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ハセガワ 1/48 中島 キ43 一式戦闘機 隼Ⅱ型 後期後型“OSCAR ” FRENCH AIR FORCE

 太平洋戦争敗戦後も1950年代初頭まで立派にアジアの空を飛んでいたハヤブサ。いろんな国の国籍マークを付けて。

 あちこちに残された機体の多くはアメリカ軍やイギリス軍に鹵獲・接収されてスクラップとなる運命でしたが、それでもかなりの数のハヤブサがアジア各国に残り戦後の新生アジアのために貢献(?)したそうです。 中には旧陸軍の飛行士や整備士込みで他国軍隊に”とらばーゆ”した例もあったらしいです。
 高校生の頃(もう45年ほど前になりますが)この話を知ってから「いつか作ってみよう」と心のどこかの引き出しにしまっていました。それが何年か前に偶然古い雑誌でカラー側面図を見つけ作ってみることに。
 2024年初完成の模型はこのトリコロール蛇の目マークを背負った”ハヤブサ”でした

終戦後鹵獲されて2〜3年ほったらかしにされた挙句にインドシナのフランス空軍に提供されたので、多分オリジナルの塗装は全剥離されシルバードープ仕上げだったとは思います。 でも敢えてベアメタル仕様としました。差し色としてパネルラインだけブルーのスミ入れ。腐食の白濁表現はエナメル塗料で。
タミヤのLP-72マイカシルバーを筆にて三度塗り。エナメルX-2+XF-57+X22の混色を 溶剤で薄〜めてぼかし筆でポンポンと塗布、 のち溶剤のみで再びポンポンと拭って調子をとる。アルクラッド板外皮の表面のアルミニウムが侵食して多少白濁した雰囲気がうまく出せたかなと自惚れしてニヤリ😁

 白状しますと実は昔からシルバー塗装が大の苦手。なので今までシルバー仕上げの塗装にはほとんど手をつけてきませんでした。
 それが「最近のメタリック系塗料の進歩は凄まじい」とのウワサ。今流行りの銀塗料の知識は皆無だったので各社・各種の塗料をいろいろ購入して試してみることに。……で、タミヤのLP-72マイカシルバーを筆にて三度塗り。
😳凄っ 脱帽です。筆ムラも目立たず輝度が高い👍

インドシナ紛争初期にフランス空軍に実戦配備されてました。
でもフランス人にはイマイチ乗りこなせなかったようでその多くが故障や事故で失われたそうです😭
フランス人(欧州人かな?)にはなかなか馴染めなかったようで多くは着陸時の事故だったそうです。と なんかの本に書いてありました。機体が 軽すぎたんですかね? それにいかにも体のサイズが合わなそう😆
パイロットのフィギュアはICM製。いかにも”ムシュ〜”っぽい顔つきでしょ😂
こんなに優雅で”中低高度運動性能”最強の良い機体なのにねぇ。
パネルラインとリベットラインを彫り込んだ後にコンパウンドでツルツルに(銀塗装時の必須工程)
私は飛行機模型の場合は成型色がグレーや白の時はほとんどサフ吹き(下地塗)はしません。
蛇の目(国籍マーク)や尾翼・コードレター等も筆にて手描きです。
エンジンなど完成後見えなくなる部分はディテールアップなしの完全キットのままの素組み派😆
プロペラ軸にはミニ四駆用のシャフトとベアリングを仕込みます。
軽く息を吹きかけただけで軽快に回転してくれます。 良きかな☺️

 太平洋戦争終結後も10年近くいろんなマークを付けられてアジアの空を元気に飛んでいたらしいハヤブサ君。中には元の日の丸を活かしたマークもあったりして面白いです。それにしても中島製日本陸軍機のラインってすごく色っぽいですね❣️
 最後にオマケ画像(ネットよりの拾い画像ですが)👇 どうぞ。

これがぜーんぶ”ハヤブサ君”

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