佐々木莉佳子さんという太陽

「これ、なんてグループのなんて曲?」
「アンジュルムのREDLINE、最近出た新曲だよ」

…あれから約半年の月日が経った。
2024年6月19日
自分推しが出来て、参戦服を纏って
横浜アリーナに参戦している未来を、
誰が想像できただろうか…



連れてってください

2024年5月1日
私が、まだアンジュルムに沼る前の話である。

20時頃
彼女がセカセカとスマホをいじり始めた。

特に何ときいたわけではなかったが、
何を待っているかは何となく察しがついた。

再読み込みしては、「まだか…うぅぅ…」と呟き、
再読み込みしては、「まだか…うぅぅ…」と呟き、
……

「彼女にとって今日は大切な日だからな…」
心の中でそう思い、彼女が言葉を発する瞬間まで
声をかけないようにした。

15分もしていると、突然、彼女の手が止まった。
何かを確認し、フリーズしたかと思えば、
泣き崩れた。

さて、どっちだ…


「…莉佳子の卒コン、当たった。」


「おめでとう」より「安心した、よかったね」
祝福よりも安堵の気持ちの方が大きかった。

まだ付き合い始めたての、
一緒に住む前のことである。

莉佳子さんの卒業が発表された日の23時、
寝てた私に号泣して電話をかけてきた女であり、
そんな女が愛した女の、最後の花道である。
当たらなかったら、オタクの神様を一生恨む。


その当落5日後に、
今度は私がアンジュルムにドップリハマるわけであるが…。笑

想像以上に早く、深くハマっていく私をみて、
毎日がとても嬉しそうな彼女が唐突に、
「そういえば、卒業公演のチケットあるよ?」

友達と2連番で当たっていたようだった。
想定外に、そして想像以上にハマる私に、
譲りたくなったようだ。

「…仕事わからんから考えさせて。」
その場は、一旦保留にした。


次の日、出社して、速攻、午後休を申請した。
仕事は多忙だったが、無理やりねじ込んだ。
帰宅して、彼女に返事した。
「私を連れていってください。よろしくお願いします。」

※あと1枚は、私の知合いに譲りました。



当日を迎えるにあたって


参戦すると決めた日から、
それまで無関心でただ流れていくだけの情報が、
自分の中で留まり、蓄積するようになった。

今まで、彼女が何となく流してた
アンジュルムの曲だったり、
Youtube(ハロステ・OMAKE Channel)だったり、

受動的かつ無関心だった
「アンジュルム」に関する情報を、
能動的かつ積極的に収集するようになった。

聞ける範囲で楽曲(スマイレージ含む)は全部聞いたし、
Youtubeに上がってる動画は片っ端から見たし、
コールが入っている(りそうな)曲や、聞き取れない部分は
「この曲のコール教えてほしいです」
彼女にお願いして教えてもらったりした。

アンジュルムの楽曲動画
(MV・ライブ・ダンプラ)よくない…。
ダンスカッコいいわ、音ハメ決めまくりの、表情決まりまくりで、
5分もあれば見えるのに、
「あぁ…今のところいい…もう1回…!!」
見返して、同じところで食らって、また見返して…
15分以上かけて1曲分を見終える。

レコーディング動画もよくない。
音程・リズムは絶対外さないし、
「もう少しこうしてみようか!」に対して、
「あ、は~い」ってふわふわした感じで
返事したかとおもえば、バチッと即対応。
ダメ押しの表情管理。
レコーディング動画から表情管理するなよ…。
(特に川村文乃は本当によくない…)

今までで1番真剣に、
曲とアイドルに向き合った気がする。

自分のライブ中の楽しみ方や見方にも、(悪)影響が出始めた…


「コールと卒コンを1回勉強させて」

彼女の持ってる竹内朱莉さんの卒コンの円盤だして、
2人で酒吞みながら、22時から見始めるなどしたな…
(「人生すなわちパンタ・レイ」神曲だわ…)

卒業前ということで、
インタビュー記事や関連動画等も沢山出る。
目に入ったものは全部目を通す。

1級土木施工管理技士という資格試験の受験を7月7日に控えていたが、
そっちのけで来る6月19日の為の勉強をした。
(資格試験の勉強をしてください。)


当日

前日、仕事で岡山に行っていた。
そのため、岡山から参戦。(移動が大変でした…)

家に帰って、仕事の荷物を置いて、
参戦服に着替える。

生活感溢れる写真…

彼女が誕生日プレゼントにくれた
「松本Tシャツ」に着替える。


ライブの感想


※セトリや詳しいMCについては割愛させていただきます。
(他に詳細かつ正確にまとめてる方のを見ていただければと思います)
私が当日思ったことだったり、感じたことについて、書かせてもらいます。


まず、
こんなに人が入ってる横浜アリーナを初めてみた。

横アリは、
ももいろクローバーZのライブでよく行っていたが、
スタンド席の一番上(いわゆる「天空席」)や、
アリーナ席の一番上に出来た立見席まで出来ていて、人がこんなに埋まっている横浜アリーナは経験がなかった。
「横アリって、こんなに人が入るんだ…」

前回の初参戦時(5/6 立川)に、
「今日のコールは、いつもの声量なかった。」
と言われていた時ですら、
「アンジュのオタクはコールやべえな…」
と思ったので、
「今日はどんな声量のコールが聞こえるんだ…」
今日が卒コンであることを一旦忘れて、
心が躍った。

