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#046:年々時間が過ぎるのを早く感じる理由

たくさんの投稿の中から見つけてくださって、ありがとうございます。
今日は「大人になるとどうも体感時間が早くなる気がするけど、それはどうしてなんだろう?」というお話です。

大人になるにつれ周囲の大人との会話の中で(社交辞令も含めて)「お正月なんてこないだだと思っていたのに」「あっという間に夏になっていそうですね」とか、いかに時間がびゅんびゅんと過ぎるかを冗談めかしながら会話した経験が誰しもあるのではないかと思います。
最初は本当に社交辞令的に相手の調子に合わせていただけのはずなのに、いつの間にか本気で「早過ぎる!」と実感・体感するようになりました。

なんと、これには「ジャネーの法則」という名前がついていたのでした。

簡単に言えば、生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢に反比例すると主張したものである。
例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、5歳の人間にとっては5分の1に相当する。よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、50歳の人間の10日が5歳の人間の1日に当たることになる。

Wikipedia

子供のことは新しい体験の目白押しで一日が長く感じられるけれど、私たち大人はともすると慣れたことばかりでその日や一週間を終えてしまうので、このためにあっという間に感じるのです。
週末が待ち遠しくて早く土日ならないかな、なんて以前は平気で思っていましたが、40歳を過ぎたあたりから週末を心待ちにながら平日の5日間をただ流すだけの生活にすることについては、ちょっと嫌な気持ちがするようになっています。
例え仕事に追われる平時だからと毎日を疎かにし、やりたいこと我慢するなんて勿体なさ過ぎます。
というか、平日を仕事だけで終わらせること自体にかなりの抵抗感があります。
一週間のうち平日は7割を占めているのですから。

かなり前になりますが、趣味の登山を始めたばかりのかなり前はちょっとした山ブームでした。
「山ガール」なんて言葉もありました。

その頃に読んだ女性の登山をテーマにした漫画の一場面で、若い作者が登山中に出会ったソロのシニア女性から「毎年夏山シーズンが楽しみだけど、その時期は本当に短くって」ということをしみじみ聞いた話がなぜだかずっと頭に残っています。
若い頃には「同じ夏がまたどうせ来年も来るし」と安易に考えていた気がします。
「今年がダメならまた来年にでも」が、とても軽かったのです。
でも今では、よく言われる「今が人生で一番若い」がとても響きます。
一年先は遠すぎます。
今やりたいことは今やらないと。

今や私の10日は5歳児の1日でしかないのかもしれません。
大人の余裕もいいですが、楽ばかり求めて惰性で時を送っている場合ではないです。

以上、雪山登山グッズの追加購入○万円を自分に許す言い訳がてら、つらつらと書いてみました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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