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【夏のホラー淫ク☆リレー】  去年・一昨年繋がれたバトン 5日目(ネタバレ注意)

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記事の概要についてはこちらをご覧ください。


・2021年 5日目 HG兄貴『鬼謀』

個人的にUDKアバターはどっちかというとこっち派

8月5日はUDK生誕祭です。
この番付はそれを受けてのことかと思われます。

投稿者はHG兄貴。
同名小説『青の炎』のBB劇場などの製作者で、リレー常連の方です。

この日は淫ク☆リレー企画において、リレーらしい試みを初めて行った回になっています。
事前に2021年の3日目の動画を視聴しておいた方がいいですね。

3日目 虎の子兄貴『夢見がちな彼女』

登場人物

登場人物は主に3人。
小説家で名を(CV,AZS姉貴)という妹を持つ、麻里奈(CV,UDK姉貴)。
そして、その友人(親戚かも?)のすず(CV,SZ姉貴)。
すずが麻里奈達の家に来てからの話になります。

彼女らの周りでは、物騒な事件が最近多発しています。


あらすじ

ドラフト回避されてそうなアナウンサー

宇月の近辺で連続殺人事件が起こっていました。

ある日、麻里奈はその事件の糸口になりそうな引っかかりを発見し、友人の刑事葛城蓮に連絡します。

部屋で見つけた書き置き

すずがこそこそとしているのを追うと、麻里奈は部屋であるメモを発見します。
そこに書かれている日付や身柄は、連続殺人事件の被害者と一致していました。

すずを疑う麻里奈

麻里奈は、メモのことや、すずが来た日から近辺で事件が立て続けに起こったこと、事件の犯行時刻にすずがいなかったこと、手の汚れなどからすずがこの事件の犯人ではないかという線を推理します。

そこで麻里奈は葛城にすずを尾行するよう頼みました。


尾行対象を見失う葛城

麻里奈の頼みに応じ、葛城はすずを尾行しますが、
見失い、後ろから襲われます。


一転攻勢

葛城の行方不明の報道を聞いて、すずが梓に問い詰めます。

見破られた梓

犯人は梓でした。
すずが来た日から事件の報道がされたのは、彼女が遺体の証拠を探し出したからでした。家の中を怪しそうにうろついていたのも、梓の犯行の証拠を嗅ぎまわっていたためでした。

梓は小説のリアリティのために殺人を働いたようです。

正体を暴かれた梓はすず達に切りかかり、すず達は逃げ切れずあえなく殺されてしまいました。


完全犯罪を題材とした小説を書き上げる梓

梓は経験を活かし、「普通の人が思いつかな計略」、人ならざる者の謀略を題材にした小説、『鬼謀』を書き上げました。


雑感

AZS姉貴が黒幕ってことを匂わせるファクターがなんとなく見てたらあんまり見られないんで種明かしされた時はちょっと驚きますよね。

作中出てくるメモは麻里奈の家のタンスから出てくるんですが、これを誰が使っとるか?って話なんすよね。
少なくとも、視点人物の麻里奈が書いたメモではない、梓かすずかって線になるんですが、短い動画時間ながら演出でミスリードされるんで、ぼーっと見てたらすずが犯人かのように見えるんですよね。

視点人物のトリックですね。作中UDKの視点で話が進むからたぶん意図的にAZSを疑うような記述がされてないんすよね。
あと、カメラマンが露骨にSZの悪い顔を撮ってる。
AZSをみの隠れにしてる。

やましいこともないのにそんな顔するな


小説家のAZSが犯人だったってことなんすけど、『外道の歌(園田の歌)』の園田といい、フィクションの小説家ってやっぱすぐ人殺すんすねぇ(偏見)

