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SV S12最終158位(R2035)及びパルデアフェスタ使用構築 岩ポンカイリューの背中を預けるシッポクマ

始めに

皆さんこんにちは。珍しく2か月連続投稿です、村雨ルトラと申します。
今回は、最終100位台かつ2ROMレート2000を達成することが出来たので、記念に記事を残したいと思います。またこの構築は、パルデアフェスタ3のレギュEルールでも使用しました。まあこれを書いているのは大会前なんですが、きっと大活躍だったことでしょう(願望)!

TNルトラ:最終158位 TNバイオレット:最終231位

構築経緯

自分はS11で、初手岩ポンで荒らした後、鉢巻飛行テラバカイリューの火力を押し付ける対面構築を使用していました。

S12序盤でもこの構築を使ってレートを上げていたのですが、その感触と世間の岩ポンの評価の低さを見て、「この軸、まだ味するな」と判断し、S12でもこの軸を擦ることにしました。一部調整は変えたものの、初手要因の岩ポンとエースのカイリュー、特殊火力のハバカミ、環境に多いパオウーラやトドロクツキに強く、ボルチェンで対面操作も可能なテツノカイナの4体までは同じです。構築の完成度を高めるべく、@2に入れるポケモンを考えることにしました。まずはS11と同じように、@2を対策枠として使おうと考え、イダイトウとイーユイに強そうに見えるヒスイダイケンキを試したり、スカーフ水ウーラや襷サーフゴーなんてのも試しました。しかしどれも選出率はべらぼうに低く、しっくりきませんでした。そうこう試すうちに、対策枠の選出そのものが選出を歪め、選出のパワーを下げていると気づき、「それならいっそのこと、@2でもう一つ強力な軸を作った方がいいんじゃないか。」と思い至りました。そしてそれを可能にする、わかってても強い強力な軸がこのルールには存在します。そう、トリルクマです。@2でトリル要因とアカツキガチグマを採用し、表の対面選出が厳しそうなときに出す裏選出とすることにしました。最初トリル要因には、選出画面で表選出のカイリューへのステロを抑制でき、重めなガッサに気持ち抵抗できそうなブリムオンを採用し、R2000まで行ったものの、ステロは普通にまかれるし、ガッサにはべつに強くないしで4桁まで溶かしてしまいました。さらに、トリルクマするならやはりステロが欲しいと思い、トリル要因をサケブシッポに変えてパーティが完成しました。表の対面選出が通らなさそうな試合を裏のトリル選出で拾う、という方針で挑みました。

個体紹介

オーガポン@いしずえのめん

特性:がんじょう テラスタイプ:いわ

ツタこんぼう/パワーウィップ/はたきおとす/でんこうせっか

155-189(252+)-105(4)-×-116-162(252)

先発要因。技構成はS11と同じ。ツタこんぼうは当然として、威力重視のパワーウィップとサフゴへの打点となる叩き、対面性能を上げる石化で完結。S11と違い陽気も試してみたが、レートが上がるほど色んなポケモンの耐久振りが増え、意地の火力が必要な場面が増えていったので意地に戻した。タイプの相性をご存じでないママンボウをしばいたりしたいので意地推奨。
世間の評価がやたらと低くなっているポケモン。流石に評価が低すぎるとは思うが、低くなる理由も正直理解できる。少なくともこの構成で使う場合、間違いなくウィップポケモンです。この子はかなり当ててくれたからいいものの、ウィップを当てなきゃいけない場面があまりにも多過ぎる。S11以上に硬いハバカミが増え、初手のハバカミ対面でウィップを強制されていました。電磁波を受けてウィップを当てるとかしなきゃいけないし、意地ウィップすら耐えるやつもいるのでお祈りポケモンとなっていました。まだ味すると言ったものの、この使い方ではR2000は行けてもR2100にはいけないだろうなというのが正直な感想です。


カイリュー@こだわりハチマキ

特性:マルチスケイル テラスタイプ:ひこう

げきりん/テラバースト/じしん/しんそく

167(4)-204(252+)-115-101(C個体値17下降補正)-120-132(252)

