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エルデンリング古竜信仰RP #14
・前回
エルデンリング古竜信仰RP #13|えびやろう (note.com)
前回は古竜ランサクスとの戦いを征するところまで進んだ。
今回はさらにアルターの地を彷徨っていく!
プレイヤー・ネーム:Thorvald
素性:放浪騎士
・今回のプレイ記録
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Thorvaldは、アルターの地を彷徨っていた。
王都は目前だったが、先日ランサクスを討ってしまったという出来事が、彼の胸の内に暗がりとして残っていた。
Thorvaldは己の技も今のままでは問題があると感じていた。
それというのも、古竜には、雷の技がほとんど通じなかったからだ。
もし、また同じ様な戦いが起きると予見するのであれば、このまま雷の力だけで立ち向かうのは危険であろう。
笑える話だ。古竜を倒したことにショックを受けながらも、再びまみえた際にどう有利をとるかと考えているのだから。
それからしばし、アルター高原をトレントと共に探索していると、ある高台で見知った顔と出くわした。
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腐れ病から立ち直り、ケイリッドを旅立ったあのミリセントだ。
話を聞くと、彼女は破片の君主であるマレニアの足取りを追っているとのこと。
マレニアは、あの黄金樹のさらなる向こうの土地に在るだろうと彼女は言った。
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ミリセントと別れ、ふらふらとアルターの地を彷徨う最中。
Thorvaldは高原の僻地で奇妙な城を発見した。
日陰城と呼ばれるその城の内部は……悲惨な環境だった。
そこらじゅうが毒の沼地となっており、それに冒されたのだろう人々が、今にも腐り果てようとしていたのだ。
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城の中で見つけた残霊によれば、どうやらこの城の城主は、良からぬ女に心奪われたのであるらしい。
醜女に惚れたばかりに己の城を汚し、あまつさえどこぞの輩に城主の立場さえ奪われた、という顛末のようだ。
Thorvaldは城を登る。
そして、慈母像らしきものが立ち並ぶ偏執的な廊下を抜け、日陰城を乗っ取った簒奪者と対面した。
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鉄茨のエレメール。
その姿には見覚えがある。狭間の各地で商人を襲い、鈴玉を狩っていたあの男に違いなかった。
(プレイヤーにも鈴玉狩りの疑いがあるけど……ね!)
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エレメールとは、戦いのスタイルが似ているとThorvaldは感じていた。
扱う技は違えど、お互い大剣で相手を叩きのめしていくスタイルだ。
互いを大剣で何度も打ちのめし合う。
そして、何度目かの打ち合いで、一瞬だけこちらの剣が早く振り抜かれた。
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膝を落としたエレメールを、Thorvaldは一気に貫いた。
致命の一撃を受けた簒奪者は倒れ、もう立ち上がることはなかった。
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戦い後、Thorvaldは大部屋の壁にかけられた、一枚の肖像画を見つめていた。
欠けた身体に義手をつけたその姿。あの残霊が言っていた欠け身の醜女とは、この女性のことであろう。そして……義手、義手か。
Thorvaldは城内を再び探索した。
すると、面白いものを発見した。
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あの肖像画の女性が身につけていたものと似た、精巧な義手だ。
これは、ミリセントにとって役立つかもしれない。彼女は、己の身体的な事情で剣を振るのが困難なことを残念がっていたから。
さっそく義手をミリセントに届けてやると、彼女は喜びを見せた。
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また剣を振って戦えるかもしれない。
もし役に立てるのならば自分を呼んでほしいと、彼女は言った。
ミリセントと共に戦う機会は、それから驚くほど早く訪れた。
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風車村ドミヌラ。
住民たちが踊り狂う、いや、本当に狂ってしまったとしか思えない村の奥には、ミリセントと、神狩りの輩の姿があった。
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黒炎を操る神肌の使徒。
なぜそんな輩がこの村に居たのかは知るよしもないが、Thorvaldはミリセントと共にこの敵に立ち向かい、ほどなく勝利を得た。
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勝利の後、ミリセントは先に渡した義手がよく馴染んだ様子を見せた。
実際、彼女の剣の冴えは見事なものだった。やはり彼女には天賦の才があると感じる。
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ミリセントと別れたThorvaldは、丘から黄金樹を見据えた。
あの王都へと挑む気持ちが、ミリセントとのやり取りを通じて生まれたような気がしたからだ。
彼女は欠け身の困難を背負いながらも、己の運命に立ち向かうことをやめようとはしていない。
ならば、こちらもエルデンリングに見えるという使命から、いつまでも目を逸らすべきではないだろう。
例え、古竜信仰の徒へ戻る道が閉ざされているとしてもだ。
Thorvaldは、再び王都に侵入する道を探し始めた。
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道中、ならず者が今度はカニを茹でている姿を発見した。
呑気なその姿を見ると、Thorvaldは肩の力が抜けるような心地であったが、彼はカニの話と同時に、糞喰いという恐るべき男の話もした。
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彼の友人は、その糞喰いという男に穢され、呪いをかけられたという。
どのような輩かは知らないが、避けるに越したことはなさそうだ。
ならず者の怯える姿は……ただ事ではなかったのだから。
それからThorvaldは、王都に侵入できるであろう裏門を発見した。
そこには力ある守り手の姿と、これに挑もうとする者たちの姿があった。
Thorvaldは、守り手に挑もうとする者たちと、手を取りあうことを決めた。
挑戦者の一人はミリセント。そしてもう一人は、かつてラダーン祭へ共に参加したトラゴスである。
裏門を守っていたのは、竜のツリーガードなる騎士であった。
Thorvaldは先制の雷を投げ、戦端を開く。
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ミリセントにトラゴス。
彼らと連携を取り、Thorvaldは大剣の一撃をツリーガードに打ち込んでゆく。
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裏門の守護者の力は強大で、ニ度も攻撃されれば命が潰える膂力があった。
が、こちらには数の有利がある。
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そして戦いの末、竜のツリーガードは倒れた。
ランサクスと同じ赤い雷撃を扱う強敵であったが、手練れ三人と同時に戦うのは、流石に分が悪かったと見える。
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ミリセントたちと別れ、Thorvaldは開かれた道から王都の壁を望む。
狭間の地の旅を始めてから、果たしてどれだけの時が過ぎたのか。
いよいよ黄金樹の都である、王都ローデイルの地に踏み込む時が、やってきたのだ。