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テミンの背中に翼が見えるの私だけじゃないよね?

TAEMIN SOLO CONCERT : METAMORPH in Japanに行ってきた。
今の私が持っている語彙で、あの美しくて神聖な時間をうまく表現できる気がしないので、それは諦める。2024年に武道館でテミンを観た。そこで感じたことを聞いてほしい。

年末に行われたソウルでのコンサートがスカパー!で放送されたのを録画して、参戦前に見ようか迷って見るのをやめた。初見で驚き慄きたいと思った。
SHINeeの東京ドームのMCで、逆さまになって登場するから頭に血が上って大変!みたいなことを本人が言っていたので、さ、逆さまになる!?と思っていたのだが、本当に逆さまだった。

1曲目の「The Rizzness」で大きな可動式のステージの真ん中に固定されて登場したテミンは、曲中に徐々にステージが回転して最後には180度、真っ逆さまの状態になって歌う。こんなの観たことない。
きちんと固定されていて安全なんだとわかっていてもどうしてもハラハラしてしまい、ステージが元通りになるまで固唾を呑んで見守ってしまった。

黒の衣装に黒のキャップをかぶっていても、テミンの輝きは隠しきれない。圧倒的な存在感であっという間に武道館をテミン色に染め上げてしまう。

最新アルバムを軸に、デビュー曲や日本発の曲、ダンスナンバーにバラードまで、こんなに全部詰め込んで壊れちゃわないか心配になるくらい盛りだくさんだった。
久しぶりの掛け声にも熱くなって、私は特に「WANT」と「Criminal」が好きなのだけど、周りのシャヲルと一丸となって叫ぶ「イテミン!」は最高だった。イテミン…何度でも口に出して言いたい日本語!(?)

初日は緊張していたらしく、衣装チェンジ(ジャケットを羽織る)を忘れてそのまま進行してしまい、途中のメントで反省してたのがかわいかった。
パフォーマンスに集中しすぎると忘れちゃうから…と色々申し訳なさそうにしていたのに
「でもだからこそ(衣装変えなかったから)特別な公演ですよね」とか言っちゃうテミンがとてもテミンだった。
そして、そうだね!と全肯定のわたしたち。
(次の日に見た本来の衣装がめちゃくちゃかっこよくて、これ忘れたの衣装さんがっかりしただろうなー笑)

コンサートが終盤に差し掛かり、衣装を着替えたテミンは、またあの180度回転ステージに今度は逆さまの状態で登場した。ま、またぁ!(ハラハラ)と思った瞬間に聴こえてきた「DOOR」のイントロに鳥肌がたった。

「DOOR」は初ソロコンサートの時に初披露された曲だ。
アルバムが発売前で誰もこの曲を知らなかったあの時、たぶん会場中が同じ気持ちを共有した。
観たことのない舞台装置で手脚をロープに繋がれて、ステージで舞い踊るテミンは囚われた天使みたいだった。ものすごく美しかった。

今回は真っ赤な衣装に赤のレースで目隠しをして、それだけでも美しいのに、「DOOR」を歌うテミンには妖しさも加わって美しさがカンストしていた。
7年前に天使だったテミンは、もっと神様に近い熾天使になったんだな、なんて思いながら、ペンライトを握りしめて棒立ちで見つめるのが精一杯だった。そして自然に涙が流れた。
人間、ほんとに美しいものを見た時って涙を流すしか出来ないんだ。

2017年7月1日、ソロデビュー後初めての武道館でのソロコンサート。
あの日のテミンは見ているこちらにも伝わるほど緊張していた。
東京ドームで5万人を前にパフォーマンスをした経験があっても、また別のプレッシャーがあったのだろう。
あの日、たった一人で舞台に上がる末っ子のテミンを応援するために、韓国から年上組のオニュとジョンヒョンが応援に駆けつけた。

ジョンヒョンは自分もツアーの最中だったと記憶している。わずかな合間を縫ってでもテミンの初舞台を見逃すわけにはいかない。だって、テムペン会長だから。
韓国の空港からテミンのライブグッズのノースリーブTシャツを身にまとい、腰のベルトに同じくライブグッズのロングタオルを引っ掛けて、どこからどう見てもテミンペン。それも結構強火(笑)
その様子がほぼリアルタイムでTwitterに流れてきて、シャヲルは狂喜乱舞した。

(ついでに言うと、会場ではオニュもノースリーブTシャツをお揃いで着ていて、滅多に露出しないオニュのノースリーブ姿に興奮しすぎて同行者に制止されたのもよい思い出)

公演中も2人でペンライトをブンブン振って、全力で応援していたのがとても微笑ましかった。

今回最後の曲は「Identity」だった。
私はこの曲が「WANT〜Outro」の時から大好きだ。
2ndコンサートはこの曲で始まったから、今回ラストに持ってきた意図はどういうことなんだろう。終わりだけど新たな始まり。そんなメッセージがあったのだろうか。

家に帰って「Identity」の歌詞を確認した。
正直にいうと、ずっと音だけで満足していて、歌詞を確認したことがなかった。
そして知った。歌詞を見ながらまた泣いた。

Base to Ace

この曲はテミンの作詞ではないけれど、これには意味があると思ってしまう。
テミンからの決意、この先を進んでいく僕をずっと見ていてってメッセージだったのかな。
わたしの欲目かもしれないけれど。

自他共に認めるテミンオタクで、シャヲルに対しても「自分は練習生の時からテミンのママで、みなさんがどんなに早くても、自分よりは3年遅いんです」なんてマウントとるくらい。
練習生時代、レッスンで遅くなったテミンをタクシーに乗せて、そのタクシーのナンバーをメモしてたエピソードが私は大好きだ。

今回の武道館もテムペン会長はきっと大満足だったと思う。

今はちょっと色々あって、この先を信じたいし信じているけど不安もある。
だけど、テミンがステージに立って、歌って踊って、「Identity」の歌詞のように「もっと熱く自分を燃やす」なら、その変わっていく姿を見届けたい。まだまだテミンは進化するんだろう。

でも、時々心配になる。
いつも、今まで以上を目指して努力する人だから。そういう人たちに囲まれてここまできた人だから。

私のちっぽけな祈りなんかなんのチカラもないけれど、テミンにはこの先ずっと、いつ何時も幸せでいてほしくて、神様がいるなら叶えてほしい。
そんな気持ちがコンサート中に何度も込み上げてきた。

美しいテミンに美しい未来だけが待っていることを願わずにはいられない。
イテミン!大好き!!
テミンが安心できるようにこの先もずっと伝えていきたい。
愛すべきウリマンネ、いつも幸せでありますように。

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