錬金術師はいつでも演技できる余裕があるのかもしれないが……とにかく、私はこのアップデートで追加された数秒にも満たない短い悲鳴ボイスに心を動かされた。キャラクターが生きているということ、命を賭けて戦っているということがより強く感じられるようになった。

よって私はこれこそがグラブル一番の神アプデだと思っている。


そんな感じでグラブルを続けていたらもうすぐ4年になる。

好きなシナリオイベントの話とか検証の話(にかこつけた自分語り)もいずれ書きそう。


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