ケツの青いジャンクフードツイッタラー─2024.9.8

・基本的にTwitter、特にそのオススメ欄を見るという行為は、それによって得られる情報のメリットを遥かに超過する感情のデメリットがある。

・流れてくるツイートの大半は、自分自身が同意できる内容、もしくは真逆に否定したくなる内容、その意見の方向性を問わず、特別に極端で目立つようなツイートだ。またある時は殆どの人が馬鹿げた物だと感じる陰謀論を主張するものや、起こった事件に関するツイート、そしてそれに対する正論を使った批難……より平たくいえばマジレス。そして人種に関する問題や男女論。

・とにかくこんな具合で、ツイートの内容そのものよりも、ふとツイートを見た人から"何かしらの反応を得る事"それ自体が目的のモノばかりだ。それが共感でも、反発でも良い。賞賛でも炎上でも全く構わない。ただ彼らは、"反応"そのモノを欲している。

・思わず何かしらの反応、反論をしたくなったツイートを見かけた時は、アカウント名をよく見てほしい。そのケツに青いバッジがくっ付いてはいないだろうか?その場合、きっとそのツイートに書かれている内容を本気で主張しているヤツはいない。ただ誰かから反応を得るためだけに、わざとらしい極端な味付けを施した、粗悪なジャンクフードのようなツイートをして、インプレッションでお金を稼いでいる。

・"インプレゾンビ"なる、話題になったツイートに乱雑にリプライを飛ばして稼ぐ行為が批判されて久しいが、僕個人からすると、上記のようなツイートをする連中はインプレゾンビなどよりも余程害悪だと思う。

・SNSとして、どちらか一方に偏ったツイートだけが流れてこない状況は健全であるとは言えるだろう。だが見る人にとって、ツイッターが健康的とは言い難い筈だ。フォローしている人間のツイートだけを見ているのが、一番良い使い方なのかもしれない。

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