A、2-1-1 お釈迦様の悟り
菩提樹の下で
お釈迦様の生まれた時代のインドはアーリヤ民族に支配され厳しい身分制度がしかれていました。司祭のバラモンをトップに、王公武士のクシャトリア、農工商民族のヴァイシャ、隷民のシュードラです。お釈迦様は王子さまとして生まれたのでクシャトリアに属していました。
子供の頃から物思いに更けることの多い性格で、人々の苦しみについて考え込むことの多かったお釈迦様は29才の時出家されバラモンの僧侶や仙人について修行しました。しかし、それらは悟りに繋がるものではありませんでした。