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母・先人たちと同じ道を歩く♪

30代40代は過酷だから・・・というのは理由がある。

私の場合、50歳前後までが地獄だった。

母の介護・会社の人事・会社の新体制・人間関係のすれ違い・・・そして、更年期の始まり。一気に来た。

同じ年・期間に一気にきたのである。地獄だった。何も知らない 身内・他人が敵のような状態だった。とにかく なにをやっても大変だった。

しかし 今の私の基本になったのは・・・長年 弊社を陰で支え・・・病に倒れた母だった。一企業を陰で支えることと・・・介護が一緒で、一番辛かったのは、私ではない。

母である。介護されていた母である。

最初は、私が一番と思っていたが・・・重なる様々なことで気が付いた。

※ ちょっと待って。え?まさか こんなことは当たり前に頑張っていた?何十年も耐えていた?

人はたやすく言う・・・家族のため・・・企業の為なら 苦労なんて・・・他人が言うことではない。

それから私は変わった。少々の陰口や冷やかし・・・驚くことに気にならない・相手にならないようになった。

母だけではない。みんな 何らかの苦楽を越えている。

※ 自分だけ!!なんてない。

もし、自分は違うという、苦労なんてしたことがない、苦労なんてしたくないなんて人がいるなら・・・人の苦労を下にみる人がいるのなら・・・

傲慢であり、けして尊敬できる人ではない。必ずや 本人に返ってくる。

母の介護後 気が付いたのが・・・

特別な欲もなく 趣味の事を中心に特別なことを誰かに依存することもなく・・・趣味を嗜むことに素直に幸せを感じる自分であること。母にソックリになってきている自分である。

確かに大変な50代前半だったけれど、人の弱さや強さ・・・人の愚かさ、人生で大切なこともわかり勉強になったからこそ、今がある。

大きくぼやけていた道が 霧が晴れてきてリアルに見えてきた。母だけでなく 先人たちも難関を越えてこそ道が開けていたのなら、誰もが越えられる道である。