塗装する②

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サーフェイサーについて・・・・

サーフェイサーは表面のキズ、へこみなどをチェックするための塗料なので基本的にはグ レーのつや消しです(実車の話しですが)クルマの模型用としてはツヤが消えるのでできたらファンデーショングレーをお進めします。

ファンデーションホワイトを基調として調色してあるので隠ぺい力があります。ツヤも出て次の色を載せるときもツヤが出ます。

アクリルプラサフはサーフェイサーなのでツヤが消えます、なかに入っているプライマー成 分がプラと結合しないのであとでマスキングした時など剥離するおそれがあります。
特にソフト99のプラサフはきれいに剥離してしまいます。

フィギュアでレジンの色を生かした透明塗装仕上げがありますが、下地にはウレタンクリアーGP2を使います、ウレタンクリアーを使いなれない場合は、アクリルプラサフにパワープライマーを20%ほど原液で混ぜ、ピュアシンナーで豚骨スープよりもう少し薄い程度に希釈して何回も乾燥しては吹き、乾燥しては吹きと5から6回ほど塗装して下地を作ってください。

その上に肌色を同じように薄めた塗料を重ね吹きします。透明塗装仕上げは後で詳しく説明します。

アクリルプラサフの希釈は3~4倍です、濃いとガンの先から出にくいので、先端の口金をはずして使うか、エアー圧を2気圧程度に上げます、夏ですと水が出やすいので、エアーフィルターをダブルにするか、ホルベイン製(画材店で売ってます)の簡易フィルター「トリコン
ミニフィルターMFー100」2.600円を付けて下さい。

カラーの塗装について・・・・

フィニッシャーズカラーの希釈は3倍です(オートクリアーも)原液で使うかたはさすがにいないと思いますが2倍で使うと思ったようにツヤが出ないと言う話しを聞きます、2倍ですとブラシのシブキが反対側に回りそこでちょうど乾燥し、ガサガサになってしまうためです。

もしツヤが思ったほどでないなぁ・・・・と思ったらもう少し薄めてみてください。

そんなこと今さら言われてももう塗ってしまったよ!と言う方には,裏テクで、塗料が1か2でピュアシンナーが9か8くらいの超シャブシャブの希釈をしてそれをそのキット全体に吹きつけ表面だけ溶かしてしまうのです、ちょうど暑い日にソフトクリームが溶けて行くような感覚です。

結構慎重にやってください。

やり過ぎるとポトポトと下に垂れます、成功するとものす ごいツヤが得られます。この方法はオートクリアーでも同じように使えます。

カラー塗装の場合、ライトは出来たら2つがベスト、ひつとは青白い蛍光灯、もうひとつはやや赤味のある蛍光灯です、Zライト(白熱球)の場合はホームセンターなどでライト型の蛍光灯(パルック)が2種類それぞれ売ってますので、出来れば変更した方がベスト。

BBR、トロンなどのファクトリーも同じようにやってます。

コンプレッサーを使う場合、また、これから買う場合、

1/43~1/20をメインに作る場合、最低ワークの「しずかゴメン」、18,000円、最高でホルベインの 「カプセルコン」、298,000円、イタリア製ワーサーWRー300、148,000円と言ったところでしょうか、もちろんレトラも良いです、が、ランニングコストが少々高いです(フィルターとオイル)

G.T的にはワークの「しすがゴメン」はお進めです、0.3気圧ですが1/43.1/20的には充分、圧が低いので水分を吸い込みません、夏でもフィルダーいら

ず、フィニッシャーズの塗料的は3倍のややシャブシャブなので結構相性いいです、値段も安いし(18.000円、このコンプレッサーは元々心臓や肺などの機能を一旦外に移して使うときの、いわば金魚のブクブクの親玉で、本体自体なるべく振動しない、空気圧の脈動がない、当然水分が入らないなどのキビシイ審査をされたものです、医療用で買うと3万円位します)などけっこう安かろう悪かろうではないのです、使っている方は結構気に入ってます、小さい、静か、使いやすいが揃っているわけですから。プラス、タミヤ(ビービーリッチ)の0.3mmのガン9,800円合計27,800円(本体のみ)で今日からブラシでこだわり塗装です。