病歴と術歴と麻酔と私
ここで大事なお話。
健康診断なんかでも記入欄のある病歴と術歴。
手術する時もかなり重要です。
受けた治療や手術の内容によっては、次の手術の施術方法が変わったり受けられないことも出てくるのでね。
生まれた時から今までの病歴術歴はしっかり把握する必要があるのです!
私は病院に行ったら絶対お伝えしなければならないことが二つあります。
①8歳の時に罹った川崎病の合併症でできた
冠動脈瘤。
川崎病は全身の血管に炎症が起き様々な症状が出る病気。その炎症によって心臓にある大きな血管がこぶのように膨れる(瘤ができる)合併症。
これは9歳の時にカテーテル手術で完治しました。
冷静になるとこの時の方がかなり大掛かりでスケールのでかい手術だったな.....。
脚の付け根の血管から管を心臓まで持っていくからすっっっっっっごい時間がかかるし。
②14歳の時に発覚した先天性膣閉鎖症。
生まれつき何故か膣の出口が塞がってしまっており、始まっていたはずの月経の血液が排出されず子宮周辺の内臓が圧迫されてました(やばい)
生活に支障が出たので緊急で手術。
①はかなり重要なので自分でもしっかり伝えられるのと、医療関係者なら知ってる方がほとんどな症例なのですぐ伝わります。
バカ正直に言うと、②の時は急すぎてざっくりとした内容しか覚えておらず1回目の診察の時にちゃんと内容を確認してきてくださいと言われてしまい....
家族に聞いても私と同じくらいしか覚えておらず(多分覚えてる内容しか病院から言われてなかったはず....)
当時の病院まで行って確認してもらいました。
内容は確認はしてもらえた!ですが!!
結婚したため当時と違う苗字!10年以上前のため当時の診察券や保険証があるわけもなく例え本人だとしてもちゃんとした本人確認ができないとお伝えができないとのこと。
なんてこったぁあぁ(絶望感)
途方に暮れそうになっているとすぐ受付の方が
「地域連携室を使ってください!病院同士でならカルテの内容をお伝えできて、それをやってくれるのがその地域連携室っていうところなので
今通ってらっしゃる病院で今日のこと伝えればちゃんと先生に内容を教えてくださいますよ!」と教えてくださった....!
この人は神様かと思った。すぐ教えてもらったとおりに病院に連絡し、後日無事内容を今の病院に引き継ぎしてもらえました。
そんな有難いシステムがあるなんて......
とても助かりました。
そして手術となると更に気になるのは麻酔。
私はどちらも全身麻酔での手術。そして今回も。
全身麻酔は、目が覚めた後副作用で辛い思いをする人も結構いるそうです。
全身麻酔は「眠る」ではなく「意識が消失」します。
さらに全身の筋肉を緩める薬も入り自力での呼吸ができなくなるので、呼吸をサポートするために気道に管を入れそこから酸素を回します。(もちろん寝ている間に入れるよ)
なので喉が荒れやすく、痛みや違和感・咳き込み・痰が出やすくなる等があります。
喘息がある人は結構辛くなるとか。
目覚めてしばらく麻酔が抜け切ってない時間は吐き気や眩暈が起こることも多い。
術歴がある人は、こう言った副作用が今まで出たことがあるかも確認が必要になります。
私は何故かどの副作用も出たことがなく
早めに意識が戻ったおかげで回復もバケモノ並みに早かったです。
それでも年齢が違えば病状も違うので、同じように辛くないとは限らず.....リスクも多いので説明を受けるとやはり少し怖くはなりますよねぇ。
緊急性があるわけでもないのに手術をして、
いらないリスクに体をかけるなんてって思ったりもしました。絶対大丈夫とは言えないことですからね。
結婚もしていて旦那という家族もいます。
自分の体だからと言って勝手に一方的に決めていい訳でもないですし。
一応こんなヘラヘラした奴でも、もし万が一の場合も覚悟はして挑みました。
健康で過ごすことって本当に大事なんだなと
実感....。
何事もなくて本当によかった。
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