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厄災環境に置けるヤリーヴァの強さについて

ヤケモーニンwww役割論者のヤクトと申しますぞwww

……改めまして、こんにちは。アクトと申します。前回の記事が予想外に注目を浴びたので、オリーヴァの考察を上げようかなと思い、アンケートを取ったところ………。

見たい、に多く票が集まったので、書こうと思います。誰だちくわ大明神に入れたやつ。


現環境における草ヤケの選択肢

草枠。それは受けにくい環境の水電地を受け、物理受けを崩していく枠。

皆様は誰を使っていますか?

テツノツツミを見れるユキノオー?ガッサマリルリに刺さるモロバレル?今をときめく厄災チオンジェン?はたまた水に択を迫れるカットロトム?

どれも魅力的ですが、僕はオリーヴァこそが現環境で最強の草ヤケモンだと思うのです。

ちなみにこれがオリーヴァの種族値と特性

78-69-90-125-109-39(510)
草・ノーマル 特性 こぼれダネ

え?微妙耐性でSも低くて耐久もそこまでは高くないのに?他の草枠なら見れるガッサマリルリツツミに弱くない?オリーヴァの役割範囲って狭いよね?

そう思っておられる論者の方は意外と多いと思われます。

そんな方々にヤリーヴァの強みについて、この記事で順を追って語っていきましょう。

僕がレート2000を達成するまでの道のりで感じた使用感を、ここに全て書きたいと思います。

オリーヴァの長所

①対ディンルー性能


草ヤケの中で火力が一番高いのは言うまでもなくオリーヴァです。HBなら眼鏡のリフストで確定1発。HDやチョッキでもフィールドがあれば確定1発です。上から動かれますが、高確率で一撃に出来るので、ディンルーを残され辛いと言うのがあります。まあ、これは他の草ヤケならカトムやチオンジェンでも出来ますが、GFを展開出来れば地震をカット出来るので後々役に立つ利点がありますね。具体的に言うと、ヤンギのけたぐりで殴り勝てるとか。

②対ハバタクカミ性能

これが一番大きいと思います。他の草ヤケは火力が足りず、基本的にマジカルフレイムで焼かれるか、ムンフォで倒されるのみ。また、眼鏡を持たせても後出しされるカミを確定1発には出来ないでしょう。一方でDが高く妖等倍のオリーヴァはムンフォもマジフレもフィールド込みで受け止められます。受け出されても眼鏡リーフストームで無振りカミは確定1発。対面からなら特攻を下げられなければフィールド眼鏡リフストで倒せますし、下げられたとしても無補正無強化のムンフォ、マジフレならフィールド込みで2発耐えます。どうしてもワンパンしたいなら草テラスを切れば特攻ダウン関係なしに一撃です。他のカミ対策枠が過労死した時に戦えるのが強いです。

③高火力、広範囲による後続への負担

眼鏡リーフストームを撃つオリーヴァ


なんだかんだ言ってやはり論理の基本は火力。受けに出るのは補助技読みのサーフゴーなどが多かったですが、眼鏡を持っていればフィールドがなくても乱数2発くらいになります。これが大きくて、サフゴに自己再生を撃たせやすいんですね。ドクガの無償降臨がしやすくて、とても強かったです。また、マジシャや大地を交換読みで撃つと意外と刺さるのも見逃せません。ドクガやサフゴに眼鏡大地を当てて勝った試合もたくさんありました。

④身代わり対策

今現在、ランクマには身代わり持ちの異教徒が異常に多いです。チオンジェン然り、テツノツツミ然り、カイリュー然り。当然、耐久型が主なオリーヴァは身代わりを強く誘います。そこにハイパーボイスを撃ち込もう物なら、もう笑いが止まらなくなります。

⑤GFによるヤンギドクガへのサポート性能


①でちょっと触れましたが、これは2番目に大きいでしょうか。現環境のカイリューはとにかくマルスケが鬱陶しくてバンギで見ないといけない状態。しかし地震抜群が辛い……。って時にグラスフィールドがあるとバンギで見るのが大安定になる不思議。また、バンギドクガはディンルーが重い……。オリーヴァを合わせられれば良いけど、そう上手く行かない……。って時にドクガさん、なんと草テラ+GF+BEがあればエナボで倒しやすいのですよ。こうやってプレイングの選択肢を増やせるのも魅力的。詳細は後述します。


以上がオリーヴァが強いと思った理由です。初期環境ではギリギリの昇格でしたが、役割対象の増加や、相性の良いヤケモンのおかげで、確実に波が来ています。
最もこのスペックだと軍分けでは二軍に収まるでしょうが、僕の中では永遠の一軍ヤケモンです。

