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クラウド型応援金サービスってなんだ?3年やってみたらいろいろ資金調達に使えたって話

はじめまして。Fintertechの髙橋(@kotaro_ftt)です。
私はもともとクレディセゾンで働いていましたが、2021年に公募に手を挙げ、出向という形でFintertechに参画しました!
以来、2年間クラウド型応援金サービスKASSAIを担当しています。

といっても、この記事をご覧になる方の多くは「KASSAIってなに???」というお気持ちだと思いますので、この記事ではサービスの紹介と、いろんな資金調達に使えたよって話をしたいと思います。
ファンビジネス、イベント開催、学校法人、NPO法人の方で資金調達を考えている方は最後まで読んでくださいね!

~こんなサービスを探している方におすすめです~

・成功、失敗に捉われないクラウドファンディング
・SNSやオンライン会議サービスと組み合わせられる投げ銭システム
・面倒な手続きや費用の心配がいらない、カードの募金受け付け!
・気持ちを上乗せしてもらえるチケット販売サイト

僕のことは覚えなくていいので、KASSAIだけは覚えてくださいね!

では、ここから本編です!
(ちなみに、資金調達のコトだけ知りたい方は3だけ読んでください)


1.そもそも「クラウド型応援金サービス」ってなに?!

KASSAIは「クラウド型応援金サービス」です。なんだかすごく応援ができそうな名前ですね。一言でいうと「あなたが何かを守りたいという想いを、カタチにして届けるサービス」です。

 具体的には、「誰でも」「かんたんに」独自の応援金を募るサイトを作成・公開できるサービスです。
応援サイトでは、応援金のお返しに返礼品を提供します。初期費用無料、月額利用料無料など固定費用ゼロで、応援金が集まってからお手数料を頂く「完全成功報酬型」なので、多くのお客様に安心してご利用を頂いています。

Webサイトを構築するためには、専門的な知識や技術が必要なのですが、KASSAIはテンプレートに文字を入力したり画像をアップロードするだけでサイトをつくれます。また、ランニングでかかるサーバー利用料なども一切不要です。しかも、企画段階から専門スタッフが伴走型支援をします。

気になった方は、サービスサイトからお問合せください。

2. KASSAIの3年を振り返ります!

KASSAIはもともと、存続性が危ぶまれるアニメや漫画をターゲットに、「ファンが作品やそれを創るクリエイターを守りたいと想う気持ちをカタチにして届けられる仕組み」を提供しよう!というコンセプトのもと、2019年に第一号案件としてアニメ作品を応援するプロジェクトをローンチをしました。

時を同じくして、世界を新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい始めます。アニメ業界のみならず、音楽業界、スポーツ業界、飲食業、旅行業など様々な業界の存続が危ぶまれる状況になり、日本中が、悲しみや、やり場のない怒りに包まれました。

一方でそうした状況に対して、何か自分ができることはないか、困っている業界を助けたいという想いも拡がり、クラウドファンディングや寄付サービスを活用した応援プロジェクトが拡大していきました。

KASSAIは関西フィルハーモニー管弦楽団を支援する「ONE KANSAI 」プロジェクトやJ-WAVEが音楽業界を応援する「#音楽を止めるな」プロジェクトに採用され、多くの支援金をお届けすることができました。

コロナ初期においては、「支援をどう届けるか」がテーマでしたが、コロナ中期以降は、オンラインツールが世に浸透したことで、オンラインでのイベントや旅行ツアーといった新たな事業のカタチが生まれ、「コロナ時代にどう事業を行うか」に考え方がシフトしていきます。

様々な団体や企業がオンライン事業を始めましたが、オンラインイベント領域においては、マネタイズに課題がありました。消費者側がオンラインサービスにお金を支払うことに対し、大きなハードルがあったためです。オンラインイベントがリアルイベントほど楽しめるのかわからないですし、Youtubeなどの動画配信PFが無料で視聴できるので「オンラインって無料でしょ?」という考えもあり、オンラインイベントのチケットを事前購入することは、一般的ではありませんでした。

そこで、イベント中やイベント後の熱量が高いタイミングでお金を支払える口をKASSAIでつくることで、オンライン青森夏まつりでの投げ銭、地元名産品購入応援やHISさんのオンラインツアー参加者による現地ツアーガイドへの支援など、チケットに依らないマネタイズを実現をしました。

そして、2022年以降は、募金・寄付やオンラインチャリティ企画といった活用が活発になり、資金調達以外に、社会貢献や、誰かを応援するための利用が増えています。チャリティ企画での活用は、スポーツチームや大会での利用を以前から頂いており、ゴルフ関連では女子プロツアーを中心に12回利用されていたり、サッカーでは1試合のチャリティイベントで用意した返礼品が完売(600万円以上の寄付)することができました。KASSAIを通じて社会貢献のお役に立てることは、事業者として大変嬉しく思っています。

このようにKASSAIはお客様の多様なニーズにお応えする形で様々な事例を積み上げてきました。社会情勢は変化しますが、「大切なものや場所を守りたい想い」はいつの世も普遍的なものですので、今後も様々な領域での活用に挑戦し、皆様のお役に立ちたいと考えています。

3.お待たせしました!色々な資金調達方法を紹介します!

