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悦楽のハイドロシトロエン

私は分譲マンションの管理系コンサルをしている。なので分譲マンション管理に関するよもやま話も書くが趣味の話も引き続き書いていきたい。前回、車を複数台所有する理由等を書いてみた。はっきり言って他人にはどうでもいい話なのだが、気になる車があるとついつい増やしてしまう癖がある。特に一般的に《良い車》というものより売れ残ってしょぼくれている様な車種が気になってしまう癖がある。

仕事に使う車なら信頼性が一番だが《趣味》の車なら、少々信頼性に欠ける激安車もありだと思っている。そこでタイトルにも書いた《悦楽のハイドロシトロエン》実はシトロエンC5ツアラーも持っている。この車は知る人ぞ知る最後のハイドロサスペンションのシトロエンなのである。中古の激安シトロエンを買うというのは恐らく車趣味人の中ではかなりの《上級者》だと思う。はっきり言って地雷の予感しかしない。ハイドロオイルが漏れたり、ミッションが壊れたりろくなイメージが無い。その昔シトロエンのBXという車を貰って乗っていた時期があり、乗り心地が実に素晴らしいのだが最後オートマが壊れてバックギアにしか入らなくなり幸いにも自宅から5キロ程度離れた場所だったので自宅までバックで帰還した苦い思い出がある。そんな苦い思い出のシトロエンなのだが、昨年またまた買ってしまった。

私は車でマウントを取る趣味は無いので自分が気に入れば世間的に奇異な車種でも気にせず手に入れる。恐らくハイドロのシトロエンは奇異な車種の最たるものだろう。でも乗ってみるとそのシートやサスペンションがもたらす乗り心地は本当に《悦楽》そのものなのである。日本人は車が壊れる事を必要以上に恐れすぎだと思う。壊れたら直せばよいのだ。直すだけの個性と良さと愛着があれば維持できるはず。と、書いてみたが実はこの2010式のシトロエンC5は壊れない。BMW製の1600ターボのエンジンが多少怪しい雰囲気があるが肝心のハイドロサスペンションは全く何事も起きそうな気がしない。ネットで調べると、どうもカヤバが油圧系配管のサプライヤーらしい。そりゃカヤバが油圧配管納めるのならフランス製の配管とは違って100万㎞でも壊れ無い物を納品するだろう。トランスミッションはアイシンらしい。これもアイシンなら間違いないだろう。大昔のZFや20年くらい前のフランス車の定番のAL4と違って何も起きないに決まっている。なので大昔のイメージとは程遠く結構トラブルフリーでシトロエン生活を楽しめているのだ。

今後も気になる車があれば、それがどこの国の生産であっても手に入れたいと考えている。14年落ちのハイドロのシトロエンで何も起きなければ、他の車でも大した事は起きないだろう。そう楽観的に考えている。

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