オリーヴァの役割対象

さて、次はオリーヴァで具体的にどんな相手をどんな立ち回りで倒してきたのかを見ていきたいと思います。ちなみにこだわり眼鏡でしか使ってないので眼鏡固定での計算になりますがご了承ください。

①ディンルー

初手に出してHBディンルーを眼鏡リフストでワンパン。ヤリーヴァはこれが基本です。上から動かれるのだけがきついですが、基本ステロか挑発、吹き飛ばしだったので問題ありませんでした。この流れが決まったのは7割方と言ったところでしょうか、引かれることは少なかったです。ただ引かれた場合は、ヤンギが交代読みでけたぐりを当てる流れになってたと思います。参考としてダメ計を。

HB特化ディンルーへの眼鏡リフスト
HD特化ディンルーへの眼鏡リフスト
H振りチョッキディンルーへの眼鏡リフスト

②ヘイラッシャ

超明確な有利……ではあるんですが、欠伸で対面操作をされるとしんどいので、慎重に立ち回る必要がありますね。ただ、攻撃技(ウェーブタックルや地震)に繰り出してフィールドを展開できた時に、テラスタルが半減でなければ有無を言わせずワンパン出来るのはヤリーヴァの強みだと思います。(下記画像参照。)リフストのCダウンも天然で問題無し。Sでも上を取っているので、ラッシャを倒したいならヤリーヴァが一番でしょう。

H振り等倍テラスヘイラッシャへの眼鏡リフスト
H振り等倍テラスヘイラッシャへの眼鏡GFリフスト

③キョジオーン


塩漬けに繰り出してフィールド展開→眼鏡フィールドリーフストームで倒す流れが多かったですね。キョジオーンは基本的に居座って詰ませる流れが多いからか、強引にテラスタル(主にゴースト)を切って等倍受けをしに来ることが多かったです。おかげで大きなアドバンテージを取れた試合は多くありました。参考までに。

H振り等倍テラスキョジオーンへの眼鏡リフスト
H振り等倍テラスキョジオーンへのGF眼鏡リフスト

④イルカマン

ヤリーヴァでコイツを見る、と言うよりはヤリーヴァでウェーブタックルの一貫を切ってヤーティ単位で対処って感じです。イルカマンからの与ダメはこんな感じ。

ナイーブイルカマンの鉢巻クイックターン
H振りヤリーヴァへのマッスルイルカマンの水テラ鉢巻ウェーブタックル

GFの回復を含めると、クイタン+鉢巻水テラウェーブタックルも良い乱数で耐える事が出来ます。もちろんこちらからは眼鏡リフストで1発。

無振りイルカマンへの眼鏡GFリフスト

相手にイルカマンがいる時は悪戯に消耗させない様に気をつけましょう。

⑤ウォッシュロトム

超明確な有利その2です。イダイナキバを初手に置くとドロポンや鬼火を誘いやすくて良い感じです。初手にかち合えばGFを嫌ってボルチェン無しの素交代をしてくれる事もしばしば。大体妖テラなのでテラス関係なしにワンパンできます。参考までに。

H振り等倍テラスロトムへの眼鏡リフスト
H振り半減テラスロトムへの眼鏡GFリフスト

⑥ガブリアス

対面前提です。コイツも初手に出がちなポケモンですね。大体襷でステロ撒いてくるのでその隙をついてリフストで襷圏まで削れます。逆鱗は嫌ですが、力を吸い取る()を考えたらそんな事は出来ないでしょう。万が一そうなったら裏にゴツメ持ちか妖テラ持ちを控えさせて逆鱗キャッチですね。参考までにダメ計算です。

無振りガブリアスへの眼鏡リフスト
H振りガブリアスへの眼鏡リフスト
H振りヤリーヴァへの陽気A特化ガブリアスの逆鱗

⑦ハバタクカミ

初手から来ることもあれば、後ろから来ることもある、トップメタポケモンです。前の項でも話しましたが、改めて具体的なダメ計を。

H振りヤリーヴァへの臆病ムンフォ
H振りヤリーヴァへの臆病特化マジフレ

どちらも低乱数2発な上、GFの回復が入るので実質的には確定3発。で、こちらからの与ダメが、ムンフォやマジフレでのCダウンを想定すると、

H4振りカミへの眼鏡GFリフスト(C↓)

