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久しぶりに読んでみた。その2
久々にル・カレの小説を読みました。今回の主人公はピーター・ギラム。ジョージ・スマイリーシリーズの始まりとなった「ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ」でもピーター・ギラムが主人公でしたし、この作品でもギラムが主人公なので、おそらく作者はスマイリーシリーズの締めくくりとしてこの作品を書いたのかなーと思います。
この作品でのギラムの恋人は「チューリップ」とカトリーヌ。セフレがダグマー。TTSSでの恋人はフルート奏者(名前忘れた)。スクールボーイ閣下での恋人はモリー・ミーキン。スマイリーと仲間たちではマリ=クレールという20歳以上下のフランス人女性と結婚しているという、アンと結婚し、なおかつ不倫されているというジョージ・スマイリーとめっちゃ対照的な女性遍歴を歩んでるキャラなんですが、TTSSの映画版ではベネディクト・カンバーバッチが演じてました。そりゃカンバーバッチ・ギラムだったら女の子みんな惚れるわ。
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ただ気になるのがスマイリーと仲間たちで出てたマリ=クレールとの間の子供がどーなったの?というとこです。あそこまでギラムにぞっこんだったマリ=クレールと一年で離婚するのもちょっと?ですし。まあル・カレの作品は相互での矛盾が結構多く、そこらへんはシャーロック・ホームズと似てるような気もします。
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