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「珍しい」という好奇心が未来をつくる♪

・グリコキャラメルのオマケ
・ヤクルトの飲料ガラス瓶

昭和生まれの私世代は 皆、日常の台所(冷蔵庫)・茶の間や勉強部屋に「転がっていた」ものである。
それが・・・「骨董」と耳にしたのが「平成後半」。
当時の販売価格を上回る値がつく。Σ(゚Д゚;エーッ!

若い頃は、「アールヌーヴォー」と耳にすると古臭いイメージだった。
しかし、

エミール ガレ
ドーム
ルネ ラリック

彼らのガラス作品を目にすると芸術性が先に立ち、現代の作品が違ったものに感じる。
今に至るまで興味の方向に接点があり、彼らの作品は目にする機会は多く、有難いことに収集家の方と出会い手にして観ることもあった。

・ アールヌーヴォーのガラス
  ガレとドームの自然賛歌
  令和5年4月18日~令和5年6月11日
  九州国立博物館にて開催中

この催しのセミナーで 主催者側の意図するところと違う点で興味を引くことを耳にし・・・調べる・・・驚く
(ノ・ω・)ノオオオォォォ-

セミナーの翌日には、足を運ぶほど気になった催し。
その理由が・・・

北澤美術館より 106点提供(貸出)

106点である・・・106点も貸し出したら 自分とこの美術館の展示物なくなるんでないかい?と、これ16点の間違いでないかい?と。
しかし・・・展示作品に感動しつつ・・・所有者の名に「北澤美術館」とあると(ノ・ω・)ノオオオォォォ-と顔に出てしまった。
ハッキリ言って息をのむ。
凄い数の展示作品である。
北澤さんちゃ~どげん人じゃろか?

北澤利男: 北澤バルブの創業者

フムフム・・・創業者ならね・・・と思っていたが、またまた目が点なることに拍車がかかる。。
大正6年~平成9年の人である。

はい?大正6年生まれって・・・どうして・・・?Σ(゚Д゚;エーッ!?
そう・・・私達と違った視点で彼らの作品を見つめていたはずである。

いえ・・・見つけた・・・探し求めていたはずである!!!

美しいだけではない、当時 大変珍しいガラスである。
時代背景的にガラス自体が、簡単に手にできなかった時代が初期でなかろうか。
そんな目線であっただろう。
ガレもドームも、彼らの作品は、1800年代に作られ存在していた。
高度な技術力である。

北澤さんは、彼らの作品収集の多さで世界的に有名な方だという。
しかし、気が付いていただきたいのは多さよりも、その造形美に早くから着眼していた点と時代に注目してもらいたい。
たぶん ご本人にすると こんな世界的に どこの博物館・美術館も欲しがるほどの価値あるものになるとは初期は 全く思っていなかったはずである。
大正6年生まれの一人の若き実業家の着眼点・・・好奇心に、私達は学ばなくてはならないと、今回の作品展で 深く深く感じた次第でした。

今 当たり前に目にしている 手にしている物。

この当たり前が時代が変わると変化する。
ちょっと合わせて投稿は唸られるかもしれませんが、
社会人になりたての若い方へ。
頑張って手にした収入。
少しづつ 若き日の北澤さんように「将来目線」で素晴らしいものと出会ってほしい、手にしてほしい。未来へ繋げてほしいと願います。
これもまた・・・物の大切さを改めて感じることでもあります。
未来へ継承して頂きたい。

今回のテーマ「自然賛歌」。
ガレもドームも、もともと自然がモチーフの作品が多いですが、実際 目にすると「可愛い」が連発する。綺麗より可愛い・・・いえ 繊細な可憐さがある。
女心を擽る作品が多い。
50代の私でさえも、持ち帰りたいくらいの可憐さ。
1800年代に作られたものとは思えぬ技術力と共に、この可憐さをゴールデンウイークに「感じてください。」
また、北澤美術館へも 足を運んでいただきたい。

♪ 愛する人・家族と共に・・・素敵な休日を♪

これから彼らの展示会に偶然でも出会ったら、上記のことをちょっと胸にご覧になって頂けたらと願います。