園田の歌はキャラクターがよくて面白いから読もう!(提案) 外人の女の人の死に方えげつない

補足


あと前述したリレーらしい試みについて。

各々動画投稿する時って、基本それぞれの時間軸作って物語進めるのが当たり前だと思うんですけど、リレー企画なら世界線を共有するってことができるんすよね。

例えばこ↑こ↓

投身自殺で劇団員でイニシャルがKなら、
これ言わずもがな3日目に出てきた栗府(くりーふ姉貴)ですよね。

あと、同作に出てくるラーメン屋の屋台がこっちにもで、出ますよ。

『鬼謀』のワンシーン
『夢見がちな彼女』のワンシーン

こういうのあるとちょっと得した気持ちになりますよね。

それから、世界線が共有されてるってことは、登場人物も同じ世界線で存在していることになりますね。

『鬼謀』の虐おじ
『夢見がちな彼女』の虐おじ

ということは栗府の父親、最終的にはAZSに殺されてるものの、栗府が家出した時、それどころか自殺した時普通に生きてることになりますよね。

このことから、栗府の境遇は、交際相手に強姦されたことなども含め、全て彼女の誇大妄想なのではないか?という線まで考慮しうるようになります。

オムニバス形式でそれぞれ話が独立していると思っていたら、後で繋がるっていうのは連作短編に見られる特徴ですね。
リレー企画は連作短編になるところがたまに出てきます。
お前いつからそんな…テクニシャンになったんだ…

『夢見がちな彼女』内では明言されずに完結するので答えがいくつか想定されましたが、こうして後に答え合わせがされるのは試みとして面白いですね。予想できない分面白い。


・2022年 5日目 Nahl兄貴『屋上の疼きさん』

SZJOは至高

去年の過労死枠、Nahl兄貴の2022年での初作です。
SZJOでしか得られない栄養が不足しているという人はこれを見て補給しましょう。

タイトルはやはりこれもUDK生誕祭であることとかけてますね。
疼き(うづき)

Nahl兄貴は『街☆』シリーズとキャラクリ部シリーズで有名ですね。
街☆シリーズもだいぶ長寿です。


登場人物

サムネから見てわかるようにSZJOカップリングです。
JOKER姉貴は二軍とか言われてますがこいつ今のところ0日目からの6日間のうち脇役時も含めるものの、1日目と3日目以外全部どこかしらに出てやがります。
下手すりゃ一軍の選手数名より出てます。

もう彼女一軍リーグに上げていいだろ最近はTDNとかより出てる回数多いんだしさ。

ちなみに今回の作中での名前の表記はそれぞれJOKERが上華、SZがです。


あらすじ

上華を誘う鈴

文化祭の準備を終えて、鈴は上華と下校します。
放課後、日も暮れてきます。

開かない扉

学校を出ようとするも玄関のドアが開きません。
二人は困っていると、

ロッカーに触れた上華の手がなぜか汚れていました。
というよりロッカーの方が汚れている様子です。

謎の液体?

玄関から出られないので出口はないか、二人は夜の学校を探索します。

すると、不意に謎の青い霧以上?液体以下?のようなものが噴出してきます。さっきのロッカーの青いペンキのようなものに似ています。

化け物HSK

青いドロドロからは気味の悪い怪物が湧き出てきました。
二人は怯えて逃げ出します。

謎の少女(YMNUDK)

逃げていると、廊下に謎の少女を見つけます。

方向を指し示す少女

先生の助けを呼ぶように話しかけると、少女はある方向を指し示し、
二人がそちらの方へ行ったのを見ると、GANTZみたいにその場から消えます。



必死で逃げて、入り込んだ教室にはやみん先生がいました。

どうやら学校全体が出入り不可能になっている様子
てか学校でタバコ吸うな

やみん先生も学校の謎の現象に巻き込まれて動き出せない状況でした。

だからタバコを吸うな

しかし、やみん先生のいる教室には怪奇現象が及んでいないようです。

条件が限定的すぎる都市伝説

この学校には屋上の疼きさんという、「8月10日に同性カップルが死ぬ」という都市伝説がありました。一連の怪奇現象はSZJOが原因である線が浮き彫りになります。

そして、この都市伝説には出所さんがありました。
この怪奇現象はその出所を元にするとよりその外郭が浮き彫りになっていきます。


――学校にはかつて、男女4人がいました。
その男女のうち一人の男子は一人の男子を愛し、一人の女子は一人の女子を愛しました。

しかし、いずれも片思いで、結果的に二人とも振られてしまいます。

ヤジュUD派の残党

振られた者同士で慰め合い、同性愛者の二人は結ばれました。

迫害されるヤジュUD

当時は同性愛への理解が進んでおらず、噂を立てられた彼らは厳しい視線を向けられました。

同性愛ゆえに社会から迫害された彼らの怨念の矛先は、同性愛そのものに向いたという訳です。


とのことです。(丸投げ)

