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クレーマー対応のお話

今日は、皆さんの周りにもいる
(かもしれない)
モンスタークレーマーの対処法を
学んでいきましょう。

クレーマー対応は意外とシンプル。

では始めましょう。


次のうち、あなたが「正しい」と思うものに、
チェックを入れてみてください

・クレーム対応では、とにかく
 「スピーディーな行動」を心がける

・自分が受けたクレームは、
 何が何でも責任をもって解決する

・相手が納得するまで、とことん話し合うべきだ

・事実関係がはっきりしないうちは、
 「お詫び」してはいけない

・相手の理不尽な要求に対しては、
 論理的に反論するべきだ

・クレームの実態を把握するために、
 どんどん相手に質問する

どう思いますか?

実は、すべての対応が正しくありません。

それでは、
モンスタークレーマーの
基本的な対処法を見てみましょう。


▼ クレーマーの特徴

クレーマーは大きく3つに分けられる。

現在は、以下に述べる
「グレー」のクレーマーが急増している。

1.ブラック
詐欺や恐喝まがいの手口で金品をかすめ取る、プロのクレーマー

2.グレー
普通の人がうっ憤を晴らしたり、
あわよくば金品をせしめようと理不尽な要求を繰り返す

3.ホワイト
正当な要求や苦情を訴える人


▼ クレーマーへの対処の流れ

クレーマーを黙らせるには、初期対応がとても大切です。

「グレー」のクレーマーは、
日頃のストレスから感情的なクレームを言ってくるが、
人間の性質から言って、
怒りの感情は4~6分までしか継続できません。

つまり、
最初の4~6分間はひたすら相手の話を聴くことで、
怒りの感情をスッキリさせて冷静さを取り戻させるのです。

~クレーム対応の流れ~

1.最初の4~6分はひたすら相手の話を聴く

2.クールダウンしてきたら、お客様の名前や状況を把握する

3.レベルに応じた謝罪をして、解決方法の提案をする

4.丁寧に対応してお礼や謝罪をする

流れとしては上記になりますが、
注意しておかなければいけないことは、
可能な限り反論せずに、「聴くことに徹する」ということです。


▼ クレーム対応の話し方

クレーム対応の基本は、「最初は相手の話に耳を傾ける」です。

最初の5分程度しか、相手の怒りは続きません。

なので、最初の対応が
「謝って済む問題にできるかどうか」
に、かかっています。

その上で、
話を聴く際に使ってはいけないワードがあります。

~クレーム対応で使ってはイケないワード~

「ですから…」
「だって…」
「でも…」

これらのワードは反論をする前に言う言葉ですが、
言われた相手にとっては、
上から目線に感じたり、逃げ腰に感じたり、
反抗的態度に思えたりするものです。

そういう風に思われないためにも、
それらの言葉を次に紹介する「相づち」に替えましょう。

~クレーム対応で使える相づち~

「失礼いたしました」
「ごもっともです」
「承知しました」
「そうなんですか」
「すみません」

一見すると、非を認めているようですが、
これは「不快な思い」や「不便な思い」させたことへのお詫びです。

決して非を認めたお詫びではありません。

最初からモンスタークレーマー扱いせずに、
先入観をもたず親身に聴き、相手の怒りをヒラリとかわす、
話の腰を折らないお詫びをして5分程度我慢すれば、
8割のクレームは対処できます。


▼ クレーム対応のポイントまとめ

クレーム対応のポイントをまとめると、

・最初からクレーマー扱いしない。

・先入観を持たずに「親身」に話を聴く。

・相手の話の腰を折ったり反論したりしない。

・お詫びは非を認めるお詫びではなく、
 いずれにしても不快な思いをさせてしまい
 怒らせてしまった事へのお詫びをする。


理不尽だったり、一方的なクレームは、
誰でもイヤな気分になりますし、
反論したくなる気持ちもわかります。

ただ今回のお話にもあるように、
人の怒りというのは長くても6分程度ということがわかっていれば、
腹立たしいことを言われても、
まずは「聴くことに徹する」ことができるはずです。

その結果として、初期対応で済む可能性があります。

クレーマー対応には、
自身の正義やプライドはいったん捨てて、
相手の目的をじっくりと聴く対応が大切だと感じました。

つまり、「無」になるのです。

♯モンスタークレーマー
♯初期対応 ♯聞く ♯相づち

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