無駄寝むる─2024.7.14

・4時間ぐらい昼寝をしてしたかった予定を全て潰してしまった。

・「喫茶店でパンケーキでもつつきながらゆっくりしますかね」とか、「もしくはミスド行っちゃおうかな?」とか、「とりあえずラーメンでも食べるか…」とかまあ、取り留めもなく色々考えていたが結局はどの選択肢も選ばれることは無かった。

・身体的な事を考えると、予定を実行するよりは明らかに眠ったほうが良いに決まっている。体力も回復して頭もスッキリするし、基本的に睡眠はデメリットよりもメリットが遥かに大きいのだから、眠ってしまった事を失敗とは言えないだろう。ただ、起きた時もう夜になりかけの夕方の時間帯の時の「この後なんもできね〜〜」という絶望感はある。結構落ち込む。

・せめて多少でも挽回するために、近くのスーパーにお買い物に行った。店の前の道路に車が一台駐車してあった。中規模なスーパーなので短めの時間で買い物が終わりがちなゆえ、きっちり駐車場に止めずに路上駐車する人が後を経たないらしい。店側も迷惑しているらしく、路上駐車をやめるように喚起する貼り紙があちこちに貼ってあった。

・しばらく商品を物色していると、ある親子の声が耳に入った。関西圏であれば母親の3人に1人はこう、という強気で声が大きい母と、歳の頃は6か7かという娘の2人だった。娘があれが欲しいこれが欲しい、と店内ではしゃぎ、母親がそれを叱りながら買い物を進める、という日本全国どこででも見かける光景があった。母親の口調は強いが、そこに愛情を感じて微笑ましい気持ちになった。

・どうやら娘は店の外にある自販機のジュースを楽しみにしていたらしい。だが自販機からは目当てのジュースがなくなっていたらしい。「これだったら幼稚園の自販機で買えばよかった」という娘に対し、「そうやな。ごめん」と謝る母親。強気で強い口調であっても、謝る時はちゃんと謝れる、なんと良い人、良い親なのだろうかと思った。こんなしっかりしたお母さんの元に育つ子は、きっと良い人になるだろうと思った。

・その後2人は、路上駐車している車に乗り込み、店を後にした。何してくれてんねん。

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