マルスケを盾に殴り続ける構築のエース。めちゃめちゃ強いのに相変わらず型の匿名性が高い。岩ポンのテラス依存度が低いおかげで、積極的に飛行テラバを撃つことが出来る。しかし飛行テラスを切るとイーユイが一貫してしまうことには注意が必要。ハバカミを対面処理してもらうことが多いので、甘えるを受ける機会も多く、流石にC17厳選した。C個体値を17にすることで、甘えるを1回受けても物理で飛行テラバを撃つことができて、2回甘えるを受けた場合には少しばかり威力の高い特殊テラバを撃てる(ささやかな抵抗)。余談だがその状態でムンフォを受けてCダウンした場合、ギリギリ物理に戻る(1回あってなんか感動した)。


テツノカイナ@オボンのみ

特性:クォークチャージ テラスタイプ:水

ドレインパンチ/ワイルドボルト/じしん/ボルトチェンジ

231(12)-211(252+)-159(244)-70-88-49(最遅)

対物理最強ポケモン。努力値振りは所謂B振りヤツノカイナと同じ振り方。トドロクツキの特性込み意地龍舞地震が丁度確2らしい。補正なしでそれはバケモンだろ……。S11の1位の影響か悪ウーラのゴーストテラス増加が若干のやりづらさがあるものの、水悪問わない対ウーラ性能を発揮してくれた。早々に切られるゴーストテラスは、後投げボルチェンから岩ポン再降臨とかでどうとでもなる。他にもパオジアンや飛行・鋼テラス両方のトドロクツキ、ノマテラか鋼テラスを切ったカイリューなど、多くの物理ATとの殴り合いに勝ってくれる。冷パンがないため、対カイリューは岩ポンやカイリューがテラスを切らさせてそれをカイナが刈り取る、といった展開が多かった。相手の選出が物理に寄っているときはドレパンで回復し続けて平気で2タテしてくれる。テラスタイプはS11と同じでパオウーラへの役割を補強し、弱点消しにもつける水。持ち物も同じで体力管理のしやすいオボン。この構成が非常に使いやすくて気に入っている。S個体値に関してだが、S11では何故かオシャぶってS個体値13の無振り35族抜かれで使用していたが、相手のトリルガチグマに対して素早さ関係をはっきりさせた方がいいと感じて最遅で厳選し直した。


ハバタクカミ@こだわりメガネ

特性:こだいかっせい テラスタイプ:フェアリー

ムーンフォース/シャドーボール/パワージェム/サイコショック

S11使用個体
139(68)-×-77(12)-202(228+)-156(4)-196(180)
S:最速オーガポン抜き抜き
HB:陽気パオジアンのふいうち最高乱数以外耐え

パルデアフェスタ使用個体
131(4)-×-75-205(252+)-155-187(252)

相手が物理方面に硬く、上から特殊で殴りたいときに出勤してもらう第2の火力枠。カイリューがステロなどで動きずらそうなときに代わりに出ることもある。前回の反省を生かし、火力重視の控えめ採用。役割を考えるとこの選択は正解だったと思う。しかし、使いやすそうだと思ってパオのふいうち耐えまで振った調整を使用していたが、構築の性質上パオと対面させるような選出・展開にならないためほとんど生きなかった。一度ミミッキュの珠かげうちを耐えてくれた覚えがあるくらいで、眼鏡ハバカミミラーで100%上を取られたことの方が問題だと感じたため、パルデアフェスタではCSぶっぱで使用することにした。


