HANABI

昨日7月29日は4年ぶりの隅田川の花火大会とのことで、とんでもない盛り上がりだったみたいですね。僕は行けなかったんですけど、へっちゃらです。この夏の僕はいち早く誰よりも夏を満喫しているのです。

7月1日を迎えた時。僕は「ようこそ、夏へ！」と部屋のカレンダーに向かって言いました。俺が来たからもう夏だぜみたいな顔をしてる7月1日に、すまんが今年の俺はおまえより先に夏を迎えてたわとマウントを取りながら食べるガリガリくんはめちゃくちゃ美味かったなぁ。僕の夏は6月から始まっていました。

6月後半のある日。リンダカラー∞というコンビのたいこーさんから電話がかかってきました。たいこーさんは僕が事務所に所属した1年目からかわいがってもらっている1年上の先輩です。最近ではこれまたお世話になっている先輩のサンシャイン池崎劇団を通じて、より仲良くさせてもらう機会が増えました。（幸）

たいこーさんとの関係は多摩川の河川敷で一緒に草野球をやった日からプレイボールしました。たいこーさんは率先してピッチャーをやりたがる人で、僕の経験上、草野球で我先にとピッチャーをやりたがる人でまともな人はいなかったので、「芸人でもこういう人がいるんだなぁ」と思っていました。するとまさかの打たせて取るタイプのピッチャーで、5イニングを無四死球の完封で締めくくっているのを見て、この先輩には一生ついていこうと思いました。（しかもバッティングもすこぶる良かった）

繊細かつ大胆なたいこーさんはたまに深呼吸していったん落ち着いても理解できない誘いをしてきます。1年くらい前に「バンジージャンプ飛びながらラジオの生配信するから付き合ってくれ！」と言われた時はこの人とうとう壊れちまったと確信しました。音のみ！？バンジージャンプの醍醐味って映像じゃないの？ってバンジージャンプの係の人も言ってました。しかもなぜか衣装に着替えてました。音声のみなのに！落下する衝撃で握ったスマホが落ちないように、テープで手をぐるぐる巻きにしている後ろ姿を見て、この人だけは幸せになって欲しいと思いました。

そして飛ぶ瞬間、僕は遠くの広場からラジオの生配信を聴きながら見ていたのですが、間違いなく生きてきた中で1番笑った10秒間だと思います。ちぎれた腹を回収するのが大変なくらい笑いました。音声ではめちゃくちゃ発狂しているのに、生で見ている映像ではすっごい綺麗な体勢で落下していてその矛盾に整理がつかなくて、とにかく笑ってしまいました。人間って整理がつかなくなるとバグで笑うしかなくなるんだなぁ。

とんでもなく脱線しました。そんなたいこーさんから「おい、高橋！花火やろうぜ！」と電話がかかってきました。
花火？？？6月に？？？まだ梅雨ですよ？？？？
早すぎないですか？？？と思って全部伝えたのですが、電話越しのたいこーさんが「へっへっへ」と笑うだけで、もう楽しみで仕方ないんだろうなぁと思ったので、絶対に行くことにしました。

他に誘っていた後輩の江戸川ジャンクジャンクの地面万（芸名通り変なやつ）と同じくリンダカラー∞のりなぴっぴと（リンダカラー∞の∞担当）と合流して、ドンキで花火とお菓子を買って夜でも花火ができるお台場の公園に向かいました。ケツメイシの夏の思い出を聴きながら花火をするためにドライブする東京の夜はとにかくエンモぉぉぉでした。

公園に着くと東京湾を挟んで目の前にレインボーブリッジがあるという絶景の中、花火開始です。

もう最高すぎました！！！！！！！！！！！！！
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最近「伝える準備」という言葉の重要性を教えてくれるとてもいい本を読んだ後なのに、”最高”しか出てこないくらい最高でした！！！！！！！！

特に楽しかったのはとんぼと呼ばれているくるくる花火で、上昇する花火を誰が綺麗に飛ばせるかでWBCで日本が優勝した時くらい盛り上がりました。とんぼが暴走してたいこーさんに向かって突撃した時に、死ぬ前のカエルみたいな動きでひっくり返って「痛ぇぇぇぇぇぇぇぇ」と叫んだ声が東京湾に吸い込まれ行くのを見て、地面もりなぴっぴも僕もずっと笑いが止まりませんでした。
（後輩が誰1人心配しなくてごめんなさい）

そして花火からの帰り道。腹減ったからマック食おうぜと盛り上がったのに、行く先々全てのマックが臨時休業していたのです。（世界で1番嫌いな四字熟語が設備点検になりました）
結局マックを食べれたのが朝4時になってしまったのですが、極限まで我慢して食べたチーズバーガーは美味すぎでした。
もう全部が最高だったこの日は！！！！！！！！

今年の夏の終わりにできれはまたこのメンバーで、夏を終わらせる花火に行きたいなぁ。

みなさんもぜひ6月に花火をしてみてください！
俺が来たからもう夏だぜみたいな顔をしている7月1日にマウントを取ってやりましょう。