Extraverted Sensing

外向感覚はF(Force)で表記される,フォースセンシング.
知的レベルでは,F状態で強さと弱さを知覚する.この状態での思考は,極めて具体的で,地に足がついていて,客観視されている.F思考は,物体を感じることや,重さを量ることに長けており,非言語的で,言葉を使わずに思考する.まるで,自分の体の声に耳を傾けているかのように.
社会的レベルでは,持続的なF状態にある人は,自分がグループの権力中枢であると感じる.グループの活動の過程で,スピードアップしたり,スローダウンしたり,方向を完全に変える必要があると感じた場合に介入する.ジェスチャーとして,腕の一回の動き,頭の回転,体位の変化でグループを制御する.しかし,通常は,先頭に立ち公式にグループを率いることを望んでいない.したがって,社会におけるF役割とは,非公式または影のリーダー.
心理的レベルでは,F状態で揺るぎない自信を感じる.どんな疑問,心配,反省も,この状態とは相容れない.何事も当事者意識.どんな犠牲を払ってでも勝つ.図太い神経と自制心.部隊の迅速な動員により,どんな時でも攻撃し,敵を撃退できる.
物理的なレベルでは,F状態で動きが多くなく,どれも間を置かずに一気にしっかりと動作する.両足を地面につけてしっかりと立つ静止のポーズ.視線は鋭く,熱く,重い.しっかりと接地されているにも関わらず,あたかも回転軸が体をすり抜けているかのようで,体はどの方向にも柔軟に回転し,前後左右の状況に迅速に反応する.

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