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普段アニメ視聴しないアラフォー男子、『スーパーカブ』に滾る。

タイトルそのままのお話です。
ちょっと自分なりにまとめてみようと思ったので文章にしてみます。

改めて自分の話

先月のお話です。とにかく周囲に「スーパーカブを見ろ」とオススメされる日々が続きました。というのもぼく、バイク好きなんです。
大学生のころに蕎麦の出前のバイトでカブ50に乗ったのをきっかけに、当時の友人から30,000円で譲ってもらったYAMAHA FZR250(格安。今思うと曰くつきだったりしたんかな……)、郵便配達のバイトで乗ったカブ90、社会人になって初めて100万円越えの買い物となったHONDA CBR954RR FireBlade……などのバイクに乗り、今は手元にバイクはないけどレンタルバイク屋でモンキーやSUZUKI GIXXER150を借りてツーリングに行き、お金を貯めて買いたいバイクはCT125ハンターカブというアラフォー男子です。

一方、アニメと言えば……鬼滅の刃は映画も見ました。それと今はダイの大冒険。あとはジョジョ5部とけものフレンズまでさかのぼります。PUI PUIモルカーとThunderbolt Fantasy、映画刀剣乱舞もこの枠に入れていいならちょっと手駒が増えるかな、といった程度。
アニメの感想ブログを書いてるコバヤシさんとはもう20年近い付き合いですが、アニメの感想はほとんど読まず(申し訳ない!)、TRPGのレポートがあったときだけ読んでる、それぐらいアニメに馴染みがないのがぼくです。

そんな人間が、ここから『スーパーカブ』のことを書きます。

記念すべき最初の武器

デジタルネイティブが当たり前の時代。ピンとこない人多いかもしれないんですが、初めてインターネットに触れた時の衝撃ときたらそれはもう凄かったんですよ。北海道から沖縄まで、(外国語さえできれば)海外ともコミュニケーションが取れる。地元とか学校の枠組を抜けて、どれだけでも広い世界に目を向けることができる。
この「世界が広がる感覚」、初めてバイクを買ったときにも凄く感じたことがあるのです。今の自分の技術と体力でどれぐらいの距離を走れるのか。その距離で走った先に何があるのか。もう少し距離を延ばせば楽しそうな場所に行ける。じゃあもっと早く家を出るのか、他のルートを考えるのか……
それは手探りの暗中模索で、ともすれば効率の悪い手順かもしれないけど、いい経験も悪い経験も1つ1つが自分の財産になる感覚。
作中では主人公がキックスターターでエンジンをかけ、普段慣れている通学路をいつもと違う速度で進み、ちょっとした買い物に行く足に使う。夜になればいつもと違う風景になるし、燃料切れに頭を悩ませ、リザーブタンクの燃料に頼ってドキドキしながらガソリンスタンドに辿り着き、セルフでガソリンを入れる(免許取って初めてセルフでガソリンを入れた時、凄く緊張しませんでした?)。

第1話のタイトルは「ないないの女の子」。世の中には何者にもなれない人間が圧倒的に多いし、自分のことを一山百円の存在、1年に100人の凡人だと感じてしまう瞬間なんて世の中にたくさんあるけれど、自分の世界を広げることはいつだって誰だってできるし、一歩踏み出した先には何かあるかもしれない。HONDAの翼を手に入れた主人公が、この先どんな世界を手に入れるのか。自分が初めてバイクに乗った時に感じたワクワクを感じながら、凄く感情移入して見入ってしまいました。

HONDA△

そしてこのアニメ、なんといっても本田技研について触れなければなりません。公式サイトで「世界で最も優れたバイク」と断言していますが、実際乗り回しやすくて操作が簡単、異常な燃費の良さ、そして何より頑丈な耐久性。世界最多量産二輪の座を確固たるものにしているバイクですが、一方で「初心者向け」のバイクでもあります。「物足りない」とも言えるかもしれない。作中のスーパーカブは原付免許で乗れる50ccクラス。普通自動二輪免許を取れば400ccまで乗れるし、ぼくも1000ccクラスのFireBladeに乗っていたわけです。正直、「お前はいいからスーパーカブを見ろ!」と言われても「カブかぁ……」ぐらいのイメージでした。それがとにかく精緻さな描写にどんどん引き込まれてしまう。キックスタートの感覚、カブ独特のロータリーギアのガチャンガチャン言う音など、「ここまでやるの!?」って感じでした。普段アニメを見ないのであまり比較対象がないんですが、凄く臨場感があり、HONDAのバイクが好きな人間としても感動してしまうレベルでした。

というかあのバイク屋!
どんだけHONDA推しなんだよwww
そして免許といいヘルメットといいグローブといい優しいな!

なお、ぼくの知ってるバイク屋さんは触ると切れる刃物のような人(TRPGの人)とか、「このバイク、晴れた日の戦闘力は“強い”。雨の日は“ヤバ”い」という特攻の択のような説明をしてくる人(FireBladeを買った店の人)とかなので、あの優しいおじいさんは「都市伝説とか概念存在とかなのかな……」と思いました。

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↑こちら、「このバイク、晴れた日の戦闘力は“強い”。雨の日は“ヤバ”い」と言われたバイク。バイクは戦闘力で語ることをその店で知りました。


ところでぼく、今欲しいバイクがCT125ハンターカブなんです。
公式サイトを見るとハンターカブに乗る女の子がキャラクター紹介のところにいるんですが……その、この子、2話目とかで出てくるんですか……?

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