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【FIRE/セミリタイヤ】お金を貸すと相手は悪魔になる

オレだ。尊師だ。

「他人にお金を貸すな」と言われる。まあそうだわな。できれば貸さない方がいいに決まってる。こんな話は、生まれたての赤ちゃんでも知ってる。特にFIREやセミリタイアを目指すなら、どれだけムダな出費を減らせるか?が重要なのでお金貸してる場合じゃないって話だw

でもな、世の中はそんなに単純じゃないとオレは思う。お金を貸してもいい相手もいると思ってる。ざっくり言えば、99%の人にはお金を貸すべきじゃないけど、残りの1%の人には出していいと思う。大事なのは相手を見極める眼力だろう。

オレは昔、お金を貸してひどい目にあった経験がある。同時に、貸したことで良かったと思う経験もある。その経験談を語っていきたい。今回のオレの話があなたの役に立つかは知らんし、保証はしない。

お金を貸してひどい目にあった話

オレは高校生くらいの時に、地元のスーパーでバイトをしていた。しょっちゅう仕事をミスして店長によく怒られていた。ある時は酒瓶をうっかり落として割ってしまい、弁償させられてしまったよw

そこである男と仲良くなった。名前はAとする。そいつは中卒で卒業後に土方をしたけど秒速でクビになったらしく、楽な仕事を求めてこのスーパーにやってきたのだと話してくれた。オレとAはすぐに仲良くなった。オレは元来、ボッチ気質で友達もいなかったので嬉しかった。休憩中によく二人で店長の悪口をいってうっぷんを晴らすことをしていた。

ある時、Aからお金を貸してほしいと言われた。オレは当時、そのスーパーで月5万円くらいしか稼ぎがなかったけど、せっかく仲良くなったAとの関係を壊したくなくて気前よく持ってる有り金全部貸してしまった。その後、数カ月間オレはバイトで得た給料をAに貸していた。Aは金髪ピアスのいかにもDQNなイメージだが、Aには男らしさを感じていたし仁義を通す男に見えた。

ある日、Aはバイトをバックレた。あわてて店長に聞いたけど連絡もないらしい。オレはAの携帯に電話をした。「バイトダルいんでやめちゃった♥」と言われ、「大丈夫っすよ!借りたカネはきっちり返すんで!」と返事をした。オレはその言葉を聞いて安心した。

だがAは何かと理由を付けてのらりくらりと返済をしなかった。オレはだんだん不安になり、ある日Aとの通話を録音した。その後、Aはオレからもバックレた。録音データはあったが警察には行かなかった。心のどこかでまだAを信じていたからだ。あちこち手を尽くしまくってAの行方を追った。Aの友達とか、先輩に連絡を入れたりして数ヶ月頑張ってみた。アホみたいに時間をかけたのは、当時のオレはカネがなかったクソ貧乏だったというのもあるけど、なんで逃げたのか?をA本人から話を聞きたかったというのも大きかった。「メンゴメンゴw 間違ったンゴw 返すわw」みたいな対応をしてほしかった。心のどこかで自分が騙されたと認めたくなかったんだな。

だが終わった。もう手の施しようがないことにオレは気づいた。Aは永遠に姿を消したんだ。この体験を経て、オレは一生他人にお金を貸さないと誓った。

お金を借りた人間は悪魔に変わる

オレはこの経験から学んだことがある。それは人はお金を借りるとアッサリと人間をやめて悪魔に魂を売るということだ。人間ってなんだろう?まるでおかあさんといっしょで、子供が歌のお兄さんやお姉さんに投げかけるような無邪気な質問に感じられたらサーセン。オレの考えとしては、「人間社会で生活できる能力」だと思ってる。これがない奴らは悪魔と言っていい。

このクソ記事を読んでいるあなたからすると、オレは極悪非道のクレイジーに見えるかもしれない。まあクレイジーであることは否定しないし、オレは不道徳な発言や放送禁止用語はバンバンいう。だけど法律違反とかは絶対にしない。投資やお金の稼ぎ方については言いたいこといってるけど、詐欺や投資助言業務違反とかはしない。だからオレは堂々と表を歩いてる。

だけど人間をやめてしまうということは、この超えちゃいけないラインを超えてしまうってことだ。お金を借りた人間の多くはこのラインを超える。Aの件だって、その気になれば警察沙汰にできる案件だと思う。詐欺だよなこれ?まあもういいけどな。

人間社会で超えちゃいけないラインを超えるようなヤツは人間をやめた悪魔だ。元々狂ってる人間を完全に狂わせるのがカネの力なんだけど、そのきっかけになるなら狂ってる人間にカネを触らせるべきじゃないとオレは思う。

お金を借りて返す人

その一方で、お金を借りたらキッチリ返す人がいる。オレ自身がそうだ。

オレは底辺層の中の上位にいたクソッタレなダメ人間だった。貧乏すぎて借金により実家がなくなった。サラリーマンを始めた時はお金がなさすぎて玄米と大豆を炊いたものしか食えなかった。東京のドヤ街で日雇い労働者や外国人バックパッカーの奴らと相部屋で寝たりしてた。PC買えなかったので、ゲーム機でフリーWifi使って転職活動してた時もあったよ。嘘くさいけどマジの話な。こんなネットの片隅でしょうもないうそはつかんよw

一時期、オレは完全に資金がショートした。実家や親戚、友達に頼み込んでお金を借りた。100万円くらい注入された。そのおかげで、オレは首をくくることを毎日考えていたけどなんとかそうせずに済んだ。今、オレは大富豪なんかではないけど一応、野村総合研究所上でいう超富裕層になってFIREした。もう一生働かなくてもとりあえず飯は食える。まあ、別に金持ちっぽいふるまいとかで高級ホテルでシャンパン片手にドヤるとかはしたくはないけどな。

話を戻す。オレは幾ばくかの富を得たことで、困っていた当時オレを支援してくれた人たちに恩返しをした。借りたお金の10倍くらい返した。当時の温情がなければ、オレは途中で人生の幕を閉じていた。だから助けてもらった恩を返すのは当然のことだし、利子を付けて返すべきだと思っている。

オレに金を貸してくれた人たちは正直、死ぬほど怖かったはずだ。オレは途中で破産するかもしれなかったし、その気になればトンズラしたかもしれない。オレが彼らの立場だったら怖くて貸せない。けど彼らは快く貸してくれた。「尊師の経済状態に余裕ができてから、ゆっくり返してくれたらいい」と待ってくれた。その瞬間、オレはかつてAによって真っ黒に染め抜かれた人間不信の氷のハートが、春の太陽の陽気でじんわり温かく溶けていくのを感じたんだ。

オレはまた他人にお金を貸した

オレは昔、人生に困った若い高卒フリーターくんとSNS経由で知り合い、必死に彼を助けたことがある。月日は流れ、彼はその後努力して大学に進学して就職、お土産を持ってオレに会いに来てくれた。彼はすっかりたくましくなり、「あのとき助けてくれてありがとうございました」と丁寧にお礼を言って恩返しをしてくれた。嬉しかった。助けてよかったと思った。

この経験から、お金を貸していいやつがいることをオレは知った。他愛もない自分語りでオチもなくてサーセン。FIREやセミリタイアをする上ではクソの役にも立たないと思ったかもしれない。だが、人にお金を貸す局面は誰の身にもいつかは必ずやってくる。あなたにもきっとあるだろう。その時にこのクソ記事の内容を思い出して、相手がお金を貸すに足る人物かどうかを見極めるようにしてくれ。



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