 前置きが長くなりましたが、これまでにKASSAIを活用頂いた、クラウドファンディング、投げ銭、オンライン募金箱、イベント参加チケット販売といった使い方を紹介します!

・成功、失敗に捉われないクラウドファンディング

KASSAIはクラウドファンディングサイトとして運用できますが、「目標設定」がないので、失敗のリスクがありません。クラファンの失敗はいわゆる「デジタルタトゥー」としてWeb上に残り続けます。失敗が怖いのでクラファンはちょっとなぁ、、、と二の足を踏んでいたお客様も安心してサービスをご利用頂いています。

「クラファンに興味はあるけど、目標達成のプレッシャーが怖いなあ。。」
そんな方におすすめです!

・SNSやオンライン会議サービスと組み合わせられる投げ銭システム

オンラインライブや、セミナー、旅行などに参加した人から「投げ銭」を募ることもできます、熱量が高い瞬間を逃さずに応援金を募ることができます。また、KASSAIは独自サイトを構築することができるため、各種SNSや、オンライン会議サービスなど様々なプラットフォームと組み合わせることができる汎用性の高さを評価いただきご利用を頂いています。

ちなみに、デジタル返礼品を自動で発信する仕組みがあるので、返礼品を送る手間はありません!

・面倒な手続きや費用の心配がいらない、カードの募金受け付け

KASSAIはカード決済で支援を募ります。カード決済を利用するには、煩雑な手続きが必要だったり、導入コストがかかったりするのですが、KASSAIでは、オンラインで手続きが完結するので面倒なお手続きは不要なうえ、前述の通り応援金を受け取るまで費用が発生しませんので、「カード決済を導入したいけど、お金が集まるかわからないのに費用をかけるのもなぁ」といった方や、「特定のイベントの時だけ寄付を集めたいけど、カード決済するほどのメリットが見いだせないなぁ」といったお客様に初めての決済ツールとしてお選び頂いています。

「母校の野球部が全国大会に出場!急いで寄付を集めなくちゃ!」
そんな時にはまずKASSAIにご相談ください!

・気持ちを上乗せしてもらえるチケット販売サイト

オンライン、リアル問わずにチケット販売サイトとして使って頂いた例です。KASSAIには上乗せ応援機能がデフォルトでついているので、購入者自身が価格を決定することができます。チケット代以上に支払いたいという熱量の高いファンの想いに応えられるほか、チャリティ系のイベントであれば参加費用+任意で寄付のような使い方ができます。

もしくは「自分のイベントをお客様に値付けしてもらうチャレンジをしたい!」なんて企画もKASSAIなら楽々できちゃいます。

4.まとめと今後について

KASSAIは今まで、音楽、スポーツ、旅行、地方創生、アニメなど様々な分野でご利用を頂いています。最近は、物価高によって事業継続が危ぶまれている団体様のお問合せが増えてきました。実際にそういった文脈でのプロジェクトを実施しています。ファンの皆様からのコメントを見ると、「自分の好きなものを守りたい」「今までの感謝を返したい」「こういった場が今までなかったので、直接応援できる機会ができて嬉しい」といったお声を頂いています。

我々はこういった熱い気持ちを持つファンの方と、助けを必要としている方との橋渡しとしてもっと広くサービスを提供していきたいと思っていますし、ファンが支援をしたという尊い瞬間を振り返って頂けるようなサービスや、より多くの資金を調達できるような仕組み作りに挑戦していきます。

最近は、当社が開発しているNFT管理サービスを活用した新しいNFTプロジェクトを検討しています!
そのあたりのことは、こちらのプレスリリースをご確認ください!

この他にも、いろいろ企画をしていますので、お伝えできるようになったらどんどん発信していきたいと思います。どうぞ、お楽しみに!

最後までお読み頂きありがとうございました!

少しでも興味をお持ち頂けましたら、下記サイトからご連絡を頂けますと嬉しいです。