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エルデンリング古竜信仰RP #18
・前回
エルデンリング古竜信仰RP #17|えびやろう (note.com)
前回はレアルカリア魔術学院を攻略し、暗月の指輪入手まで進んだ。
今回は再びラニの足取りを追っていく!
プレイヤー・ネーム:Thorvald
素性:放浪騎士
・今回のプレイ記録
Thorvaldは、ラニの足跡を追うため、腐れ湖を再訪していた。
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見渡すかぎりが腐った湖は、とにかく駆け抜ける事で切り抜けた。
あれほどの濃密な腐敗には、火の祈祷の加護さえ殆ど無力だ。
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腐れ湖の先には、何かを祀る神殿が在った。
腐敗の眷属たちが祈りを捧げているのを見るに、ここは腐敗の神を信奉する場所であるのに違いない。
一つ世代前の腐敗の神は、流水の剣士なる輩に討たれ、封ぜられたというが、もしやすると、ここがその封印の地であるのだろうか……?
神殿の先には、幾つもの棺が置き捨てられていた。
歩を進めたThorvaldは、何故かその棺の中に、横たわりたくなった。
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棺は、どうやら魔術仕掛けの移動装置であったらしい。
周囲に先ほどまでの腐敗の景色はなく、足元には見慣れた色彩の水が流れている。
ラニもまた、この道を辿っていったのだろうか。
Thorvaldが歩を進めると、洞窟の先には、巨大な敵が待ち構えていた。
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暗黒の落し子、アステール。
人の頭の頭蓋を持ち、虫のごとき体幹を持つ謎の生物だ。
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アステールは、光線、瞬間移動、流星などを用い、激しい攻撃をこちらに加えてきた。
だが、攻撃が苛烈なわりに、アステールの動きは俊敏とは程遠い。
そして、巨大すぎる体躯を持つゆえに、Thorvaldの持つ一つの祈祷が、勝利の決め手となった。
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氷の雷槍。
ノクステラの地下で、ニ体目の竜人兵と戦った際に会得した祈祷だ。
Thorvaldは、写し身と共にこの祈祷をアステールに撃ち込み、さらには竜のハルバードの戦技を振るって、この巨大な敵を撃破した。
(氷の雷槍は平地なら強い。平地なら…)
アステールをくだし、地下より昇降装置に乗ると、その先は地上へと繋がっていた。
その地は空に近く、どこか幻想的な雰囲気を漂わせていた。
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トレントでこの不思議な土地の探索にかかると、Thorvaldは間もなく、朽ちた教会を発見した。
これはと思いトレントの足を向けさせると、Thorvaldは突如として竜に襲いかかられた。
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輝石竜アデューラ。
かつて、スリーシスターズでラニを前に立ちはだかったこの竜が、ここに来てさらなる試練を与えてきた。
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アデューラは、竜でありながら魔術を操った。
時には大量の輝石の破片を繰り出し、時には魔力作りの大剣でこちらを斬りつけてくる。
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ここでも強力な力となったのは、竜のハルバードであった。
古竜を相手取るためにと鍛えた武器だが、竜種そのものに対し、この武器は特別な力を発揮する。
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特別な獲物を携えてさえ、アデューラとの戦いは、長時間に渡る激闘となった。
だが、最後はハルバードの直撃が頭部に刺さり、アデューラは地に伏したのだった。
アデューラの護っていた教会は、マヌス・セリスという名の大教会であった。
あのアデューラが守護していた場所なのだ。
ここのどこかに、ラニへ繋がる痕跡があるはずだが……。
そう思い教会内を探索していると、Thorvaldは、教会の地下へ繋がる大穴を発見した。
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大穴の底は、光なき洞窟であった。
Thorvaldは注意深く歩を進め、そして、その先でラニが追っていた宿命の姿を見た。
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血溜まりの奥に、『死』を刻まれた二本指と、まるで抜け殻となったラニの姿があった。
これを見るに、ラニは見事、己を縛る運命を打ち破ったようだ。
ラニは、神人たる運命から逃れるべく肉体を棄て、それでもなお二本指に追われていた。
その戦いも、恐らくこれで終わったのだろう。
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Thorvaldは、朽ちたラニの人形の指に、暗月の指輪を嵌めた。
今や手遅れかもしれないが、ラニを求めてここへ来た理由は、こうして指輪を彼女へと渡すためだ。
最初は陰謀の夜の主犯として関わったラニであったが、今となっては、彼女には別の気持ちを感じていた。
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指輪を嵌めてしばしすると、ラニは幻影を解くかのように、普段の姿となって現れた。(生きているなら生きていると言ってくれ!)
ラニは、Thorvaldの事を、自身の王と認めてくれた。
そして、彼女はこれより夜の空に向かい、自身の律を求めるという。
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ラニは、Thorvaldに王の道を歩むよう伝えると、最後に再び相まみえる事を約束し、その姿を消したのだった。
……。
なんて別れた後、ラニとはすぐにまた話をする機会があった。
ラニの塔に舞い戻った際、小さなラニに妙な気配を感じたので取り出してみれば、案の定、彼女がそこにいたのだ。
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塔の中で、ラニは自身が敷く律について語った。
彼女は自身の思う夜の律を狭間に敷き、それより先は、この地より律を遠ざけたいという。
狭間の地には、間違いなく再び律が敷かれる。
だが、その律は誰にも感じられず、近づけず、触れられない。
そうするため、ラニは夜の律を敷いたあかつきには、律と共に狭間の地を棄てるのだと言った。そして、その時には、Thorvaldにも付いてきて欲しいと。
このラニの案に、Thorvaldは賛成することを決めた。
今や、狭間に黄金律に加護はない。
大いなる意思の声は届かず、律は壊れたままであり、黄金樹でさえ新たな王を拒絶している。
加護が失われたのであれば、狭間には黄金ではない、新たな律を敷くのがいい。
それを、誰の手にも届かぬものとすれば、破砕戦争のごとき争いも、起こらぬであろうから。
次回へつづく。
エルデンリング古竜信仰RP #19|えびやろう (note.com)