誰かの日記　一月四日

　新宿のルノアールで隣に座ってた男と女が超マルチだった。なれないよ。人の上に立つ人間とか。なるな。目指すな。新宿にもう安心するようになった。暖かいのか酷いのかよくわかんないけど。でもなんかそういう幅みたいなの新宿が受け入れてる感じもないよね。なんかただあるだけだよね。みたいな。ずっとあるだけで結構安心する。十平と喧嘩して西口らへんで走ってるタクシーから飛び降りたら超転がって、新宿のコンクリ冷たっ、とか思ったの思い出した。出勤したら園と千崎さんが話してて、園が「メンタルが弱い」て何回も言ってた。何の話してんのかわかんなかったけど、「絶望するのもさ、メンタル要るよね。だから心折れてるやつってやっぱ強いよ。本当に弱いやつって折れるのすら怖くてずっと現状維持って感じ」みたいな感じのこと言ってて、あ、それは名言って思った。なんか、世界を観る温度っていうか、そういうの、間違えなくなってきた。私たちは真実に触る時間っていうか、なんかうわ〜みたいになる時間って普通の人より圧倒的に多いから、ちょっと油断するとすぐ殺し合いみたいな気持ちになるけど、別に性欲だって生活の一部だし、なんかそういう時に殺人的な気持ちになるのって多分逆に差別だよって思う。岡崎京子とか読んだりして、そんなわけないから、みたいな。まあここまで考えてる私もやっぱり超気にしてんのかも結局。でもなんかご飯食べたり本読んだりゲームするのとマジ変わんないからね。区別があるからエロいんだろうけど、本来境界線なんかないよ。それわかった上で他人の全身舐めろよ、それわかった上で舐めれる？　できないやつ多すぎ、まあ良いんだけど、結局私もそこに負けてるわけだし。資源ゴミの日毎週忘れる。部屋にダンボールずっとあるじゃん。ナウシカ観て寝るかな。