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蓮ノ空カウントダウン企画①: 乙宗梢について語る

皆さん、こんにちは! 私は今までずっとラブライブシリーズを追ってきましたが、蓮ノ空に対しては少し、今まで以上の愛を感じるようになりました。ここまで没頭するようになったのは初めてかもしれません。蓮ノ空は365日をリアルタイムで歩いていくお話で、これまで以上に「今」という瞬間を強く感じられるラブライブシリーズになりそうです。それで私も蓮ノ空と共にする「今」を後悔なく過ごせるように、近づいてくるLink!Like!ラブライブ!の発売を記念してカウントダウン企画をしてみようと思います。

第1弾では、私の推しキャラで、私を沼堕ちした「乙宗 梢」のプロフィールや自己紹介、声優インタビューなどをもとに今わかる範囲内で梢ちゃんのことを考えてみようと思います。公開された情報が限定的なので、後で見ると「お、ぜんぜん当たってない!」ということになるかもしれませんね (笑) とにかく最後まで付き合っていただけると嬉しいです。

乙宗 梢 (おとむね こずえ)

誕生日: 6月15日
身長: 167cm
趣味: 天体観測、音楽鑑賞、お菓子作り
特技: クラシックバレエ、筋トレ
好きな食べ物: 紅茶、乳豆腐
好きな言葉: 立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花

現在公開されている梢ちゃんのプロフィールです。まず梢の名前は、乙と宗、そして梢で構成されています。乙は意味が多いですが、最も一般的に使われる解釈を2つ取れば「鳥」と「十間の乙」を考えることができると思います。宗は実は「むね」という読み方は、ほぼ古語の領域にあたるそうで、「中心」という意味があるそうです。そして名前の梢は木の枝の先を言います。ここで十間の乙は草花木の属性を持っているため、これまで考慮してみると梢ちゃんの苗字は「鳥の中心」、「草木の中心」で、名前は文字通り枝の先と解釈できますね。

さて、鳥の中心は鳥を舞い上がる者たち、つまりスクールアイドルと解釈してその中心となる部長を担う梢ちゃんのイメージからの命名だとしても、草木の中心と枝の先は微妙に矛盾する意味合いのように見えます。これをどう解釈すべきかと思ったら、この矛盾が「外部から眺める梢」と「内部から眺める梢」の対比でありながら、「乙宗家の梢」と「人間梢」の対比ではないかと思いました。つまり、他の人が見る梢ちゃんは頼れる中心のような存在なのに、梢ちゃんが見る自分は根から一番遠く離れた、風に揺れやすい木の枝の先のような存在だということです。花宮さんのインタビューで梢ちゃんは自分自身のことはよく分からないという感じのキャラクターだという言がありましたから、そういう梢ちゃんの自我像も反映されたのではないかと思います。また、苗字というのは梢ちゃん個人のものではなく、家門のものだという点で音楽名家から生まれ立派な音楽家になれと言われ正道を歩んできましたが、親の反対にぶつかりながらも結局スクールアイドルという道に飛び込んだ梢ちゃんを見せてくれるような気もします。その道は将来役に立つかも、本人が望む目標にたどりつくかもわからない、風に揺れやすい木の枝のようなものになるわけです。

「On your mark」 梢ちゃんパートに、「賭けてみたくて 飛び出すよ」という歌詞があります。スクールアイドルになりたくて親の反対にもかかわらず蓮ノ空に入学したというのは設定だけ見れば簡単に見えますが、実はそうではありません。クラシック音楽をする上で高校時代のコンクールの成績は大きく影響するでしょうし、楽器は練習を続けることによって実力が大きく変わってくるので、音楽に使える時間をスクールアイドルに使えるのはきっと将来を考えるとマイナスでしょう。もし梢ちゃん自身が将来音楽家として生きていきたいと思うようになったら、もしかしたら後悔するかもしれません。しかもスクールアイドルとしても夢にたどり着けなかったらきっと悲しいことになるでしょうし、そのためスクールアイドルは安定した道を歩んできた梢ちゃんにとって「賭けてみること」であるしかありません。でもそんな不確実性にもかかわらず、梢ちゃんにとって「今一番やりたいこと」はスクールアイドル。スクールアイドルは本当に「今」しかできないことです。そんな梢ちゃんの心の叫びが「今を生きたい」という「On your mark」のパートから感じられます。