そしてその都市伝説の成り立ちの経緯に、現象を解決する糸口がありました。

都市伝説の話に出てくる同性愛者の男はこの学校の校長だった時がありました。怨念をこの学校に植え付けるためと思われます。

学校に呪いをかけるための何かを校長室のどこかに隠したとやみん先生は踏みます。

やみん先生の言った通り、三人で行動していれば化け物は襲ってきませんでした。そして、難なく校長室にたどり着きます。

上華達は校長室である日記を見つけました。


さっきの謎の少女

彼らにはマリンという娘がいました。彼女は両親の過去の噂のことでイジメられていました。

屋上あんだけど

日記には呪いについてのことが具に書かれていました。



解決法を見つけ、彼女らは急ぎます。

青い化け物に捕まるやみん先生

と、束の間やみん先生が化け物に捕まってしまいます。

鈴に引く上華

化け物も襲ってきて、一巻の終わりかに思われましたが、すんでの所さんで化け物の手が切り落とされ、なんとか助かります。


上華達はマリンの後を追って、鈴がチェーンソーで化け物をなぎ倒しながら屋上にたどり着きますが、鈴はマリンに捕まります。

説得する上華

上華はマリンを説得しますが彼女は聞き入れません。
ここまでかと思われたその矢先、

間一髪のところでやみん先生の助太刀(文字通り)で助かります。

どうやら上華の説得が実はわずかながら効いていたようです。
よかったね。

そしてやみん先生はマリナに何もしてやれなかったことに同情を示しながら、彼女を祓い、成仏させます。


上華は目が覚めると保健室で横になっていました。

やみん先生は屋上でのことについて知らないように見えます。

あの出来事は夢だったのか、
それとも、やみん先生が夢だったということにしているのでしょうか。

彼女の狂気性の一端を垣間見た上華、彼女は鈴のその面まで受け入れ、愛することを決めました。


雑感

萌える会話、キャラクターの作り方がうまいですね。
コメント見ててもホモたちメロメロです。

ラストにかけてはだいぶ置いてけぼりにされた感じはありました。
正直んまあそう、よくわかんなかったです...。

これ、SZが猟奇的ってキャラが既に我々の中で周知されすぎてるってのがあると思うんですよね。SZに引いてるJOKERの反応に共感できない。
JOKERは引いてるけど我々からしちゃ普段通りじゃね?って感じですよね。

彼女の異常性を知って”しまった”、みたいな結びになってますけど、いまいちピンと来ない人多かったと思います。(自分だけかもしれん)
これキャラクターが共有されてる二次創作全体の悩みなんじゃないすかね。
前提知識が足かせになるっていう。

あと、鈴の正体がサイコキラーなのが現実ってんなら「あの出来事は夢だったのか?」と言ってぼやかしてはいるけど普通に現実ってことでいいんですかね?

ま、ま、ええわ。問い詰めすぎてもあかんよね。
淫ク☆なんて本来肩の力抜いて見るものだもの。

あと、淫夢でありながら、前述の通り萌え要素強いんでだいぶノンケの人向けな作風って感じですね。
だから結構初心者にオススメかもね。


次回予告

明日は6日目。

2021年はBC5508兄貴の『初めて妊娠したNYN姉貴』、
2022年はバナニー兄貴の『田舎の駐在と化したNKTIDKSG』です。

2021年の夏リレーの主役登場ですね。

原本は削除されています。悲しいなぁ・・・

それではまた明日。今日もリレーは廻る。


今年繋がれたバトン

5日目 BALENCIAGUY兄貴「雄膣様伝説

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