ライブは、本当に楽しかった。

「SECRET SECRETツアーとタイトル入っているけど、卒業ライブだから、セトリから、もっと大きく変えてくるかな…」
と思っていた。

曲の追加や若干の変更や、
曲によってはワンハーフになったりとの変更はあったが、ベースがツアーのセトリであった。


会場全体の熱量は半端なかった。

「佐々木莉佳子さんの最後の花道を飾ろう」
というメンバーの気合や覚悟が、
決して近いとは言えない席だが伝わってきた。

今後のアンジュルムを担っていく
若手軍団の面々からは、
決意や覚悟だったり、
成長した(させてもらった)
佐々木さんへの感謝を感じた。
「これからのアンジュルムは任せてください!!!」
「安心して、次のステージで輝いてください!!!」
本当に頼もしい後輩だな…


佐々木さんと多くの苦楽を共にしてきたであろうお姉さん達は、
「笑顔で送り出そう。最高の晴れ舞台にしよう。」というのを一番感じた。

佐々木さんのことを、
ヒマワリや太陽という言葉を用いて
「暖かい」と表現をすることが多いと思う。
そんな佐々木さんを体現するように、
「涙よりも笑顔で溢れる卒業ライブにしたい」
という雰囲気作りに徹しているように感じた。


佐々木さんは、終始圧倒された。
始まってすぐのダンストラックで鳥肌立った。
本編始まったら、
「出すぎた杭は打たれない」で、
(いつも通り?)煽る。
立川の時よりキレキレのダンスと、
圧倒的な歌唱力、
スタートから120%の彼女を自然と見てしまう…

寂しさ・名残惜しさはあるんだろうけど、
それを凌駕するほどに、
1番明るくて元気で楽しそう。
「この人、ほんとに今日卒業するんだよな??」

観客に息継ぎの暇を与えぬセトリと、
そこで暴れるアンジュルムのメンバー、
それを声で盛り上げるファンの熱量に、
着いていくのが精一杯だった。

今日が卒業ライブじゃなかったら、
楽しいだけで終われたライブ。

ライブの終演が近づくにつれて、
現実に引き戻される。
「あぁ、今日は卒業ライブだった。。。」


「正味1ヶ月の人間に泣く資格はない。」
と思っていたが、
川村さんの言葉だけは泣いてしまった。

川村
「佐々木さん、アイドルになってくれてありがとうございました。」

佐々木
「かむもでしょ~??」

地方出身でローカルアイドルをしていたこと
中高生の年齢の時に地元を離れて上京したこと

このやり取りの真意は、
もしかしたら全然違うかもしれないけど、
この短いやりとりには、
「地方出身の同じグループ所属のメンバー(先輩・後輩)」
という関係性を越えた、彼女達にしか分からないものがあるのかなと思った。

中高生の段階で、
「私は、アイドルになる!ハロプロで頑張る!」
と決めて地元を離れる事は、
相当な覚悟の必要なことだと思うし、
彼女らにしか分からない、
苦悩や葛藤があったと思う。
そんなことを思うと、涙が出てきた。

最後は「友よ」で終了。

長いようで短い卒業ライブ。
終演後、出入口付近に集まるファンの顔は、
笑顔な人が多かった。

佐々木さん、本当にあなたは暖かい人だ。

オタクの独り言

佐々木莉佳子という
アンジュルムの最初のメンバー、
スマイレージの最後のメンバーが卒業された。

私がアンジュルムに出会って、
「アンジュルムとしての佐々木莉佳子」を
追いかけることが出来たのは約1ヶ月だったが、
時に先陣きって道を切り開く切込隊長だったり、
パフォーマンスを支える柱だったり、
皆に笑顔を届ける太陽だったり、

アンジュルムになくてはならない
本当に偉大な存在だと思った。

そんな佐々木さんはもういない。

これから、どうなるか、どうなっていくかは
誰にも分からない。
誰かが佐々木さんの歌唱パートと、ダンスパートを引き継いでパフォーマンスする。

佐々木さん本人が、
「私のあとを引き継ぐなら(橋迫)鈴ちゃんだと思ってる。」といったり、
うわさのナルシーのYouTubeのコメントトップが
「平山お前はアンジュの柱になれ」
と書いてあったりした。

もしかしたら、
新メンバーが入ったりするかもしれない。

私の次の参戦予定は、ロッキンのステージ。
その時に見るアンジュルムが新体制1発目になる。
全く予想できない。

メンバーの卒業・加入が激しいグループだからこその変化だったり、守るべき自分たちの伝統的な強みだったりがあると思う。
守るべき強みは引き継いで、
どんどん進化・変化していくグループなのかな…

俺のアンジュルムオタクは始まったばかり。
もっと色んなライブに参戦して、
時には特典会で推しとお話させてもらって、
参戦服着て、白いペンライトを振って、
推しの名前を叫んでいきたい。

最後に、佐々木莉佳子さん
本当にお疲れ様でした。
次のステージでも、
光り輝いてることを祈ってます。

私にアンジュルムを出会わせてくれて、
ありがとうございました。


最後に…

事前物販で頼んだものが届いた。
タオルやら、生写真やら、色々届いた。

···あれ、なんでこれが??

🐝「これ、頼んだ??」
👧🏻「うん、莉佳子卒業して黄色は着ていけない」
🐝「他界しないのね。でも、この子か…」
👧🏻‎「アンタも、推しじゃないけど好きじゃん」
🐝「そだけどさ…」

さて、どうなるやら…


追伸.

後日インスタグラムのストーリーにて…

中山莉子さん(エビ中)のストーリーより

へ~
りったん(中山莉子さん)
ぽーちゃん(小林歌穂さん)
この2人も来てたのか…

…???
…あれ???

さっきの写真の拡大

!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?


松本わかなさんのブログより

貴方も来てたんですね…風見和香さん…

(本人より「高尾山登りに行った時に誘われた」とのこと)

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