第2回令和5年度食品表示懇談会概要

2024年1月12日 10:15

第2回令和5年度食品表示懇談会概要（本文843文字）

＜概要＞

消費者庁は、2023年11月24日に「第2回令和5年度食品表示懇談会」を開催した。本懇談会では、食品表示制度の改善に向けた議論が行われ、以下の議題が取り上げられた。

1. 食品表示制度の現状と課題

2. 栄養成分表示のあり方

3. 原材料表示のあり方

4. その他

1. 食品表示制度の現状と課題

食品表示制度は、消費者が食品を選択する際に必要な情報を提供することを目的としている。しかし、近年、食品の多様化や消費者のニーズの変化に伴い、制度の改善を求める声が高まっている。主な課題としては、以下の点が挙げられる。

・表示内容が複雑でわかりにくい

・栄養成分表示の精度が低い

・原材料表示のルールが複雑

2. 栄養成分表示のあり方

栄養成分表示は、消費者が食品の栄養価を理解する上で重要な情報である。しかし、現在の表示方法では、成分量が多すぎてわかりにくいとの意見がある。

改善の方向性としては、以下の点が挙げられる。

・表示項目の見直し

・表示方法の工夫

3. 原材料表示のあり方

原材料表示は、消費者が食品の原材料を把握する上で重要な情報である。しかし、現在の表示方法では、添加物の表示が複雑でわかりにくいとの意見がある。改善の方向性としては、以下の点が挙げられる。

・添加物の表示方法の見直し

・原材料の産地表示の義務化

4. その他

その他、以下の議題について意見交換が行われた。

・アレルギー表示のあり方

・機能性表示食品の表示のあり方

・景品表示法との整合性

・意見交換

各議題について、委員から活発な意見交換が行われた。

・栄養成分表示については、表示項目の見直しや、一食当たりの表示の義務化を求める意見が多数あった。

・原材料表示については、添加物の表示方法の見直しや、原材料の産地表示の義務化を求める意見が多数あった。

・その他、アレルギー表示のあり方や、機能性表示食品の表示のあり方について、様々な意見が出された。

＜まとめ＞

本懇談会では、食品表示制度の改善に向けた議論が行われた。今後、消費者庁は、今回の議論を踏まえて、制度の改善に向けた検討を進めていく。

＜一次情報＞

第2回令和5年度食品表示懇談会 概要