ブラコン姉が風邪を引いたので看病したら甘えん坊になった

山下美月中編です！

リクエストありがとうございます！




美月:ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ

○○:大丈夫？

美月:○○見てたら大丈夫かも...ｹﾞﾎｯ

○○:大丈夫じゃないよ多分

美月:あぁ...昨日の雪遊びが原因かなぁ



雪遊び...


大学生がすることではないような気がするがあの3人ならやりかねない...



時は1日前の大学構内に遡る




史緒里:はぁ雪積もってるのに大学来たくない

美月:はぁ休みなら○○と居られたのに

史緒里:○○くんもう高校生でしょ

美月:高校生でも弟だから

祐希:ブラコンだ

美月:ブラコンじゃないよいいお姉ちゃん！

史緒里:ブラコンお姉さん！笑

美月:こらぁ！

史緒里:あっ！地面凍ってるよ

美月:あっ...

ｽﾞﾙｯ！

ﾄﾞﾝｯ


美月:ｲﾃﾃ...

史緒里:大丈夫？

祐希:雪合戦...雪だるま

史緒里:何言ってんの？

美月:それ！やろうよ！

史緒里:へ？

祐希:うちに勝てるわけないのにやる？

美月:誰が与田みたいなチビにまけるもんですか！

史緒里:まぁまぁ

祐希:ちっちゃいけどおっきいもん！

美月:なっ...うるさいぞ！

史緒里:ねぇ！2人とも落ち着いてってば！

美月:何よやんないの？

祐希:崖は黙ってて

史緒里:はぁ？やんの？ねぇやんの？

美月:おっと...

史緒里:いいわ...絶対ボコボコにする...集中砲火で凹ませてやるんだから...

美月:どこをかまでは聞かないけど怖いよ

祐希:じゃあ雪合戦から！



という具合で殺気混じりの雪合戦に始まり雪だるま作り等遊び尽くしたらしく翌日になってこの有様らしい...



○○:大丈夫なの？

美月:大丈夫...じゃないかも

○○:何かいる？

美月:水...プリン食べたい...


いつもなら買い物も行かせてくれなかったり一緒に着いてくる姉が買い物を頼んでくれた事に嬉しさを感じた。


○○:すぐ買ってくるから！

美月:ありがと...



10分後

ｶﾞﾁｬ！

○○:買って来たよ！

美月:ありがとう...

○○:じゃあ冷やしとくから

美月:待って、

○○:どうしたの？

美月:今食べたい...

○○:分かったじゃあ置いとくね

美月:○○に食べさせてもらいたい

○○:どうしたの今日変だよ？

美月:ダメ？

○○:ダメじゃないけど

美月:じゃあお願い

○○:分かった


いつもとは違う姉に戸惑いながらも食べさせてあげることに。


○○:ほらどーぞ

美月:ん

○○:どう？

美月:美味しいよ

○○:今頃あの2人も風邪引いてるのかな

美月:多分ね

○○:可哀想に

美月:与田は弟いるから大丈夫

○○:久保さんは？

美月:多分大丈夫

○○:可哀想に...笑

美月:食べたら眠たくなってきちゃった

○○:じゃあリビングで静かにしてるね

ｷﾞｭｯ

美月:待って

○○:どうしたの？

美月:手...握ってて欲しい...

○○:姉ちゃん...

美月:寂しいからお願い

○○:うん分かったよ


その場で可愛いと言うわけにはいかなかったがとても可愛く見えた。

ｷﾞｭｯ

美月:○○の手暖かい

○○:ふふっ笑

美月:わがまま言ってごめんね

○○:大丈夫姉ちゃんが心配だから

美月:本当にありがとう...

○○:早く治していつもの元気な姉ちゃんに戻ってね

美月: ○○...ありがとう...大好きだから

○○:僕も大好きだよ


数分後

美月:zzz

○○:寝ちゃったか...僕まで眠たくなってきた




母:○○？美月？

父:自分たちの部屋じゃないか？

母:返事ぐらいしてくれても良いのに

父:そういう時期なんじゃないのか？

母:ちょっと見てくるわ



ｶﾞﾁｬ



母:あら笑

父:どうした？


そこには2人で仲良く手を繋いで眠る2人の姿があった。

母:そういう時期無いみたいね笑

父:大学生と高校生だよな？

母:まぁいいじゃない姉弟仲良くて

父:そうだな笑

母:写真撮っておこうかしら笑

父:○○が見たら嫌がるぞ笑

母:あら、美月が見たら喜ぶわよ？笑

父:本当に2人とも仲良いな笑



翌日


美月:ママ〜おはよう

母:あら風邪治った？

美月:バッチリ！

母:いい物あるわよ笑

美月:え？何？


そう言って母は昨日撮った写真を見せた


○○:おはよー

美月:○○〜っ！

ｷﾞｭｯ！

○○:ちょ、朝から抱きつくなって

美月:良いじゃん！昨日はこうやって2人で寝たてたんだし！

○○:は？

美月:ママが写真撮っててくれたの！

○○:母さん消して今すぐ

母:あら、パパも話してた通りになったわね笑

美月:○○〜！一緒にお風呂入ろっか？

○○:やだよ

美月:ケチ〜！

○○:ケチで結構

美月:じゃあご飯食べさせてよ

○○:もう元気じゃん

美月:あ〜頭が痛い

○○:嘘つけ笑

美月:昨日みたいに心配してくれてもいいじゃんか！

○○:昨日は...しんどそうだったから

美月:今日もしんどいよ？○○が好きすぎてツラい！

○○:元気です

美月:しんどい！

○○:元気！

美月:もう怒った大学行っちゃうもんね

○○:行ってらっしゃい

美月:ちょっと！そこは僕も一緒に行くよでしょ！

○○:行くかよ笑

美月:ほんとに何て弟だ！

○○:大学生なんだから自立してよ

美月:○○が私をダメにするの

○○:こっちが悪いみたいな言い方すんな笑

美月:お姉ちゃんに楯突くな！


○○の看病の甲斐あって風邪を治した美月はまた元の生活に戻った。

一方

史緒里:ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ

母:大丈夫？

史緒里:全然治らない...


風邪を拗らせる人もいたそうな...

〜Fin〜