研修生としてのFUSiONでの活動(構造面)

この記事はCanSatチームFUSiONのアドベントカレンダー2023,21日目(12月23日)の記事です.

はじめに

こんにちは.FUSiONで構造系の研修生として活動している増田です.今回は,自分がFUSiONの研修生としてどのような活動をしているのかについて書かせていただきました.

Cansatの設計(構造面)

FUSiONに入り,行っているのはCansatの構造面での設計です.私自身,Cansatの製作経験は少しだけあるのですが,電装面での経験しかなく,構造面での設計は初めてでした.
 第一に説明していただいたのが,軽量で強固な機体を設計するために,トラス構造やハニカム構造などを検討することでした.Cansatは着地時や走行時に衝撃や振動が加わります.したがって,そのような現象が起こったとしても問題なく走行できるように,重量を考えながら可能な限り強固に設計することを学びました.さらに,FUSiON360のCAE解析を使用し,設計の参考にする際には,どのような拘束条件,荷重条件で解析するべきなのかということについても新たに知ることができました.まだまだ使いこなせてはいませんが,それでも使用しない場合と比べて設計時に非常に役立っています.
 また,3Dプリンタを使用する際の注意事項などについても学ぶことができました.3DCADで設計した部品の多くは3Dプリンタを使用して製作しています.しかし,接続する2つの部品を印刷する際には,プリンタの印刷精度の関係から適切に接続できないことがあります.このようなときは,印刷後に加工する他,印刷精度を考慮して寸法を設定することで問題を回避することを身に着けることができました.ちなみに,設計して直ぐに印刷できるととても便利ということから,初めて3Dプリンタを購入しました(以前から買いたいと思ってはいたのですが,なかなか行動に移せず,FUSiONでの活動が決定打となりました).

初めて購入した3Dプリンタ

  最後に,購入部品の選定についてです.基本的には3Dプリンタを使用して製作しているのですが,回転軸や軸受など,購入しなくてはならない部品もあります.そこで,設計要件を満たす部品を選定するのですが,これだと思う部品を見つけても設計期限までに届かないことが分ったり,明らかに定価でない価格になっていることも... さらには,そもそも望んていた寸法の部品がないことから,設計を変更することもありました.このような経験から,部品の調達のしやすさを考慮した,機体設計の大切さについて学ぶことができ,今後の活動に活かしていきたいと考えています.

まとめ

今回はFUSiONの研修生としての活動について書かせていただきました.私自身,FUSiONに入ってから学んだことの数は,数えきることが出来ないほどです.分からないことがあった際には,メンバーの方々が分かりやすく,優しく教えてくださいます.FUSiONでは,現在メンバー募集中です.皆様もFUSiONに入り,刺激的な日々を過ごしてみませんか.

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