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淋しいを知る(帰国まで83日)

淋しいという感情を
常に感じている

それでも最近はひとりの方が楽なこともあり
今日だってひとりで買い物をした

ひとりで街へ行き
ウィンドウショッピングをしたあと
本を買って
散歩して
夕飯のために材料を買った
贅沢品のスタバも買った

お金を使ってストレス発散をした
すがすがしかった

淋しいという感情について
考えるようになったのは
とあるアニメがきっかけだ

ヴァイオレット・エヴァーガーデン

Netflixで見れるアニメだ

何故かふと観たくなって
日本のアニメが恋しくなって
日本語の響きの美しさにまだ触れたくて
見たのだ

このアニメは絵も綺麗な上
ストーリーがよすぎる
兵士として活躍していた感情のない女の子が
手紙を書く人になるお話なのだが
毎回毎回終わりに鳥肌がたつ

哀しくて重くて切なくて
それでも前を向けるような
そんなお話ばかり

とある回で
その少女が「淋しい」という感情を知るのだが
私も同時に思い出したように
淋しくなった

こちらの生活に慣れた今
日本が恋しくさびしいのだが
日本に帰ったら絶対に
カナダを思い出し、さびしくなるだろう。
私は常に心に
「淋しい」を
抱えて生きるしかなくなった。

大好きな人達に
出会ってしまったから

だけどそれと同時に
「淋しい」と同時に
「愛しい」も胸に抱えているの

愛しい人達へ
「淋しい」をくれて
ありがとう


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