Y先輩

諸事情により(削除しただけ)前のアカウントが消えたので、このアカウントで日記(?)を書いていこうと思う。前のはなんか、自分の矮小さが出ていたというか、承認欲求が全面に出ちゃっててあんまり素の自分を出せていなかった気がするので、これからはガチのマジで日記的な、日記じゃないかもですけどなんか、備忘録的な使い方をしていきたい。多分これからどんどん色々な、大切なことを忘れていくし、自分も社会生物として無駄じゃないけど生きていく上で邪魔になっていく部分を削ぎ落とされて、シンプルな生き物になっていくと思うから。自分にも人間らしさがあったんだな〜って後から見返して思えるような場所にしたい。自己満足だけど。自分が一番大切だから。愛したいです、自分を。

3週間くらい就活的なことをしていて、スーツを着てハキハキ喋って、いやハキハキはしてなかったかもしれないけど、色々、生活とか自己とかの変化を求めて動いて、SNSもLINE以外消して生活していて一番辛かったのは、友達が少なすぎることだった。マジでほとんどいません、友達が。努力してこなかったから当たり前なんだけど、俺ってこんなに周りと関わってこなかったのかって、改めて感じた。前から俺って友達いないんだよな〜、みたいなことは書き込んだりしてたけど、それはなんか自分のキャラとして友達がいなくて友達を作る努力も引き止める努力もしてこなかった、そういう所謂陰キャラでそれもネットだとユーモア(?)というかキャラ付け、それもかなり効果的なものとして使えるから演じてるだけだと言い聞かせていたけど、リアルにちゃんと身を置いて一人の人間として歩いてると俺って本当に孤独なんだな、と思った。俺ってなんなんだろう、何を目指して息をしていて、何処を目指して歩いているんだろうって本当に本当に深く深くまで考えたつもりだけど、どこまで掘り進んでも何も出てなくて、生きてるだけなんだな、と思った。それと同時に、それでいいんだよな、とも本気で思えた。まあみんなそんなもんだよなとかそういうペタッとした結論じゃなくて、生きるために歩いてて、幸せはもうここにあるのでは?と思った。孤独ではあるけど別に言うほど悲しくもなくて、電車に揺られて目を閉じてるだけでもなんか、今僕は生活をしていますよ、大丈夫ですよ、何もおかしくないですよ、ってどこの誰かも知らない人に慰めてもらってる気がして、まあまあいい気分になれた。まあでもこれも一時の誤魔化しで、心にたまった澱が精神を少しづつ少しづつ歪めて涙がポロポロ、もうダメだもうダメだってなる時もあると思うけど、そういうのはもう慣れてるし、生きてたら辛いこととかあるよねくらいの気持ちで自分を上手く宥めることくらいはできると思うから、そう悪くないよな、人生もこの世界も言うほど、悪いとこじゃないよな、って思えるようになった。成長なのか退化なのか分からないけど、まあなんか上手いこと折り合いをつけて、生きていければなって感じです。優しさを胸に。

中学の先輩にY先輩って人がいて、入学してからその人が卒業するまでずっと好きだったんだけど、ちょっと目がつり上がっているところとか、部活も学年も違う俺にも会ったらめちゃくちゃいい笑顔で話しかけてくれるところとか、なんかもう全部好きで、部活が終わって家に帰ったらすぐBUMPの透明飛行船とRADの有心論とふたりごとを聴いて、先輩のことを考えてた。家が同じ方向だったからたまに一緒に帰れて、ごくごく稀に2人になれることもあった。マジで稀で2年間で多分10回もなかったけど、そういう日はなんか、嫌なことも全部良かったことに思えて、情けないけど今でもたまに思い出すくらいには、人生のトップ10に入るくらいには素敵なことだった。1回なんか先輩含めて10人くらいでちょっと遠い河川敷でサバゲー(?)っぽいことをしたことがあって、河川敷でなにをやったかは全然覚えてないんだけど、行きの道で並んで自転車で走ってた時に先輩が「○○君、ゴキブリって私たちが寝てる時、歯ブラシについた水を吸ってるんだよ!」って言ってきたことがあった。可愛い〜って、可愛いしか出てなくて、これって多分ずっと忘れないだろうなと思って、今も忘れてない。帰りにラーメン食べて、それで解散して、家に着いてまたさっきの3曲を聴いて夕飯食べて寝た。卒業式で泣いてて、もう会えないんだろうなと思うと悲しくて、でも涙は出なかった。良い思い出のままでいてくれて嬉しい。もう会えないだろうし会いたくもないけど、頭の中にはあの頃の先輩がいる。

これからもそういう思い出を作りたい。

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