こんな感じ。特攻ダウンを加味すると倒せない事がほとんどですが、草テラスを切ると

無振りハバタクカミへの草テラ眼鏡GFリフスト( C↓)

確定1発となり、確実に倒せるので有効なのが分かります。ただ、テラスを切られると

妖テラ臆病カミのムンフォ

確定2発となり、耐えられなくなるので、なるたけ受け出しは避けた方がいいでしょう。あくまで対面前提の性能であることを留意してください。
ちな眼鏡妖テラムンフォも耐えます。

H振りヤリーヴァへのハバタクカミの眼鏡妖テラムンフォ

⑧カイリュー(物理受け)


トップメタの鉢巻や飛行テラス以外なら比較的勝ちやすいって感じですね。神速か地震しかないHBカイリューならメガネハイボでゴリ押しが効きやすいです。

H振りカイリューへの眼鏡ハイボ(マルスケありだと半分になる)

鉢巻は無理と言いましたが、ノマテラ鉢巻神速も体力が満タンなら耐えるので、砂とかでマルスケを削っておいてかつノマテラを切ってくれれば眼鏡GFリフストで飛ばせます。

H振りオリーヴァへの鉢巻ノマテラ神速
H振りノマテラカイリューへの眼鏡GFリフスト

型が割れるまで安定しないので非常手段として一考する程度にしましょう。

⑨テツノツツミ(ブーエナ身代わり型)

前シーズンのパラドックス環境では襷や眼鏡が多く、オリーヴァは基本ツツミには何も出来ませんでした。しかし、厄災解禁の影響か、ブーエナでSを上げ、身代わりアンコールするボーナス型が大半を占める様になり、冷凍ビーム採用型が数を減らし、ヤリーヴァでも十分戦える様に。ドロポン+フリドラは確定で耐えるのでドロポンか身代わりに繰り出せばいけます。

H振りヤリーヴァへのツツミの無補正特化フリドラ
H振りヤリーヴァへのツツミの無補正特化ドロポン
H振りヤリーヴァへの無補正特化水テラドロポン


また、オリーヴァは耐久型を警戒される為、高確率で身代わりを貼ってくれます。そこにハイボを打ち込めば一撃。

無振りツツミへの特化眼鏡ハイボ

身代わりを貼られたら遂行に時間がかかるヤキノオーに、ヤリーヴァは今差をつけつつあるのかもしれません。

⑩チオンジェン

こちらもまた今期で増えたヤリーヴァの役割対象。(微有利ですが)やどまもみがが多いので眼鏡ハイボゴリ押しがしやすいのが良いですね。花粉団子を採用すれば4倍で一撃ですが、守る身代わりやテラスで被弾を避けてくるのでやはり眼鏡ハイボが1番でしょう。

H振りチオンジェンへの眼鏡ハイボ

ちなみにはたき落とすをされるとゴリ押しが効かなくなるのでご注意を。

ヤリーヴァと組んだヤケモン達とのシナジー



さて、ヤリーヴァの役割対象について概ね分かっていただけたと思いますが、「じゃあどんなヤケモンが相性良いの?」となってることでしょう。

僕の主観ですが、ヤリーヴァと相性が良いヤケモンは主に4タイプに分かれると思います。


1.地震を抜群から等倍、もしくは等倍から半減にしたいヤケモン
2.妖耐性があり、ハバタクカミの一貫を切れるヤケモン
3.草技を持っており、フィールドで威力を上げられるヤケモン
4.ヤリーヴァで見れないガッサを、代わりに相手取ってくれる胞子対策ヤケモン

さて、僕が組んだヤケモン達は、どれに該当するのでしょうか?

①ヤンギラス
該当要素1



上位の論者はみんなコイツを使っている、と言うかコイツなしのヤーティが成立するのか?レベルで強いヤケモンですね。砂による襷潰し、ミリ残し対策、マルスケ潰し、圧倒的特殊耐久。強い要素を挙げたらキリがないヤケモンですが、役割が多くて過労死しがちなのが気掛かり。特に役割対象のカイリューの神速or飛行テラバ+地震や竜舞地震はギリギリ耐えますが、そうなれば体力は虫の息。イーユイやドクガを見る余裕が無くなるのは自明の理と言うもの。GFがあれば地震も等倍なので戦いやすいでしょう。また、そもそも草ヤケ自体がヤンギドクガの並びで苦手な水や地面に強く、ヤンギドクガが草ヤケが苦手とする炎毒氷飛虫に強いので相性補完からして最高ですね。そんな草ヤケの中でもGFで味方の(特にヤンギ)サポートが出来るヤリーヴァが頭一つ抜けるのは納得です。