ガチグマ(アカツキ)@いのちのたま

特性:しんがん テラスタイプ:ノーマル

ブラッドムーン/ハイパーボイス/だいちのちから/しんくうは

S11使用個体
207(148)-×-75-205(252+)-99(108)-72

パルデアフェスタ使用個体
199(84)-×-140-205(252+)-107(172)-72

メガクチートもビックリな、わかっていても強いトリル下最強モンスター。表の対面選出が通らなさそうなときに出す裏選出エースとして採用。技構成はトリルガチグマのテンプレ通り。持ち物は余っていたのと、シルクのスカーフ耐え調整なるものが存在するということを耳にしたこともあって、火力重視のいのちのたまにした。ステロが撒けずとも半端なカイリューの羽受けを許さない超火力は魅力的だった。自分のトリルクマの練度が低いこともあって、あくまでも対面選出をメインプランとして、それが苦しいときに出すサブプランとして考えていた。決まった時の万能感は凄いが、サブロムで積極的に選出してみたらご自慢の対策に結構刈られたのでこの判断は結果的に正しかったのかもしれない。素早さは、表の対面選出にも組み込めるようにという名目で控えめ無振りで採用(最遅個体を所持していないという理由もあるが……)。高火力高火力+先制技という対面性能はしっかりと仕事をしてくれたと思う。努力値振りに関してだが、S11ではHPを高めにしつつ、Dをできる限り振った配分が物理特殊両方に硬そうで強そうだと思ってHP207の調整で使っていた。しかし珠ダメが馬鹿にならないと感じ、パルデアフェスタでは珠ダメ最小かつ総合耐久指数の高いHP199の配分で使うことにした。この辺は好みだと思う。


サケブシッポ@メンタルハーブ

特性:こだいかっせい テラスタイプ:みず

ミストバースト/アンコール/ステルスロック/トリックルーム

211(244)-×-150(244)-85-151(20)-131
HB:意地水ウーラオスの鉢巻テラス水流連打確定耐え
HD:控えめハバタクカミの眼鏡シャドボ確定耐え

もはや一番有名な型。ガチグマと一緒にしか出さない。わかっていても強い強力な勝ち筋をこの構築に用意してくれた。トリル始動としては速過ぎるSも、上からアンコで先制技や補助技で縛って安全にステロトリルできたりとこれはこれで強い。羽でトリルを枯らそうとする遅いカイリューの下からミストバーストしてマルスケ剥がしながら退場とかもできる。メンハも有名だとは思うが普通に挑発もアンコも撃たれたのでメンハは必須。そもそもオボンが空いてないので選択の余地がなかった。どうしてもアンコ択は発生するので、シーズン序盤のうちに色々なパーティに触れて練度を上げておくべきだったかと少し思った。

選出

表選出:初手岩ポン+カイリューorハバタクカミ+テツノカイナ

裏選出:初手岩ポン+シッポクマ

変則選出:初手カイリューorガチグマ@2など

基本的に初手に岩ポンで荒らし、対面選出かトリル選出か通りそうな方を後続で出す。あまりにも岩ポンが刺さっていないときだけ色々な変則選出をした。主にオオニューラ入りとかにした気がする。どういうときに表を出してどういうときに裏を出すのか、恥ずかしながら自分の中でも具体的に定まっておらず、正直な話感覚的に選出を決めていたので言語化が難しい。つまり再現性が低いということであり、ここは自身のプレイング面での改善ポイントだと思う。申し訳程度に言語化するのであれば、カイリューが対面処理しなければ勝てない相手が多過ぎるように見えたときには、トリルプランを選択していた。

レンタル

ID:G4G8QG

レンタルは、パルデアフェスタ版で公開しようと思います。S13でもこの構築を擦って序盤元気マン出来ているので、レート上げにはもってこいだと思います!まああと1週間で虹色テラスに環境破壊されるんですが……。ご自由にご活用下さい!

序盤元気マン

反省・感想

S12は、300位以内を目標としていたので、自分としてはかなり嬉しい結果となりました。自分にもっと勇気があれば2桁チャレンジとかもできたかもしれませんが、今回は目標達成を優先し保存しました。実際にサブロムが追い付けなかったという結果を見ても、その選択は間違っていなかったと思っています。また最近非常にポチべが高く、パルデアフェスタという団体戦企画に参加させてもらえたりと、非常に楽しくポケモンが出来ています。あまり閲覧数やフォロワー数にこだわって活動しているわけではないですが、最近いいねや感想を頂ける機会も少しばかり増えてきてとてもうれしいです。見に来て下さった皆様、本当にありがとうございます!


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