フィニッシャーズカラーについて 塗装する①

模型作りの組成学

クルマの模型、プラ、レジン、メタルを中心にスケール模型、フィギュアを含めモケイ全体のテクニック、裏技、プロの技法、気がついた事、などをジャンル別にカキコンでいきます。

フィニッシャーズカラーについて 塗装する①

塗装すると言っても一概にサフのことか、カラーのことか、クリアーのことか、カンスプレーか、エアブラシか、などとイロイロあります、それら全部をひっくるめて、気をつけること、やっぱこれだけは揃えないと、プロはどうしてる、プラは、レジンは、メタルは、金属表現は、・・・順不同になるかもしれませんが、ご紹介していきたいとおもいます。

ただしこれらはフィニッシャーズのみにあてはまるわけではありません(フィニッシャーズカラーの希釈に関しては別です)
「モケイを作る」行為全体です。

下地処理について

プラのパーティングラインのヤスリがけは600番から1000番くらいのペーパーでパーティングラインのみ削る、その周りも少し削れてしまいますがそれは仕方ありません、きれいに取れたらまたそこを1000番以上のペーパーそしてコンパウンドを使って元のツルツルの状態に戻し
ます。クレグレモ全体を400番,600番のペーパーでサンディングするなんてことしないように、クイツキは良くなりますが、ピカピカの表面をザラザラにしてツヤありの塗料を吹いて、ツヤが出ないのはあたりまえです、今までイロイロなモケイ雑誌で書かれてきましたが、それはクイツキを良くするためで、ツルツルの表面だとシンナーを(塗料を希釈した)はじいてしまうためです、でもシンナーを強いピュアシンナーに変えればそんなことはありません。

よく、研ぎ出しが出来ない込み入った部分と研ぎ出し、コンパウンドがけしたピカピカの部分との差が出てしまいヤッパ綿棒で時間をかけてやるしかないのかとあきらめる時がありまが、それは下地をわざわざキズつけてデコボコにしてる場合がほとんどです、そんなことをしなくても国産のプラモは元々ピカピかですよね、そのピカピカを生かしてそのまま塗装すればクリアコートまでピカピカに仕上ります、その上で研ぎ出し&コンパウンドを使えばさらに細部までピカピカになります。

これは時間に制約があり一定以上のクォリティを求められるプロのテクニツクです。これらのテクニックの一部はモデルアート社別冊カーモデルテクニックグガイド3に一部載っています、この本はプラ、レジン、メタルの細かいテクニックがたくさん載って一部はモデルアート社別冊カーモデルテクニックグガイド3に一部載っています、この本はプラ、レジン、メタルの細かいテクニックがたくさん載っています、発売が古いので作例も古いのですが今のところこれ以上のガイドブックはありません。

定価2300円、各模型店でどうぞ、G.Tにもあります

レジンの下地

1/43.1/24.1/20の各レジン、プロバンス、BBR、スタジオ27と同じレジンですが品質が結構違います。

プロバンスはいわゆる昔っからあるレジン、ハクリザイ付いていて洗浄が必要、柔らかいので、変形しやすいけど修正もしやすい、BBRはグレーの硬質レジン、(最近はプロバンスっぽくなった)工業レジンの一種なので収縮はなく、ハクリザイもほとんどなし、キメも細かいし、密度もあり品質としては一番良い、スタジオ27のレジンは独特の臭いが少なく、キメも細かく、収縮率0.05%クラスのレジン、一時期純白のレジン(そのうち一瞬だけ日清紡を使っていたあれが結構良い)で成型されてましたけど、品質としてはあれが一番良いです。

恐らくあの品質では世界一(工業用ではもっとスゴイのがありますが)でしょうハクリザイは凝固時に揮発するタイプで付いてません。

でも一応洗浄をお進めします、中性洗剤で洗うか、剥離剤オフをティッシュにつけ拭いてください。

パーティングラインはきついか、段差のある場合もあるので、ポリパテ スタンダードか、アルテコのSSP瞬間パテで埋めてください、全体に400から600番のペーパーでサンディングした後、プラサフを吹いて乾燥、1000番程度のペーパーでサンディング、感じとしては、サフをレジンのキメ(キメが細かいとか言うキメです)にパテのごとくすりこんでいくことです。

すぐレジンの肌が出ますが、その部分のみサフを吹いてまた同じように繰り返し、サフで覆います、プラサフでないとあとで剥離してきます、プラサフのプラとはプライマーのことでレジンのエマルジョン成分と科学的に結合します。

ペーパーの番手を上げてゆき、最終的には左で書いた程度までピカピカにします、ペーパーと書いてますがサンドペーパーより
スポンジペーパーのほうが100倍使いやすいですよ