②ヤツノドクガ
該当要素2、3

ヤンギラスと同じく、上位の論者はみんなコイツを使っていると言っても過言では無い存在ですね。ヤンギヤリーヴァが苦手なサーフゴーにとても強いのでやはり選出率は高め。何と言っても大事なのが該当要素2のハバタクカミの一貫切りです。ドクガが妖1/4、霊等倍、炎半減、超抜群なのに対し、ヤリーヴァは妖等倍、霊無効、炎抜群、超等倍とほぼシャットアウト出来るんですね。この2体はサブでしか弱点を突かれないので、1発の等倍技の貰い事故なら平気、万が一食らっても確定2発なのですぐ有利な方に引けますね。そして該当要素3ですが、これはディンルーとドクガの偶発対面が発生した時に役立ちます。大体ヤリーヴァに引くことにになるとは思いますが、ヤリーヴァはSが遅く、消耗してしまって上から2発で落とされることもしばしば。そこで、ドクガでディンルーと戦うこともあるわけですが、なんとBE+GF+草テラスのエナジーボールはHBディンルーくらいなら確定1発にする事が出来ます。実際僕はこの動きを2回は決めました。ドクガに相手にテラスを切って来ることは無いと思うので、覚えておくと良いでしょう。

③ヤダイナキバ
該当要素1

さて、ここまで滅茶苦茶強く解説してきたGFですが、当然こちらの地震も半減してしまう事を留意しなくてはなりません。そう、つまり地面アタッカーが入れ辛いのが懸念になります。しかし、ヤダイナキバの地面技であるぶちかましは、なんとGFの影響を受けないんです。それはつまり、「こちらが一方的に地面打点を押し付けられる」と言うことになると言う事。さらに該当要素の1ですが、地震耐性をつける事でガブの地震をカット、ここに妖テラスを切る事で逆鱗をシャットアウトと、厄介なガブリアスを安定して相手取れる様になります。いやまあ、ガブリアスならGFが無くてもヤダイナキバで見れるんですけど、万一剣舞を積まれると中々しんどいですからね。それにヤダイナキバは意外と役割が多くてあまり消耗させたく無いヤケモンですから、ガブのメイン技で削られたく無い場合はこれが一番でしょう。あとはそうですね、コイツはマリルリを上から()シバけるのでその点もヤリーヴァと高相性です。氷と飛行が一貫するのでそこだけ気をつけましょう。

④炎ヤンタロス
該当要素1、4


あれ?草分け入れてるのになんで3の要素には該当しないかって?流石にあれは例外と言うかグレーゾーンギリギリの技なので問題外です。まあ、ここまで読んできたみなさんならさすがに1の地震等倍は語るに及ばずではありますね。そう、問題なのは4のガッサ対策です。胞子を無効に出来るわけでも無いのに………。と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、この耐性と耐久なら、眠らされても対面からなら勝てますし、草テラスを切っても良いですし、そこからヤリーヴァに引いてもオッケーです。結局のところ、ガッサは草ヤケで無理に見なくてもヤーティ単位で見れば良いんです。ガッサを相手取れる、は言い過ぎですが処理ルートを増やせる時点で優秀なのは間違い無いですからね。

⑤ヤーフゴー
該当要素1、2、4


ここまで解説してきた中で最も該当要素が多いヤケモンです。
1と4はガッサの地鳴らしを等倍にして相手取るって点でこれまた語るに及ばずです。
2に関しては、ヤリーヴァと炎が一貫してしまうので若干怪しいとは思います。まあ、そうは言っても現環境の鋼枠は出来る限りハバタクカミに強くしたいでしょうが、ヤリーヴァがある程度ハバタクカミに強いので鋼枠がハバタクカミに強く無くても良い、と言うのは利点かなと思います。

まとめ



いかがだったでしょうか。オリーヴァを愛してやまない僕が、本格的に記事を書こうとするとこうなるんだ、と自分でも驚きました。
滅茶苦茶ダメ計回すの大変でしたし、これを読んでくださったみなさんが実戦でどれだけこんな上手くいくかも分かりません。けど、こんな記事で「役割論理に興味が湧いた!」とか、「ヤリーヴァ使ってみたくなった!」って言う方が1人でもいれば良いなと思います。

改めまして、レート2000を達成してから承認欲求と自己顕示欲の化け物になったこんな人間の記事を読んでいただき、ありがとうございました。では、僕はハピナスレイドを来月まで回すとしましょう。それでは、ヤッナイwww。

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