「梅雨」
2020/06/21 9:51
厚い雲が覆ってますね…
「雨降っちゃうかな。」って心配になる状態、ですね‥(^^;
上の写真は日曜日に撮ったもので、今日は「梅雨晴れ」☀
喜びも束の間、明日、梅雨前線が本州にやってくるそうですが…。
降る音や 耳も酸うなる 梅の雨
松尾芭蕉
筆者は梅雨の訪れを自分の髪の状態から認識します。何もしなかったら頭のてっぺんが下敷きをこすった後みたいになってる笑 そんな時、「あ、梅雨が始まっちゃった。」と思うのです。
というわけで今日のテーマは「梅雨」です!
梅雨…太平洋(低緯度側、小笠原気団)の暖かく湿った空気と、日本海(高緯度側、オホーツク海気団)の冷たく乾燥した空気がぶつかると、湿気を多く含んだ空気が発生し梅雨前線となる。その梅雨前線があまり移動しない時期を梅雨と言います。
暖かい空気は密度が小さく軽いのですが、冷たい気団は密度が大きく重くて、この2つの空気、つまり気団がぶつかる境界では暖かい気団が冷たい気団を乗り上げて、上空へのぼっていくんです。この時、暖かい気団に含まれる多量の水蒸気は気圧が薄くなることで水へと凝結し、雨となって地上に降り注ぐ…という仕組みです!
理科っぽいお話はここまで!笑
よく考えてみたら、梅の花なんてとっくに散ってしまっている6月にどうして「梅」なんだろう? 調べてみました。
「梅雨」という言葉は平安時代に中国からきた言葉で、6月は梅の実が熟す時期にあたるため、梅の実に恵みを与える雨として「梅雨」と名付けられたそうです。
恵みの雨として名付けられたって考えれば作物にとってお天気が悪くても必要不可欠な時期って思えますね♪
天気予報で「地域別の梅雨入りの時期」が発表されていますよね。ですが、暦の上では、立春から数えて135日目を「入梅」と言い、そこから約30日間が梅雨の時期と言われているそうです!江戸時代においてこの暦を目安に田植えの日を決めていたそうです。
梅雨入りの時期を知ることは、今以上に大切だったのですね。
言わなくても良い(?)かな…いやでも事実なのでちゃんとお伝えしますが、
湿気が多く黴が生えやすいため、「黴雨」(ばいう)とも言われています…
梅雨を採用しましょう!👏👏
古今和歌集にも梅雨に関してこのような詩があります。
五月雨に物思ひをれば時鳥夜深く鳴きていづちゆくらむ (紀友則)
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