匿名でも語りたいテーマのひとつをブログにし、その他をnoteでザラザラと書き連ねることにした。
多面体としての自分
ビジネスマンとして。
父親として。
日々や老後のお金のことを考えている個人として。
楽器が弾けるようになりたいと日々がんばるおじさんとして。
老後になっても続けられるスポーツとして、ゴルフスクールに通う中年男性として。
お酒が好きなアラフォーとして。
暇さえあればマンガ読んでいる社会人として。
一眼を引っ張り出すことがなくなってきたアマチュアカメラマンとして。
これだけでも「ビジネス」、「親子」、「マネー」、「楽器」、「ゴルフ」、「お酒」、「写真」と色々なテーマがある。それぞれのテーマについていろいろな人から学び、なんとかかんとか続けている。逆に言えばほかのテーマはいつか触れてはみたものの、自分の中には定着しなかったものだ。
ブログを立ち上げてみた
この連休中に「お金」に関することは情報発信してみようかなと思い、ブログの立ち上げを行った。ブログの立ち上げは過去も経験はあるのだが、2020年になって自分一人でやってみたところ、自己ドメイン取得、レンタルサーバーの契約、ワードプレスのインストールから一つ目の自己紹介記事の作成まで2時間くらいだったように思う。
ムームードメインとロリポップ便利。
ワードプレスもバージョンアップしていて、カスタマイズも簡単だった。ひとつのテーマのテンプレートがどうしてもウィジェットが表示されなくて戸惑った以外はスムーズに進めることができた。ログイン画面隠すとかSEO関連の設定といった最初のお作法は変わらないようだ。
ちなみにワードプレスとnoteの記事エディターのUI、ほぼ一緒なんだけど、これはどっちが模倣したのだろう。
noteとブログの併用について。
いくつか記事を読んでみるとブログはアフィリエイトしやすいよね、noteは集客しやすいよね、でもそれぞれターゲットとコンテンツが違うよね、という整理に落ち着いた。
個人的にはブログはそのサイトのテーマを限定したほうがいいと思っているので、多面な自分のいくつかのテーマのうち、一つを選んでそのテーマに関する情報発信に限定。noteをやる必要があるか?と考えたがいくつかあるテーマを横断して、こういった考えの痕跡を残すということもありかもなーと思って立ち上げてみることにした。続くかどうかは分からない。
なお、ブログもnoteも匿名だ。
匿名?実名?の話
当然だが、人は実名で日々を過ごす。ただし、実名=全人格ではない、ということを認識したほうがいい。いくつかある側面のいくつかをピックアップして実名のイメージを作り上げているに過ぎない。
いくつかの側面はもしかすると実名にとってノイズになるかもしれない。すべての側面を実名と結び付けて発信しなければいけないということはない。人は当たり前のように自分を隠しながら生きている。
ビジネスについては実名とともに語られることが多い。個人的にはビジネスはビジネスでいったん独立させ、他のテーマと切り離している。現時点の考えとして、だが。
実名で語られなかった言葉はどこへ
別に言葉は身の回りの人だけに向けなければいけないわけではない。実名で発信しなければいけないということもない。人が持つ、いくつかある側面のうち、実名とは結び付けなくても語られうるテーマは少なくない。
自分自身の中だけにも言葉は存在する。時に、これは自分の外側に出したいと思う言葉もある。実名で聞いてもらう必要はないけれど、どこかで誰かが聞いてくれればいい。反応があればうれしいが、なくてもかまわない。匿名でこそ語られる言葉もある。現にツイッターの匿名率は8割に近いらしい。
(出典)総務省「社会課題解決のための新たなICTサービス・技術への人々の意識に関する調査研究」(平成27年)
「~と言ったら○○(実名)」を目指すことがあなたの息苦しさかもしれない
・匿名と実名
・テーマと発信元の接続
というふたつの要素を鑑みると、実名で押し出すべきテーマが明確になっている人は少ない。「~と言ったら○○(実名)」と、何者かになろうと強迫観念のように思ってしまうこともあるだろうが、自分を構成する数々のテーマに対して、自分の内側から言葉は日々生まれている。実名にとってノイズ(と自分が考えている)とされるテーマにこそ、多くの言葉を持っている人もいるだろう。実名にこだわっていたら、その言葉は隠され続けたままになる。
匿名から始まった文学、著名作品も少なくない。日本に限らず欧米においても、「え、これが匿名作品?」と思われるものもある。詳しくは下記のリンクに詳しい。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/55/8/55_603/_pdf
ツイッターであれ、その他匿名SNSであれ、それを発信できることが色々な人の救いになっているともいえる。
匿名でもテキストを打つのは悪くない
個人の話に戻す。匿名でテキストを打つことは過去にも何度かやったことがある。結局続かなかったのだが。その当時、楽天ダイアリーみたいなサービスやfc2のブログやらを使っていたおぼろげな記憶がある。コメントくれた方の、その内容も覚えていて、例えば、ウィスキーの飲み方に関する自分の投稿に対するコメントなんかは、今でもウィスキーを飲むときにふと思い出す。
例え匿名であっても、テキストを打つのは悪くない。自分の考えを整理することもできるし、思わぬ交流も生まれるし、その体験が時を経てもなお、お互いの、もしくは一方の心に残るのであれば、それでいいのではないかと思う。やりたいことをやればいいし、やめたくなったらやめればいい。実名だと、「継続性がない人なんだな」といったレッテルを張られてしまうかもしれないが匿名だったらそんなこともない。
匿名用の記号としてのハンドルネームはブログ名に関連しているのだが、正直これはなんでもよかった。覚えやすく、あまりかぶってさえいなければ。
ということでnoteでは、匿名のもと、あまりまとまっていなくてもザラザラとテキストを書き連ねていこうと思う。あまり誰かの目を気にしすぎず、かといって誰かを傷つけることなく。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?