古畑任三郎にまつわるつれづれ

 古畑任三郎の再放送が地上波でやってるという情報をTwitterで見まして。やっと録画として手元に置いておける!!と喜び勇んで番組表をみたら、我が地域では別のドラマの再放送をやっておりまして。そのドラマに恨みはありませんが……。ひとりでそっと涙を呑みました。
 とはいえ、TVerで観られるので助かります。沢口靖子さん回の舞台はキリスト教系の学校で、我が母校でもよく聞いたり歌ったりした賛美歌が流れていて懐かしく思いました。それにしても今見直すとあの学校、戒律が厳しすぎて仰天しましたけどね。ただ、それにしてはスカート短かったな……。いつの時代の何の宗派を根拠にあの校則(戒律?)なんだろう……厳しすぎて新約聖書より旧約聖書っぽい感じがしました、知らんけど。とりあえず成長期の女の子に三色マッシュポテトは酷ですよ!!!もっと食わせてやってくれ!!!それにしても沢口靖子さんが綺麗。あと極端に敬虔な信者はちょっと怖いね、と改めて中庸の大切さを感じてみたり。ミステリとしてはいわゆるワイダニット(動機を探る)なのが古畑任三郎としては新鮮な気がして面白かったです。ミステリを読むときも私の興味はだいたい動機だもんな……。
 個人的に好きなのは「今、蘇る死」です。チャンスに恵まれず、一度しか見ていませんが、強烈に印象に残っています。リアルタイムで観られたっていう思い出もありますが、「古畑任三郎」の構成をうまく使ったトリックでしびれたんですよー!!とはいえ当時は、『DEATH NOTE』の夜神月役の藤原竜也しかまともに知らず、石坂浩二に至っては「なんでも鑑定団」に出てくる優しそうなおじさんだとしか認識がなかったんです。だからびっくりしました。いろいろと。多分トリックとしての「見立て殺人」も多分この回でまともに見たのが初めてですね。(よく考えたらスリーピング・マーダーも含まれますかね……?)もちろん当時の私は金田一耕助は未履修だし、石坂浩二さんが金田一耕助を演じていたことも知らなかったしで、それどころじゃないくらいとにかく情報量の多い回で。今、改めて見直したら、当時の私は見落としていた色々にたくさん気付けることもあるんだろうなという期待もあり、TVerで観られることを心待ちにしています。一日千秋の思いで。ほんとにだいぶ先でしょうけど。そもそもそこまでやってくれるのか……。ほぼお祈り状態です。
いざとなったらTSUTAYAに走ったりしようかな……Prime Videoで観られたりしないかな……。
 とにかく初めてちゃんと通しで「古畑任三郎」をちゃんと観られるので嬉しくてたまりません。明菜ちゃんやマチャアキが犯人やってて、ほんとに豪華なドラマだったんだな!とか皆さんわっっかい!とかいろんな気持ちで観てます。うふふ。初見の夫に布教しながらふたりで観るのが最近の楽しみです。

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