大学の研究費不正使用の内部告発等に関わる謝罪

 私は、ある大学に在学している大学院生で、このnoteを介して私の指導教員の研究費の不正使用やコンプライアンス違反に関わる事案を内部告発しました。
 今回その謝罪として記事を投稿しました。多くの人が私の記事やtweetを見ていると思いますので、まずこれらに関わる事実が書かれていなければ、いったい何の謝罪なのかがわからず、私の謝罪を通して名誉毀損等をしてしまったかもしれない組織や個人の名誉を回復することができないと思うので簡潔に書きます。 


 内部告発の内容について

  • 事案1として、実習指導業務を労働契約を結ばずに業務に従事され、賃金未払いとなっていたために、それを別の研究費の架空業務で補填したこと。

  • 事案2として、私の修士課程の研究協力者に対して、当初クオカードの謝礼を渡す予定を変更し、研究協力期間が終了したのちに名目のまったく異なる科研費から架空業務で謝金を支払ったこと。

この事案2つについて私は告発し、大学は予備調査を行い、以下のことが判明しました。

  • 事案1については、実習指導に際して確かに労働契約が結ばれておらず、コンプライアンスに反している疑いがあること。

  • 事案2については、科研費から支出している業務内容・期間が実際の研究協力者の業務内容・期間と異なっており、コンプライアンスに反している疑いがあること。(※ただし、名目が異なるという私の主張は認められず、私の研究と科研費研究課題には学術的整合性があると判断されました)

 私はこの大学の判断を不服としnoteに内部告発として記事を投稿したのですが、その記事が名誉毀損等にあたる可能性があるとの指摘を受け、改めて私自身が書いた記事を読み直し、振り返り、謝罪を申し上げたいと思います。

規約違反であることを認識せず、事実と合わせて大学名、個人名、個人のプライバシーにかかわる情報を公開したこと

 noteの規約では記事内で個人名を挙げ、プライバシーの侵害等を行うことを禁止していました。私はこの規約を十分に理解せずに投稿をしてしまいました。投稿した記事の中では読者が公表された個人を批判することのないように繰り返し記事の中に注意喚起を記載しており、私にはまったく個人の名誉を毀損する意図は全くありませんでした。
 しかし、私がこの規約を理解したうえで投稿をしていれば、名誉毀損や侮辱と受け取られるような表現や実名公表をすることはなかったと思います。
 繰り返しになりますが、私が十分に規約を理解していなかったこと、そしてこの内部告発によって個人や組織の名誉が著しく毀損されることを想像できていなかったことは、私の至らなかった点だと反省しています。誠に申し訳ありませんでした。
 
もう一点としては、事実が不明であることや私の主観から述べている内容が記事の中にあり、それを揶揄や皮肉を含んだ表現で書いていたこと。私から見ての、指導教員との間の積もり積もった問題や今回の告発に関わる大学側の対応等、非常に苛立ちを感じていた感情そのままに言葉を書き連ねてしまったことは、多くの人に対して配慮に欠けていたと深く反省しており、お詫び申し上げます。
 対応といたしましては、note運営事務局から指摘を受けてすぐに、実名公表や告発書とともに提出した証拠の一部は削除しました。また、本日3月7日に大学から通達を受け、記事を非公開にし、この謝罪文を公表するに至っています。

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