Extraverted Ethics

外向倫理はE(Emotion)で表記される,感情の倫理.
知的なレベルでは,E状態で感情的な興奮状態にあり,判断の客観的な厳密さを失い,主観的な好みや感情の乱流に突入する.非常に偏った評価をし,それは自分にとっての価値の表現に過ぎない.現実または想像上の対話者と対話しながら思考する.思考プロセスでスピーチの形式をとり,イントネーションが豊富で,テンポが速く,内容が長くなる.
社会的なレベルでは,E状態で感情的なエンゲージメントの役割を果たす.人々の気分に注意を払い,グループの標準的な感情レベルから逸脱した人に,積極的に影響を与える.状況に応じて,みんなを元気づけたり,鼓舞したり,ネガティブな感情を呼び起こしたり,不快に怒らせたり,興奮させる.グループの感情的なエンゲージメントの仕事を完了すると,外部とのコミュニケーション,つまり他のグループと繋がる.これは,資源探査と呼ばれる.
心理的なレベルでは,E状態で人を操作する強い欲求,または情熱をもつ.それは,溢れんばかりの喜びや,慰めようのない悲しみという形で表現されることがある.そして,相手を自分のことのように感じる.これは,共感の本質であり,実践的な心理学者に必要なこと.E状態は合理的,つまり意思によるモードであるが,制御することが非常に困難.
物理的なレベルでは,E状態の身体的兆候をはっきりと認識できる.大きく開いた燃えるような目,豊かな表情,迅速で表情豊かなジェスチャー,無秩序で衝動的な動き,顔色の変化(赤みまたは青白さ).E状態に没入する能力は,ステージ上でパフォーマンスしたり,聴衆の前で演説することに必要.俳優や演説者の感情的な表現は,聴衆に影響を与える主な手段.


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