Extraverted Intuition

外向直観はI(Ideas)で表記される,可能性の直観.
知的レベルでは,I状態で潜在意識から情報を抽出する.潜在意識の情報の貯蔵庫の量は,外界と等しい.可能性の直観は最も知的な思考システム.I状態では,論理が無力である逆説的な問題に対する答えを,知性的に潜在意識の奥底から引き出す.I思考は技術的に,視覚的なイメージの操作.潜在意識から抽出された曖昧なイメージは,複雑な複合体に合成され,それが凝縮され,ある時点で閃光を放つ.I状態に没入した人は,目はフリーズし,瞳孔は拡張し,視線の焦点が合わなくなる.
社会的レベルでは,知的指導者,アイデアマンの役割を担う.I型は知的活動を増加させ,新しく複雑なタスクに努め,新しいアプローチの開発に全力を注いでいる.標準的なルーチンに苦労する.自分の提案を人々がどう思うかについてほとんど気にせず,純粋な発見で認知的好奇心を満たそうとする.
心理的レベルでは,I状態で自己陶酔と,強い集中力を伴う,外界との分離に似た感覚を経験する.これはダムが決壊したような状態.アイデア生成プロセスの初期は,痛みを伴う.白紙の状態から,必要なイメージが潜在意識から発生してくるように,ゆっくりとしたプロセスで,アイデアを育む必要がある.そして,突然,飛躍的に,知的な緊張が安堵と喜びに代わり,アイデアが生成される.
物理的レベルでは,I状態で非標準的な行動をとる.フリーズした焦点の合っていない視線,目の周りの緊張した筋肉,眉毛が眉間に移動し,額に垂直の折り目を形成する.体に静電気が走り,動きが止まる.フリーズ状態は続き,突如として静電気は感情の乱流に置き換わり,ひらめきに至る.I状態を促進する身体的感覚は,浮遊感,つまり水に浸っている感覚,または無重力状態.

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