次に趣味と特技ですが、文武両道で学園内のみんなに尊敬される優等生という設定に劣らず、趣味もお菓子作りから天体観測まではばがかなり広いことが分かります。特に紅茶好きだから紅茶に合うお菓子を焼くのが趣味で特技だということですが、スクールアイドルが好きになって反対を越えてスクールアイドルを始めるのと同じように何かを好きになるとその気持ちを貫き、一定レベルに上がらないと満足できない性格ではないかと思います。具体的な言及はありませんが、天体に関してもかなり豊富な知識があると思いますし、筋トレもバレエと共に地道にやってきたと思いますね。そのバレエについてもちょっと言及して進めたいのですが、プロフィールで丸めてバレエと表現したのではなく「クラシックバレエ」と具体的に表現しています。クラシックバレエは創造的な自由よりは対称や秩序のような形式的価値に重点を置き、感情的な表現よりはテクニック上の完璧さを強調する分野です。このクラシックバレエの特徴から、これまで梢ちゃんが生きてきた世界がどんな世界だったのか見ることができると思います。

4月3日に公開されたストーリープレビューで、花帆ちゃんが「自由」を強調しているのを見ることができますが、自由は花帆ちゃんだけでなくスリズブーケの二人を貫く価値かもしれません。同時に、最初のシリーズから作ってきたスクールアイドル自体が持つ価値でもあります。実際、クラシックバレエで軽視される創造的な自由と感情的表現はすべてスクールアイドルでは大切にされる部分です。スクールアイドルはラブライブの参加者数が増え、実力面でのレベルも高くなりましたが、それでも今を生きていく感情と自由な表現とユニットならではの色はラブライブで伝統的に重視する価値ですからね。

梢ちゃんは部長でしっかりしているけど、思っていることをなかなかストレートに伝えることができない子です。そんな彼女とは対照的に、花帆ちゃんはやりたいと素直に言って、飛び込んでいける子で。何事も計算したり、考えてから行動する梢ちゃんにとって、花帆ちゃんは憧れの存在でもあるし、花帆ちゃんも憧れてくれていて。


これは花宮さんのインタビュー内容です。これを見ると、スリズブーケはラブライブ優勝という目標に必要なテクニックと創造的な自由をそれぞれ持っている梢ちゃんと花帆ちゃんが出会い、互いには持っているがお互いにない自由とテクニックを得ていき、優勝を目指す話ではないかと思います。また、梢ちゃんの好きな言葉は「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」ですが、これが梢の目指す自分の姿なら花咲くという花帆ちゃんの目標とも通じる部分があるようです。

最後に、梢ちゃんは自己紹介で「夢は大きく、ラブライブ優勝」と何度も触れています。広報イラストに書かれた一言では「いつかは、あの伝説のスクールアイドルと、同じ境地を見てみたいの」と言っています。梢ちゃんの誕生日は6月15日で、6月15日の誕生花は一般的にカーネーションとタチアオイです。カーネーションの花言葉は「純粋な愛」、タチアオイ言葉は「野望」ですが、これが梢ちゃんの姿に似ています。梢ちゃんがスクールアイドルになりたいと思ったきっかけは、子供の頃に見たスクールアイドルのステージで、これは純粋な愛です。花宮さんもQ&Aで梢はクラブで一番ラブライブへの愛が強い子だというほどです。そしてこのような純粋で強い愛は、ある意味自然と野望にもつながるのではないかと思います。ラブライブを愛しているからこそ、ラブライブで優勝したいという野望も生まれたのです。しかし、その野望はまた自分が憧れていたスクールアイドルのような景色を見たいという愛から始まったものですから、梢ちゃんにとってスクールアイドルへの愛と野望は切り離せない関係ですね。
 

ここまで付き合ってくださった方々、ありがとうございました。梢ちゃんは人に話す部分と話さない部分がある子だということで、これから彼女の気持ちを知っていくことがとても楽しみです。これから皆さんの蓮ノ空推しのお話をいっぱい聞けると嬉しいです。

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